ソロキャン1年目33泊目(2020/3月)
 
■炎熱地獄からの脱出!
前日に泊まった「鍋の平キャンプ場」を早めに出発して、念願の「茶屋の原キャンプ場」に急行。
本日、阿蘇~久住の高原一帯は、年恒例の「野焼き」の日。
41-33茶屋の原キャンプ場787S

アチコチでやってるので、どこからともなく風に乗って、焼けた草の灰が降ってくるよ。
 
火山灰の次は、草の灰か・・。(; ̄∀ ̄)
 
道路脇の草も焼いており、燃え上がる炎が風に押されて炎のトンネルみたいになっていた。
ちょww 何このカースタント!?Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
 
これ、バイクの人、ヤバくね?
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 
なので、熱で塗装がやられないように、ズバッと走り抜けるべきだ。
・・そう思ってたのに、前の車が炎にビビったのか、
 
急に減速しやがった。
 
バカーー!何考えたんだ!早よ抜けろ!щ(゚Д゚;щ)
スピード上げるべき所で、ブレーキ踏むなアホー!
 
もうね、
電流鉄骨渡り中に、前の奴がうずくまって動かなくなったカイジくんと、同じ思いをした。
押したかった。(`ω´;)
 
もうね、超藤原竜也!
お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!
 
こんな体験型アトラクション要らない。
 
 
■朝風呂
炎熱地獄を突破して、キャンプ場に行く前に、まずは風呂に入りたい。
黒川温泉の「山みず木」に行った。

41-33茶屋の原キャンプ場788S
露天風呂のすぐ横を渓流が流れる抜群の景観なのだ。
 
が、そこはシャンプーや石鹸の使用禁止だった。
えー?(´Д`;)
いや、身体洗いたいんですけど!?
 
慌てて受付に戻り「洗い場あるところないの?」とキャンセル。
同敷地内に「山中の湯たゆたゆ」ってとこなら洗い場があるそうで、そっちに変更した。

41-33茶屋の原キャンプ場790S
同じ600円で、こっちの方が綺麗で、設備が整っていた。
勿論露天風呂もあります。
たゆたゆ、お勧めです。
 
さっぱりして、茶屋の原にチェックイン。
 


■サイト紹介(2020/3月時点の情報です)
サイト :フリーサイト、バンガロー
     乗入れ可(4WD車以外は乗入不可のサイトあり)
料  金:300円/ハンモック+600円/タープ+600円/名+600円/車+ごみ200円で、2300円だった。
     (詳細は公式サイト参照)
営  業:通年
利用時間:9:00でもチェックイン可能らしい
      11:00チェックアウト(もっと遅くても良い?)
予  約:
     http://www.five-es.co.jp/chayanohara/
トイレ :あり(トイレ用にトイレットペーパー貰えたw
水  道:炊事場あり
地  面:芝又は土、ペグの刺さり具合は場所による
ゴ  ミ:分別して捨てて帰れます
直  火:可(
今時珍しい直火が出来る数少ないキャンプ場である!
備  考:・場内はガードレールのない急傾斜の道が多いので、運行注意。
     ・薪購入可能
     ・ハンモック可能サイト多数あり、
     ・風呂やシャワーは無いが、車で3~5分に温泉あり
      黒川温泉や三愛ホテルの露天風呂がお薦め
 
41-33茶屋の原キャンプ場870S

林間、芝の広場、川辺等、表情豊かなキャンプ場だ。

41-33茶屋の原キャンプ場797S
本日はここをキャンプ地とする!(`・ω・´)



■設営

41-33茶屋の原キャンプ場792S
本日もハンモッ・・
ン゛キ゛モ゛チ゛イ゛イ゛ィ゛ィィィーー!
 
後で判明したが、この場所は偶然にも、ヒロシが泊まった場所だった。
ハンモック泊が好きなヤツは、好みが似てるんだな・・。
 
 

■野草を探してみた
ネットで、食べられる野草の情報を見てて思った。
野草食ってみたい! (*゚∀゚)
 
で、
本日のテーマは「 草を食う 」
 
今回は食べられる野草を探して、オカズにする事にした!
 
 
事前に調べて、食える草を頭に叩き込んできた。
ふふふ、草どもめ。今まで素通りしていたが、
今日から貴様らは我が獲物だ!
 
覚悟しやがれヒャッハー!ヽ(`∀´)ノ
 
 
設営後、直ぐに野草を探しに行ったのだが・・
無 い ん だ け ど !? (;゚ω゚;)
探せど探せど枯れ草ばかり!(;>ω<)
食える草ねぇよ!
 
ちょっとー茶屋の原!自然豊かなキャンプ場じゃなかったの!?聞いてないよー!
 
41-33茶屋の原キャンプ場799S

で、
川辺なら何か草が生えて・・・無ぁい!
森にも・・・無ぁい!
土手にも・・・無ぁい!
タラの芽なんか運良く見付か・・らない!
 
タンポポくらい咲いとけやゴラァ!щ(>Д<;щ)
 
すると運命の悪戯か、野焼きの炎がここにも!Σ(゚Д゚;)

41-33茶屋の原キャンプ場817S
おかずがぁー!
ワイのおかずが燃えるー!。・゚・(ノД`)・゚・。

 
絶望を感じながらも、諦めずに探す。
地面をナメるように見ながら、じわじわ歩くオッサンは、他人が見たら、さぞ怪しいことだろう。
 
ん?
あの草・・ カンゾウ(甘草)じゃん!

おおお!カンゾウが群生しておるぞ!
僥 倖 ! 圧 倒 的 僥 倖 !
これで天ぷらが食べれるよ!
 
41-33茶屋の原キャンプ場800S
 
ちっちゃいヨモギの子も見付けたので採取。
だが、他は手が出せない。(;`-ω-´)
 
小さくて食うところがないナズナっぽいヤツ
ギシギシっぽいけど、正体不明のヤツ。
正体不明の豆科っぽいヤツ
スミレっぽい正体不明のヤツ等々・・
 
とにかく、
見るもの全てが怪しい!w(ノ∀`)
 
さすがに何だかよく分からない物は食わない方がいい。
 

41-33茶屋の原キャンプ場818S
とにかくカンゾウは沢山あるのでOK牧場!
君 の カ ン ゾ ウ を 食 べ た い !


【料理】
■昼食
「キャンプde野草の天もりそば 略してキャンもりそば」
 
41-33茶屋の原キャンプ場809S
★★レシピ★★
●材料
蕎麦、めんつゆ、ワサビ、ネギ、小麦粉30g、片栗粉3g、水33ml、玉子半分、野草、青海苔
●作り方
①野草を採取して、よく洗って天ぷら出来るように整える
②油を熱する(油が飛ぶので、CB缶のカバー等は外しておく)
③小麦粉10、片栗粉1、水10、玉子半分の配合で混ぜる
41-33茶屋の原キャンプ場802S
 グルテンを生まないように、混ぜすぎない(少しダマがあって良い)
 直前に作る、冷やす
 
④天ぷら揚げる→キッチンペーパーに避難して油切り
⑤湯を沸かして蕎麦を茹でる
41-33茶屋の原キャンプ場808S
 志高湖キャンプの帰りに、道の駅で買った乾麺の蕎麦。これが細麺でウマかった!
 
⑥めんつゆを用意、ネギを刻む(繊細に仕上げる)
⑦蕎麦を冷水で締めて、水を切って皿に盛る
⑧軽く青海苔振り、天ぷらを添えて
 
 
41-33茶屋の原キャンプ場813S
 
野草の天ぷらウマーーイ!
片栗粉混ぜると、衣サクサクやね!(*>∀<)

41-33茶屋の原キャンプ場811S
カンゾウってクセがなくて、美味しい。塩でイケる。

41-33茶屋の原キャンプ場812S
ヨモギと、持参の小ネギも天ぷらにしてビールで流す
っ く あ ぁ ぁ ー !
染みてきやがる!犯罪的だ!
         (*>ω<)


そして蕎麦がものっそいウマかった!ヽ(*゚∀゚*)ノ
清らかな高原の冷水で締めた麺だ。
間 違 い な く 美 味 い 。
 
海苔の代わりに、青海苔を振ってみたが、これがまた香りが良くて美味い。
キャンプ場で蕎麦ってアリやな!(=゚ω゚)
 
 
衣が余ってたので、まだ天ぷら作れる。
じゃぁ、カ ン ゾ ウ お 代 わ り !
 
再度採取に行った。
野草食・・ハマりそうだ。
 
 
その後・・・
 
 
天ぷら食い過ぎたー!
   (;゚Д゚;)
 
衣と揚げ油が続く限り作って、ウマいウマい♪と調子に乗って食ってたら、
胃もたれがハンパねぇ!
 
重いよ!40過ぎると油ものがものっそい重い!(;>ω<)
 
 
テーブルに飛び散りまくった油と、垂れた衣を綺麗に拭き取って、やっとゆっくりできるわー。
天ぷらウマいけど、片付けが面倒ですぅ。(;´-ω-`)
 
■夕食
「ボルロク(ビーツ抜きなので、ボル"シチ"-1)withフィットチーネ」
2泊する時の定番煮込み料理と化した「ボルシチ」。
ビーツが無かったので、シチから1つ引いて「ボルロク」と命名。
味はどっちでもウマイから、ボルロクの方が作り易くてお奨めです。

41-33茶屋の原キャンプ場855S
★★レシピ★★
●材料
牛筋肉、冷凍牛肩肉切り落とし、牛脂、玉ねぎ、ニンニク、セロリ、ブロッコリー、ブイヨン、トマトソース(ミートソースで代用可)、白ワイン、バター、塩胡椒
●作り方
①下拵え
・前日から牛筋肉とニンニクをクツクツと煮込んでおく
・玉ねぎ、ニンニク、セロリ、ブロッコリーの芯を微塵切り
 玉ねぎは一部大きめのゴロゴロも残す
・キャベツ1/4千切りを多めに
 
②牛肉細切れ150〜200gをバターで炒める
③玉ねぎ半玉、ニンニク1欠片みじん切りを入れやわらかく炒める
④キャベツの千切り、セロリ、ブロッコリーの芯も投下して炒める
41-33茶屋の原キャンプ場823S
  甘草も入れちゃったw
⑤白ワイン、ブイヨン、牛筋スープを入れて、ブロッコリーと煮込む
⑥ブロッコリーを取り出して、トマト缶(トマトソース)を入れ更に煮込む
⑦塩、胡椒で味付け
 
「焼きフィットチーネオンザボルロク、ウィズブロッコリー」
●チーズフィットチーネと合せる場合
⑧フィットチーネを茹でる
⑨ニンニク、ベーコンを炒め、チーズを入れて溶かし、茹でたフィットチーネと和える
⑩上述の取り出したブロッコリーを添えて完成。

 
 
前日から牛筋肉とニンニクをクツクツと煮込んでいたので、そいつをベースにする。
このベーススープだけで美味いからね!ヽ(´ω`)ノ
出来上がりも当然美味い。
 
厚みのある肉の旨味とやわらかい野菜の旨味をトマトがまとめて渾然一体となった奥深い味です。
コクに溢れ、素直に染みてくる。
 
それをチーズ&ベーコンを絡ませたフィットチーネと一緒に、フォンデュ鍋で温めながら頂く。
ハフハフしながら食べれば身体が温まりますぅ。
志摩リンも食った(?)ボルロクの味。
プ ラ イ ス レ ス ! (* ̄ω ̄)
 
 
【キャンプ場での過ごし方】
■野草探しは前述の通り
 ハマると面白いですよ。
 
■ハンモックで寛いでみた

41-33茶屋の原キャンプ場869S
 ツマグロオオヨコバイさんが、遊びに来てくれました。
 
ハンモックに揺られていたら、隣にDODのレンコンテント張ってるご夫婦さんから、豚の味噌焼きを差し入れ頂いた。
ウマそう・・だが、現在ハンパない胃もたれに悩まされてる最中・・
後で食べることにした!
 
返礼に後述の「ボルロク」をご提供。
あと、「サイトを見せて欲しい」とのご要望に応えご案内した。
youtubeに動画をアップするらしい。あぶねぇ!天麩羅片付けた後で良かった!
「カッコいいサイトですね!」と褒めていただき誇らしげ。

 
で、ハイテンションな奥様から次々と質問が飛んで来たw
職業柄、訊かれた事には、答えるクセがついてる自分は、その全てに笑いも混ぜながら簡潔明瞭に答えた。
後で動画再生したら、思うんじゃないかと。
 
「何でこの人、インタビュー慣れしてるの?」
 
営業職は、あらゆるシーンにおいて、アドリブで的確な反応を要求される。
鍛えられた営業マンは、物怖じしないのだ。( ̄∀ ̄)


■焚き火してみた
41-33茶屋の原キャンプ場825S

茶屋の原は「薪は現地調達可能」と聞いていた。
探したら確かに発見。
薪、ゲットだぜ!ありがてぇーー!(*>∀<)

41-33茶屋の原キャンプ場831S

川のせせらぎと、パチパチ弾ける薪の音。
人の声がなく、実に良いフィールドだ。
 
天ぷら食い過ぎたせいで、全っっ然腹が減らない
なので、ずーっと炎を見ていた。

41-33茶屋の原キャンプ場842S

たまに「何やってんだ?」
と無為な時間を疑問視してしまうが、炎の揺らめきは古代から現代に至るまで人を魅了し続け、その感覚がDNAに焼き付いてるんだろうなと感心するばかり。
炎パイセン、マジパねぇッス!(*゚∀゚)=3
21時になって、やっと晩飯を食う気になって動き始める。
 
■暖房は火消し壺改「火鉢」(別途DIY記事で紹介)
41-33茶屋の原キャンプ場833S

これメチャメチャ使えますよ!
料理の保温、炙り焼調理、暖房、手足の温め、灰捨て、火消し、火の受け渡し、湯沸かし、消し炭保管・・これら全てがこれ一つ!
 
薪ストーブより小さく、薪ストーブより多機能!
煙も出ない!
但し、一酸化炭素排出量が多めで、発熱量は薪ストより弱い。 
 
 
■足湯してみた
気温は4℃、寒くないが、今日も足湯に入る。
これハマった。
もう足湯無しでは寝付けないw
 
 
■就寝
すぐ横を川が流れるので、ザァザァと水の音が聞こえる。

41-33茶屋の原キャンプ場794S
それがハンモックの揺れによって、音が遠くなったり近くなったり聞こえる。
ああ、自然の子守唄・・速攻落ちたw
 
が!
2時半に目が覚めた。
暑 い が な ! (;゚Д゚;)
 
「ハンモックって寒くないの?」
と、よく尋ねられるが、断熱保温がキチンと機能すると全然寒くない。
む し ろ 暑 く な っ た 。(;゚∀゚)
 
 
朝は野鳥よりも早起きで、5時半に目覚めた。
ウグイスが鳴き始めたね。
春だなぁ。


■朝食
「豚バラ肉炙り焼き、カップ麺とんこつ」
直火が出来るのに、夜は焚き火台使った。
でも、ちょっとは直火やっておきたい!(;>ω<)
そんな我儘にお応えして、隣の人が残した直火跡でやってみた。

41-33茶屋の原キャンプ場859S
そして着火したオガ炭で、朝から豚バラ肉を炙り焼き。

41-33茶屋の原キャンプ場864S
これ、もう何度もやってる定番メニューだ。
普段は晩飯用だけど・・
だが、それがいい!(`・ω・´)
何度食っても、朝食ってもウマイ!

鉄 板 で あ る !


あと、
荷物に入れていたカップ麺のパッケージが、何かによって突き破られていた。

41-33茶屋の原キャンプ場867S
もしや・・これはあの、メソ・・げふんげふん(;>ω<)
 
うーん、このままじゃ湿気でダメになる。
食うしかない。
本来は貝出汁で本格的なラーメン作る予定だったが、急遽カップ麺に変更。

41-33茶屋の原キャンプ場865S
だが、これもウマイ!ヽ(*゚∀゚)ノ
外で食うラーメンって、何でこんなにウマイのだ?
 
 
予報では雨が降るらしい。
丁度良い。
昨日の火山灰と野焼きの灰が付着したタープを、雨で洗い流してしまおう!
と、普段は嫌う雨撤収を奨励。

41-33茶屋の原キャンプ場863S
で、雨を待っていた。
 
ヘイヘイどうしたどうした?
パラっとしか降ってないよー?
ビビってんじゃねぇの?
 
雨雲ビビってるヘイヘイヘイ♪
雨雲ビビってるヘイヘイヘイ♪

 
等と空に向かって野次を飛ばしたが・・
降 ら ね ぇ ! щ(>Д<;щ)
 
自分の晴れ男スキルが恨めしかった。
結局帰ってから洗った。


【総評】
高地にあり冷涼で、野趣溢れ、直火可能なので中級者~上級者に好まれる、ソロ、グループ向きのキャンプ場
解放感ある広い芝生サイト、林間サイト、川沿いサイト、ペット同伴サイトなど、多様な景観が楽しめる。
薪が落ちてるのが嬉しい。