私のブログは、初級者~中級者向けの、
自覚があります!・ω・´)キリッ
でもでも、初心者向けの記事があってもいいんじゃね?
そう思い立って、下記の狙いで書いてみました。
初心者には、キャンプを始める為の基礎知識を。
初級者には、慣れて疎かになった基本に立ち返る機会を。
中級者には、初心を思い出し、油断しない為の復習と刺激を。
そんなのが提供できたら幸甚です。
その為、この【ゼロから始めるキャンプ塾】シリーズは、
マニアックな情報や特殊な事は書きません。(多分)
真面目に書きますので、ネタも少なめです。(自信ない)
★第10回:車中泊のススメ
「キャンプを始めてみようかな?」
って思ってるなら、まずテントの購入を考える事でしょう。
キャンプ=テント必須
こう考えるのは、一般的ですね。
加えて「野外で宿泊する」
というプレッシャーを感じます。
初めての場合は、ちょっと勇気がいる事です。
だから、「良い物を購入した方がいいのでは?」
と安心の為に、そう考えるのも自然な事。
そこで、アウトドア用品店やネットショップを見て、
必要な物を買ったら幾らになるのか試算する。
「え?マジ?こんなにすんの?(゚ω゚lll)」
計算したら青褪めた・・なんて事ありませんか?
財布と相談した結果、
「やっぱキャンプ無理っぽいわーないわー」
って・・
その考え方、ちょっと待った!
(`・ω・´)
テントを買う前に、出来る事がありますよ。
以下の提案を試してみる事をお薦めします。
◆提案
キャンプのハードルを上げるのが、ギアのお値段。
良いものは、お高いのです。
そこで提案です。
イキナリ高額投資はリスクが高いですよ?
テントやらシュラフやら色々購入して、
「よっしゃ!いざキャンプじゃい!」
と息巻いてやってみたら、
「これじゃない感」に陥ったら、目も当てられない。
ならば、
YOU!車中泊しちゃいなよ!
車がある事が前提の話で恐縮ですが、
車中泊はリスクを低く抑えられます。
ちょっと窮屈ですが、テントは不要。
すると、必要となるギアも減る。
更に設営・撤収も楽で、雨風に強く、安心安全。
野外泊のハードルやリスクがグンと下がる!
なのに、キャンプの醍醐味である焚き火も出来る
アウトドアをしっかり満喫できます!
寝る場所がテントか車かの違いだけ!
まずは、車中泊から始めるメリットを提示します。
キャンプの始め方と進展方法として、私が提案するのは
難易度ランクアップ方式
難易度の低い方から始めることで、無理なくキャンプを楽しめます。
まず以下のような順で難しくなることを理解しましょう。
【キャンプの難易度】
1.チュートリアル:家キャン
自宅でキャンプギアを使って過ごしてみる
家で出来ない事は、屋外でも出来ない
窓全開でシュラフで寝てみれば、感覚が掴める
キッチンでバーナーを使って調理してみる等も有効
庭にテント張って泊まるなら、ワンランク難易度アップ
2.ベリーイージー:デイキャンプ
泊まらないので、最低限のギアで済む。
BBQと同レベル
宿泊しないのでギアが少なく手軽。焚き火もできる。
屋外で過ごす事に慣れるのに適している。
3.イージー :車中泊
車という安全安心の宿、必要なギアも少ない
乗入れ可能なキャンプ場が適します。
テント(寝る場所)が車になっただけですね。
私は装備の整った今でも、たまに車中泊をします
4.ノーマル :オートサイト泊
車両横付けなので万一があっても安心
トイレや炊事場等が整った一般的キャンプ場
ギア一式が必要で、完全に屋外で一泊する
駐車場から徒歩1分くらいであればこの部類
5.セミハード :手運びサイト
駐車場や衛生設備から離れたサイト
ギアを選ぶ必要がある
写真は駐車場からサイトまでが遠い物見山総合公園
トイレまでが果てしなく遠い志高湖、沢水キャンプ場等もこの部類
6.ハード :準野営
トイレだけある的な、ギリギリキャンプ場
管理人や他の客がいる、一応人間の生活圏内
バックパック一つで行けるようにギアを厳選する必要がある
トイレだけあるが、場所によっては野営地のカワセミ公園
野生の水着ギャルが現れたw
ポーン太の森縄文サイトもこの部類
7.マニア :野営
あるのはフィールドだけ、山野河川海岸
トイレ・水道無し、人間より野生動物の生活圏内
ここは車横付けできるので、ライトな野営地
豊北峡や八木山渓流公園もほぼ野営地
8.エキスパート:サバイバル環境(不安全区域)
9.プロフェッショナル:極地・秘境(危険区域)
車中泊は、簡単で手軽で、リスクが低く抑えられる。
初心者にお勧めです。
テントを購入するという行為は、
いきなりノーマルモードに挑戦するようなもの。
BBQの火熾しもした事が無いような、アウトドア未経験者には、ノーマルモードは少しだけハードルが高いのです。
尚、セミハード~マニアは、中~上級者推奨です。
車中泊から始めるのは、理に適っているのです。
以下に車中泊の要点を列記しますね。
◆車中泊の利点
(1) テント等、宿泊用のギアが不要
圧倒的に必要なギアが少ないです。
テント :購入不要
タープ :屋外を楽しみたいなら購入。
遮光目的だけなら木陰に陣取れば不要。
ペグやガイロープはタープに付属してる
(付属が無い場合は購入が必要)
ポール :タープを購入するなら一緒に
シュラフ:自宅から毛布を持って来れば購入不要
マット :自宅から布団を持って来れば購入不要
車内の段差や傾斜を無くす工夫が必要
テーブル:車内で食べるなら購入不要
屋外を楽しみたいなら購入
チェア :購入推奨
ランタン:シガーソケット等から電源を取れるが
バッテリーが弱体化するので購入推奨
焚火台 :焚き火を楽しみたいなら購入
併せてトングや着火材・グローブ等も
バーナー:調理器具として購入推奨(ボンベも)
クッカー:自宅から持って来れば購入不要
カトラリー:自宅から持って来れば購入不要
クーラーボックス:購入推奨
小物類 :ライター、ナイフ、キッチンペーパー、
洗剤、タオル、皿、調味料等は家から
最低限必要なのは、チェア、テーブル、クーラー
コテージ泊と変わらない装備
ランタンはライトやキャンドルでも良い
加熱する必要がなければバーナーも不要。
焚き火ギアがあれば、ほぼキャンプ感味わえます。
(2) 準備・設営・撤収が楽
屋外居住空間用のギアが必要ない。
その為、設営・撤収が随分と楽です。
外に出すギアが少なければ、その分手軽。
チェックアウト9:00の瑞梅寺山の家では有効だった
また、ミニマムな装備で旅立てるので準備が楽
思い立ったらGO!が可能
(3) 無敵の耐候性
雨風に強く、暴風雨でもチャラへっちゃら。
雷では最強の避難場所
ギアを外に出さなければ、一切濡れずに済む。
ギアも濡れない・汚れないので、片付け簡単。
(4) ゲリラキャンプがし易い
※コンプライアンス上、推奨はしません。
車が停められるスペースがあれば一泊できる
それが車中泊の強み!
迷惑を掛けない、お目こぼし可能な範囲で、
もし声掛けや、注意されても、
「すんません、仮眠してました」
で済む範囲で、すぐに離脱可能な一泊。
山頂付近に誰も来ない広場のある華山
例えば誰も来ないダムの駐車場、辺鄙な公園、
山頂の開けた場所、湾岸の広場等
キャンプ場以外でも、こっそり一泊できる。
(5) テントより防音に優れる
気になって眠れない風の音、雨の音、
子供の泣き声、夫婦喧嘩、ドアの開閉音、
獣の鳴き声、パリピの騒ぎ声、等々
大部分をシャットアウト!
パリピの多い若杉楽園キャンプ場で有効?w
ご自身の盛大なイビキや歯ぎしりも
キャンプ場に響かせません!
(6) 防犯・防御性
頑強なロック機能。
虫も侵入できない密閉性。
(7) 気温
エンジン音が聞こえる範囲に人がいる場合は
駄目ですが、エアコンを効かせられます。
緊急時は熱中症、低体温症を防げます。
(8) 車の装備機能が使用可能
室内灯・オーディオ・TV等、電源がある幸せ。
しかし、バッテリーに注意しましょう。
◆車中泊の注意点
車中泊ならではの注意点があります。
1) 寝心地確認
後部座席を倒した時に、フラットになるか要確認
寝心地を大きく左右します。
また、寝てみて足が伸ばせるか、も重要。
シートとシートの間など、隙間が空くところに
何か渡したり、詰め物等して塞ぐのも大事。
眠れなければ意味が無い!
2) 窮屈
普通車ではどうしても天井が低い。
座るか、寝るかしか出来ないので、長時間いると
肩が凝ったり、腰が痛くなったりする事がある。
出来るだけ外で過ごして、寝る時だけ車内が好ましい。
3) バッテリーあがり
室内灯を着けっ放しで寝てしまって、翌日、
「こんな山の中でエンジンがかからない・・」
なんて事は恐怖でしかありません。
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
バッテリーを酷使すると弱まります。
火気を使用しないLEDランタンは持参推奨です。
可能な限り、車の電源は使わない方が良いです。
4) 意外に断熱性は無い
車の中は熱し易く冷め易いです。
屋内のように感じますが、紙装甲w
冬は社内にも氷が出来る事もあります。
装備は屋外で寝る準備が必要です。
車内で火気が使えないのが、車中泊の弱点。
テントなら使えるストーブやバーナーも、
車内では酸欠・火災・火傷のもと!
冬はキャンプ同様に、湯たんぽやカイロを準備
シュラフに包まって暖をとりましょう。
夏は窓を全開にして、メッシュ状の網を磁石で
ドアに貼り付けると、虫の侵入を防止できます。
4) 視線遮断
車の四方は窓ガラス。
外から丸見えですw
寝顔を見られたくない場合は、対策しましょう。
5) エンジン音とドアの開閉音
周辺に人がいる場合、自然の中に響くエンジン音は
異質で不快に聞こえます。
また、車中泊最大の弱点がドアの開閉音。
深夜にトイレに行く時、車中泊はどうしても
ドアを開閉する事になります。
あのバンバン音は、結構響きます。
騒音公害の元にならない様に、マナー注意です。
6) 車中泊禁止の場所
基本キャンプ場でやりましょう!
道の駅や高速道路のパーキングエリアも
本来は車中泊禁止です。
無論、日本のあらゆる土地は、所有者がいます
許可がない場所で、長時間滞在するのは
不法侵入行為です。
あまつさえ、そんな場所で焚き火したり、
ゴミを捨てて帰ったりしないようにしましょう。
禁止ではない場所でも、河川敷等は要注意。
上流ダムの放流等で突然水位が上昇する事も。
危険な場所も避けましょう。
7) 結露
人間は吐息や汗で、結構な水分を発しています。
冬は密閉して寝ると、翌朝窓が真っ白w
窓の内側に大量の水滴が付着しています。
拭き取らないと、運転出来ません。
8) 防汚に注意
車内は布製品が多いです。
飲食物をこぼさない、臭いを染みつけない
これ重要で、格別の注意が必要です!
屋外なら問題ない事も、車内では大惨事。
車内は凹凸が多く、平坦な場所が少ない。
狭いので、ちょっと動いたら何かが当たって
コーヒーがバシャッ・・OH!(ノД`)
傾斜がある場所なら、尚更に注意が必要
この様にメリットが多い車中泊。
車中泊でキャンプに慣れると、必要な物が見えてきます。
その後に、テント等の装備を購入すると、
無駄や思い違いが少なくなる筈です。
勿論、そのまま車中泊にハマっても良いです。
では、車中泊ならでは楽しみ方を最後に。
◆例えばこんな車中泊
①雨の日にフラッと、自然の中で過ごす
今日は雨だ。
家の中にいてもつまんない。
雨の景色や、雨の音を感じるのもいいね。
ちょっとどこかに行ってみるか。
②遠くの都市の有名店にラーメン食いに行く
鹿児島までラーメン食べに行きたいなぁ。
でも移動に時間も費用もかかる。
そうだ、前日に出発して、一般道を走って、
途中で一泊すれば、移動費を割安に抑えられる
ついでにキャンプしちゃえ!
③ソロキャンプに行きたいけど移動手段がない
いつも友人の車とテントでキャンプに行ってる。
でもソロもやってみたい。
だけど、車買う金はないしなぁ・・。
部屋にテントの置き場も無いし・・。
そうだ、レンタカーで車中泊してみよう!
④ガッツリ観光したいけど、ホテルが無い!
丸一日観光したいけど、近隣にホテルがない。
予約できるホテルは、高い部屋しか残ってない。
寝るだけだから、ベッドだけあればいいのに・・
よし、車中泊で安く上げちゃおう!
キャンプギアは車中泊を何倍にも魅力的する。
単に車で一晩過ごすってだけじゃない。
車中泊+キャンプ
車中泊がレジャーに昇華する!
車中泊から始めるキャンプ生活!
車でキャンプ行こう!
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