■始まりは唐突に・・
くじゅう連山のど真ん中「坊がツル」へ、
2泊3日の登山キャンプに行った私。
九州本土最高峰の中岳にも登頂を果たし、
昨日、家に帰って来た私だが・・
特に疲労感もないし、筋肉痛もない。
何故か元気だった。
(;゚∀゚;)
お盆の連休は残り3日ある。
じゃ、もう1つ山、登っちゃう?
(* ̄∀ ̄)
なんて事を思い付く・・。
兼ねてから狙っていた山があった。
九州自動車道を福岡市から北九州へ走ってると、
チラチラ目に入る頂上が禿げた山
標高900m「福知山(ふくちやま)」

※この写真の雲がかかってる山
登山から戻った2日後に、登ってみる事にした。
もう感覚が山の民w
元気だな、私・・。
っしゃ行くぞぉ!
(*>∀<)ノ
■登山計画
目標:標高900m「福知山(ふくちやま)」山頂制覇
始点:標高140m、白糸の滝登山口
【ルート】
白糸の滝→白糸の滝登山口→八丁越え→
福知山→上野越え→鷹取山→上野峡登山口
今回は少し難易度レベルを上げて、
ループ(周回)登山に挑戦してみます。
登山ルートの種類には、3つあります。
①山頂までの道を往復する「ピストン」
(゚Д゚;⇐===⇒;゚д゚)
②山頂に登った後、違う道で戻って来る「ループ」
ルー(゚∀゚)ー( ゚∀)ー( ゚)ー( )ー(゚ )ー(∀゚ )ー(゚∀゚)プ
③いくつかの山頂を稜線伝いに踏破する「縦走」
===========⇒ヽ(*゚∀゚)ノヒャッハー!
①「ピストン」
来た道を戻るので、道に迷う事が少ない。
安全面で有利だが、帰りの景色は代わり映えしない。
同じ登山口に戻るので、車で行く場合コレ。
②「ループ」
行きのルートと、違う道で戻って来るので、
全ルートが初めて通る道となる。
道を間違えたりするリスクが高まります。
その代わり、行きと帰りで違う景色が見られ、
ピストンより見応えのある登山となります。
同じ登山口に戻るので、車で行っても大丈夫。
③「縦走」
全てのルートが、行きと違う道となる。
稜線が続いていれば、幾つものピークを効率よく踏破できる
様々な景色が見れる、手応えのある登山となります。
但し、行きと違う登山口に出るので、車で行くと面倒。
今回は②のループ(周回ルート)で行きます。
見通しの悪い山の中は、方角が分からなくなる事もある。

その為、今回はマップを写真で撮ってから挑みました。
方位磁石もあった方が良いが、登山者が多くて、見晴らしの良い山なので、そこはスルーした。
高低差:760m
私の過去最大の高低差!(;゚ω゚;)
英彦山や久住中岳でさえ、500m
宝満山が600mだったので、更にキツい!(;゚∀゚)
だが、今の私に登れない山じゃない!
■今回のギア
いつものように頂上での山メシ重視。
頂上は木がないので、晴れていたら暑い。
と思って、タープも持っていく事にした。

【居住】
ソロタープ、グランドシート、ペグ、
銀マット、トレッキングポール、カラビナ
【調理器具】
バーナー、CB缶、箸、スプーン、
コッヘル中小、マグカップ
【飲食品】
保温ボトル(氷+水1L)、保冷バッグ(冷凍麦茶1)
水パック(水1.5L)、簡易ドリップ珈琲
行動食(ミックスナッツ、レーズン、ソーセージ)
◆ソース山めし食材
パックご飯、焼きそば粉ソース、
牛脂2、カルパス、天かす、青海苔、
ガリ、乾燥小松菜、マヨネーズ
◆微リッチなチキンラーメン食材
チキンラーメン、乾燥小松菜、ゴマ、キクラゲ
◆じゃがりこたらこバター食材
じゃがりこ、ふりかけ(あかり、かおり)
【衛生用品】
タオル、ゴミ袋、トイレットペーパー
ウェットティッシュ、虫除けスプレー
ファーストエイドキット、モリヤンマ君
【その他】
傘、登山版うんまるこ人形、
サコッシュ(スマホ、扇子、他)
計8kgで、軽い軽い♪
(山泊装備に比べると・・)
■登山
早朝に出撃。
7:00、白糸の滝駐車場に到着。

気温は25℃、朝はまだ涼しい。
8kgのザックを背負い、サコッシュを肩にかけ、
7:05、準備完了、いざ勝負だ福知山!
(`・ω・´)
その前に・・
7:13、取り敢えず白糸の滝に到着。

白糸の滝は一本筋の真っ直ぐ落ちる滝姿。
白い糸のようだから、その名前なのだろう。
本日は水量多め?
白糸というか、白綱の滝?(;゚∀゚;)
ただ、そこまでがなかなかに危険な急登路だった。

渓流の岩場なので、苔で滑り易い。
舐めてると滑落するぞアレ・・。(;゚ω゚)
一般人が歩く景勝地までの道で、アレはヤバい。
結果から言えば、
そこがこの登山でトップクラスの難所だった。
いきなりラスボスけしかけるの止めて欲しいのだけど?
で、滝の横にある石像の傍に登山口があった。

ここから取りつきます。
トレッキングポールを装備!(`・ω・´)
帽子を被り、頭から流れ落ちる汗を遮断。
忘れ物無し、安全ヨシッ!
7:15、っしゃ行くぞ!

「上野(あがの)登山口」から登るのが一般的っぽい。
だが断る!
で、
そこからほぼほぼ崖登りな急登路w
見上げるわー・・ないわー・・(;゚∀゚)

標高地図で確認済みだが、このルートは
ずっと急登のターン♡
いきなり急登から始まり、
最後まで急登が続く地獄の急登フルコース!
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

・・いいね!(;゚∀゚)
こ、攻略し甲斐があるではないか。(及び腰)
急登という事は、岩場があるはず!
自然のアスレチック岩場!
楽しいぞー!(; ̄ω ̄)
(無理矢理ポジティブシンキング)

7:30、ふう、随分登って来た。水を飲んで一息。
実は飲まず食わずで来てしまった事に気付き、早めに休憩。
行動食を食って、燃料補充。
危うくシャリバテするところだった。

トレッキングポールがあると、登山は全身運動となる。
無駄に余る上半身の力を、下半身の膂力に変換して、脚を残す。
脚が残っていると、バランスを崩し難くなり、安全に登れる。
トレッキングポールは、パワーコンバーター!
また、スタミナバランサーでもある。

7:50、虎尾桜方面への分岐

7:55、源平桜への分岐
夏に桜に用事はない!
華麗にスルー

8:00、おおつが林道?に出た。
ベンチがあるので、ここで休憩しよう!
と思ってたら、アブにエン カウント。
チィ!(; ̄皿 ̄)
水を少し飲んだだけで、追い立てられ、
あまり休憩出来ずに再び登頂再開(泣)
覚えてろー!ヽ(`Д´;)ノ

8:20、途中にベンチがあった。
先程アブのせいで取り逃した休憩をとる。
くはぁ!冷たい水がウメェ!
(*>∀<)
氷のせいで、保温ボトルに600mlしか入らなかった水は残り少ない。
ウォーターバッグから足して、冷やしておく。
気温は23℃
そよ風が気持ちいい♡ (*´∀`)
速乾ウェアのお陰で、身体が急速冷却されるのが良いですぅ!
急登の後の休憩って最高だな。
アブが寄ってきたが、虫除けスプレーで撃退。
8:33再度出発した!

8:40、再び林道に出た。
え?これ何林道なの?(;゚ω゚;)

この辺の急登ヤバい!
ロープがあるので、ナンボかマシ。
だが、泥の坂なので転倒して下さいと言わんばかりだ。
本日はループ山行なので、帰りにここは通らない。
だが、ピストンだったら、ここを下る事になるのか・・。
凄い嫌ですぅ!(;゚Д゚;)
また、夏の福知山の攻略難易度を上げているのが、
虻!アブ!ABU!
アブドゥルさん。
アイツ腹立つわー。(; ̄皿 ̄)
アブに追い立てられながらの登山。
すると、ペース配分のコントロールがし難い。
休憩中もお構い無く纏わりついて来るので、
気が休まらない!(;>ω<)
事前の情報収集で分かっていた事ではある。
そこで、虫除けスプレーとモリヤンマ君を装備した。

※「キャンプ&農園 玖珠の杜」で買ったモリヤンマ君
しかし、その程度では奴等の猛攻を防ぎ切れなかった。
パワー森林香が要りますね。

8:50、八丁越え
森が無くなって、低木や草地になった。
尾根に出たっぽい。
風が急に強く吹くようになり、涼しいことこの上ない♪
アブもやっといなくなって快適快適ぃ!ヽ(*゚∀゚)ノ
ここまで来れば頂上まであともう一息。
尾根に出たら、ビリー・ジョエルの『オネスティ』を歌ってしまう私は、案外ベタな性格してるらしい。
「尾~根スティ~♪さっちゃんロンリーワールド♪」
さっちゃんに謝れ!

ヤマホトトギスの花が目を楽しませてくれた。
トケイソウのような不思議な形の花です。

だが柄が毒々しいw(ノ∀`)
見る人が見ると、気持ち悪いかもしれない。
ウチの娘に写真を見せたら・・

「え?何この花、毒?」
違います。(; ̄ー ̄)
花を見た目で判断しない方がいい。

このサワギキョウは綺麗だけど毒花だからね。

9:25、ピークで休憩
ガスってるので、景色は360度、真っ白け。
たまに霧が晴れて下界が顔を出す程度。
だが、気温は23℃!
風が冷たくて気持ちいい!(*゚∀゚)
ちょいちょい山の民とすれ違う。
下りてる人が多いのよね。
山の民、朝早ぇぇ!
あとどれくらいで頂上なのだろうか?
地図によれば、あと少しのはずなんだけど・・
あ、霧が晴れた。(;゚∀゚)

アラ、神秘的♡(*´∀`)
って、アレ頂上やん!
あと少しですやん!
こんなとこで休憩してないで、進めば良かった。

9:42、八丁越えと上野越えの分岐を通過。
最後の登りを霧の中を登っていくと・・

小さな祠を過ぎて、

9:49、っしゃぁ!福知山頂上
登頂成功ですぅ!
ヽ(*゚∀゚*)ノ
晴れていたら、360度絶景の山頂なのだけれど、

白いわーないわー。(; ̄∀ ̄)
所要時間2時間30分
YAMAPによると、標準所要時間は2時間弱
結構時間オーバーしたな。
途中写真撮ったり、ちょいちょい休憩入れてたからなぁ。
でも、その標準タイム、厳しくね?(;゚∀゚;)
※原因判明
八丁越えルートは、本格的な山の民が好むハードコース
多くの初心者は、緩やかな上野越えルートを歩く
すると、八丁越えルートの平均タイムは、
山の民のバカっ早いタイムばかりに席捲され、
遅めのタイムが反映されないので、
偏った平均タイムとなっていた。
初心者には到底成し得ないタイムだったのだ。
■夏の福智山 対アブ戦の心得
事前の調査通り、アブがウゼェ!
(;`皿´)
アブは縄張りが無いので、獲物を追ってどこまでもついてくる。
執拗に追って来る粘着質なヤツなのだ。
実にうっとおしい!
しかも、アブの回避率が高く、こちらの攻撃が当たらない。
反撃は虚しく空を切るばかり。
つまり、撃退が困難。(;`-ω-´)
対抗策が無い為、逃げるしかないのだ。
アブにエンカウントしたら常に「逃げる」を選択。
「逃げる」
「しかし、回り込まれてしまった。」
チィっ!(; ̄皿 ̄)
「逃げる」
「しかし、回り込まれてしまった。」
イラッ(;`ω´)
ヤツの素早さが、私の素早さを上回る為引き離せない。
纏わり付かれたら防戦一方。
くっ、では「たたかう」
(ゆωゆ)の攻撃
ミス、ダメージを与えられない。
うがぁー!щ(゚Д゚;щ)
登りの途中にエンカウントすると、ウザさ倍増。
逃げようにも急登でキツいので、直ぐに追い付かれる。
無理してペースを上げるとバテる。
しんどい!(´Д`;)
そしてイライラを煽るのが、この山の
鬼のエンカウント率!
居なくなったと思ったら、また次のアブにエンカウント!
クソゲーだ!ヽ(`Д´;)ノ
やっと撒いたか・・
と安堵したら、次のアブにエンカウント。
この山は私の怒りゲージを下げる気がないらしい。
(;`ω´)
夏の福知山を熟知した山の民は、対アブ戦にキッチリ備えていた。
パワー森林香を装備してる山の民もいた。
対アブ空対空兵装「ハエタタキ」を装備している強者もいた。
やだ、あんなのあったら無敵じゃないですか!
あれはAランク山の民だな。
対して、私の武器は貧弱装備。(´Д`;)
攻撃手段が「タオルの鞭」か「手」しかない。
「トレッキングポール」なんて、いくら振り回しても当たる気がしない。
だが数回だけ、「手」攻撃がヒットした。
ヒットすれば、昏倒させられるので、追って来なくなる。
内1機は撃墜に成功、踏んづけてトドメを刺した。
しかし、殆どは逃げの一手。
撤退戦の厳しさを嫌と言う程味わった。
幸い私の装備は、防具が良かった。
肌が露出した部分は手と顔と首だけ。
防具が機能して、噛まれる事は無かった。
痒いのは嫌なので、防御力に極振りして正解だった!
更に、下山時は沢があった。
沢があると、アブに加えてブヨまでエンカウント。
奴らは群れで襲ってきた。
うっとおしいことこの上ない!
(`皿´;)
ブヨに気を取られると、足元が疎かになり、
転倒の大ダメージを食らう事になるので油断できない。
エンカウント率を下げる「聖水(虫除けスプレー)」を振りかけてるのにお構い無しだ。
私のレベルが低いからかな・・?
対アブ&ブヨ牽制兵装「モリヤンマくん」も装備。
しかし、効いてるのか、効いてないのか、
イマイチ効果が分からない。
多少牽制効果があると信じたい。
モリヤンマ君は、アブやブヨの視覚に入らないと、効果がない。
その為、背中に着装したモリヤンマ君を見せる為、
逃げる際はペースを上げて歩いたりした。
たまにモリヤンマ付近にとまる事もある。
モリヤンマ仕事しろし!
ヽ(`Д´;)ノ
とにかく、単純な登りと下りのキツさに加えて、
アブとの連戦バトルがこの山の難易度を底上げしていた。
■山頂にて
気付いたら、ここ2週間で軒並み高い山に登頂してた。
2週間前:英彦山三岳制覇

2日前:くじゅう連山、天狗ヶ城、中岳制覇

本日:福知山、鷹取山制覇
昨年は宝満山も登頂したしね。
山の民やん!Σ(゚Д゚lll)
単なるキャンパーだった私が、登山でしか行けない山の上のキャンプ場に泊まりたいが故に始めた登山。
いつの間にか、私も山の民の仲間入りを果たしていたようだった。
登頂したその時間は、まだ雲の中にいて、景色は白一色。

たまに晴れるが、すぐ隠れる。

天気予報では午後は晴れるっぽい。
うん、山飯食っていれば晴れ渡るだろう。
さあ、私の本領発揮。
山メシの時間だ!(`・ω・´)
■山メシ
この時の為に、重い荷物を担いで登って来た!
岩の上に陣取って、岩の隙間で調理をするよ!

岩を風防代わりにするのは、山メシの常套手段である。
(1)小松菜とキクラゲ入りチキンラーメン
私が作るからには、
単なるチキンラーメンでは生温い!
一工夫入れねば!(`・ω・´)

という事で、乾燥小松菜、乾燥キクラゲ、粒胡麻を投入

と一緒にチキラー放り込む。

ワンランク上のチキンラーメンとなった♡
山の上のチキンラーメンうめぇ!
(2)ソース山めし
「ソース焼きめしって、山メシ向きなんじゃね?」
と思ったので、作ってみた。
山メシポイント①
材料が常温保存可能な物ばかり!

【材料】
パックご飯、カルパス2本、牛脂2個、粉ソース1袋、
乾燥小松菜、天カス、青海苔、マヨネーズ、生姜(ガリ)
コッヘル、水100ml
【作り方】
①少量のお湯を沸かし、小松菜を戻す

②そのお湯にご飯を投下して、解き崩す
③牛脂と指で押し切ったカルパスを入れて混ぜる
④弱火で加熱しながら、水気を飛ばす
⑤粉ソース、生姜、天カスを入れて混ぜる
⑥マヨネーズと青海苔を振って食う
※コッヘルで作るので、焦げ付き易いです。
火加減を上手く調整する必要がある。
なので、ある程度調理スキルが必要な料理。
※牛脂を入れるのは、焦げ付き防止を兼ねる。
※天カスや小松菜等は、小袋に入れると嵩張らずに済みます。

完成です!
山メシポイント②
使用する水の量が少ない。
山メシポイント③
ご飯なので、食い応えがある。
十分なカロリー摂取量
山メシポイント④
当然激ウマですぅ!
山の上で熱々のソースものを食う至福!
レアリティがある。
風下にいる山の民に、香ばしい香りの飯テロを仕掛けてやりたまえw
ラーメンと焼きめしという、
セット品を山の上で食う幸せ!
私は山メシマイスター!(`・ω・´)
ちなみにじゃがりこ料理は、お腹一杯で食わなかった。
山メシ食ってたら、雲が晴れました!

キタキタキター!(*゚∀゚)=3
雲の中から、雲の上に出た感!

晴れた状態の山頂標識を撮っておくw

おお!マジで360度のパノラマ眺望!

小倉の街まで見えるじゃないですか!Σ(゚Д゚;)

絶景ですぅ♡ヽ(´∀`)ノ
後編につづく
※後編はこちらからどうぞですぅ!
「福智山と鷹取山のピーク制覇記念ヨシッ!岩の上の私は安全唱和を徹底する!福知山登山 ★後編」
くじゅう連山のど真ん中「坊がツル」へ、
2泊3日の登山キャンプ
九州本土最高峰の中岳にも登頂を果たし、
昨日、家に帰って来た私
特に疲労感もないし、筋肉痛もない。
何故か元気だった。
(;゚∀゚;)
お盆の連休は残り3日ある。
じゃ、もう1つ山、登っちゃう?
(* ̄∀ ̄)
なんて事を思い付く・・。
兼ねてから狙っていた山があった。
九州自動車道を福岡市から北九州へ走ってると、
チラチラ目に入る頂
標高900m「福知山(ふくちやま)」

※この写真の雲がかかってる山
登山から戻った2日後に、登ってみる事にした。
もう感覚が山の民w
元気だな、私・・。
っしゃ行くぞぉ!
(*>∀<)ノ
■登山計画
目標:標高900m「福知山(ふくちやま)」山頂制覇
始点:標高140m、白糸の滝登山口
【ルート】
白糸の滝→白糸の滝登山口→八丁越え→
福知山→上野越え→鷹取山
今回は少し難易度レベルを上げて、
ループ(周回)登山に挑
登山ルートの種類には、3つあります。
①山頂までの道を往復する「ピストン」
(゚Д゚;⇐===⇒;゚д゚)
②山頂に登った後、違う道で戻って来る「ループ」
ルー(゚∀゚)ー( ゚∀)ー( ゚)ー( )ー(゚ )ー(∀゚ )ー(゚∀゚)プ
③いくつかの山頂を稜線伝いに踏破する「縦走」
===========⇒ヽ(*゚∀゚)ノヒャッハー!
①「ピストン」
来た道を戻るので、道に迷う
安全面で有利だが、帰りの景色は代わり映えしない。
同じ登山口に戻るので、車で行く場合コレ。
②「ループ」
行きのルートと、違う道で戻って来るので、
全ルートが初めて通る道となる。
道を間違えたりするリスクが高まります。
その代わり、行きと帰りで違う景色が見られ、
ピストンより見応えのある登山となります。
同じ登山口に戻るので、車で行っても大丈夫。
③「縦走」
全てのルートが、行きと違う道となる。
稜線が続いていれば、幾つものピークを効率よく踏破できる
様々な景色が見れる、手応えのある登山となります。
但し、行きと違う登山口に出るので、車で行くと面倒。
今回は②のループ(周回ルート)で行きます。
見通しの悪い山の中は、方角が分からなくなる事もある。

その為、今回はマップを写真で撮ってから挑みました。
方位磁石もあった方が良いが、登山者が多くて、見晴らし
高低差:760m
私の過去最大の高低差!(;゚ω゚;)
英彦山や久住中岳でさえ、500m
宝満山が600mだったので、更にキツい!(;゚∀゚)
だが、今の私に登れない山じゃない!
■今回のギア
いつものように頂上での山メシ重視。
頂上は木がないので、晴れていたら暑い。
と思って、タープも持って

【居住】
ソロタープ、グランドシート、ペグ、
銀マット、トレッキングポール、カラビナ
【調理器具】
バーナー、CB缶、箸、スプーン、
コッヘル中小、マグカップ
【飲食品】
保温ボトル(氷+水1L)、保冷バッグ(冷凍麦茶1)
水パック(水1.5L)、簡易ドリップ珈琲
行動食(ミックスナッツ、レーズン、ソーセージ)
◆ソース山めし食材
パックご飯、焼きそば粉ソース、
牛脂2、カルパス、天かす、青海苔、
ガリ、乾燥小松菜、マヨネーズ
◆微リッチなチキンラーメン食材
チキンラーメン、乾燥小松菜、ゴマ、キクラゲ
◆じゃがりこたらこバター食材
じゃがりこ、ふりかけ(あかり、かおり)
【衛生用品】
タオル、ゴミ袋、トイレットペーパー
ウェットティッシュ、虫除けスプレー
ファーストエイドキット、モリヤンマ君
【その他】
傘、登山版うんまるこ人形、
サコッシュ(スマホ、扇子、他)
計8kgで、軽い軽い♪
(山泊装備に比べると・・)
■登山
早朝に出撃。
7:00、白糸の滝駐車場に到着。

気温は25℃、朝はまだ涼しい。
8kgのザックを背負い、サコッシュを肩にかけ、
7:05、準備完了、いざ勝負だ福知山!
(`・ω・´)
その前に・・
7:13、取り敢えず白糸の滝に到着。

白糸の滝は一本筋の真っ直ぐ落ちる滝姿。
白い糸のようだから、その名前なのだ
本日は水量多め?
白糸というか、白綱の滝?(;゚∀゚;)
ただ、そこまでがなかなかに危険な急登路だった。

渓流の岩場なので、苔で滑り易い。
舐めてると滑落するぞアレ・・。(;゚ω゚)
一般人が歩く景勝地までの道で、アレはヤバい。
結果から言えば、
そこがこの登山でトップクラスの難所だった。
いきなりラスボスけしかけるの止めて欲しいのだけど?
で、滝の横にある石像の傍に登山口があった。

ここから取りつきます。
トレッキングポールを装備!(`・ω・´)
帽子を被り、頭から流れ落ちる汗を遮断。
忘れ物無し、安全ヨシッ!
7:15、っしゃ行くぞ!

「上野(あがの)登山口」から登るのが一般的っぽい。
だが断る!
で、
そこからほぼほぼ崖登りな
見上げるわー・・ないわー・・(;゚∀゚)

標高地図で確認済みだが、このルートは
ずっと急登のターン♡
いきなり急登から始まり、
最後まで急登が続く地獄の急登フルコー
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

・・いいね!(;゚∀゚)
こ、攻略し甲斐があるではないか。(及び腰)
急登という事は、岩場があるはず!
自然のアスレチック岩場!
楽しいぞー!(; ̄ω ̄)
(無理矢理ポジティブシンキング)

7:30、ふう、随分登って来た。水を飲んで一息。
実は飲まず食わずで来てしまった事に気付き、早めに休憩。
行動食を食って、燃料補充。
危うくシャリバテするところだった。

トレッキングポールがあると、登山は全身運動となる。
無駄に余る上半身の力を、下半身の膂力に変換して、脚を残す。
トレッキングポールは、パワーコンバーター!
また、スタミナバランサーでもある。

7:50、虎尾桜方面への分岐

7:55、源平桜への分岐
夏に桜に用事はない!
華麗にスルー

8:00、おおつが林道?に出た。
ベンチがあるので、ここで休憩しよう!
と思ってたら、アブにエン
チィ!(; ̄皿 ̄)
水を少し飲んだだけで、追い立てられ、
あまり休憩出来ずに再び登
覚えてろー!ヽ(`Д´;)ノ

8:20、途中にベンチがあった。
先程アブのせいで取り逃した休憩をとる。
くはぁ!冷たい水がウメェ!
(*>∀<)
氷のせいで、保温ボトルに600mlしか入らなかった水は残り少ない。
ウォーターバッグ
気温は23℃
そよ風が気持ちいい♡ (*´∀`)
速乾ウェアのお陰で、身体が急速冷却されるのが良いですぅ
急登の後の休憩って最高だな。
アブが寄ってきたが、虫除けスプレーで撃退。
8:33再度出発した!

8:40、再び林道に出た。
え?これ何林道なの?(;゚ω゚;)

この辺の急登ヤバい!
ロープがあるので、ナンボかマシ。
だが、泥の坂なので転倒して下さ
本日はループ山行なので、帰りにここは通らない。
だが、ピストンだっ
凄い嫌ですぅ!(;゚Д゚;)
また、夏の福知山の攻略難易度を上げているのが、
虻!アブ!ABU!
アブドゥルさん。
アイツ腹立つわー。(; ̄皿 ̄)
アブに追い立てられながらの登山。
すると、ペース配分のコントロールがし難い
休憩中もお構い無く纏わりついて来るので、
気が休まらない!(;>ω<)
事前の情報収集で分かっていた事ではある。
そこで、虫除けスプレーとモリヤン

※「キャンプ&農園 玖珠の杜」で買ったモリヤンマ君
しかし、その程度では奴等の猛攻を防ぎ切れなかった。
パワー森林香が要りますね。

8:50、八丁越え
森が無くなって、低木や草地になった。
尾根に出たっぽい。
風が急に強く吹くようになり、涼しいことこの上ない♪
アブもやっといなくなって快適快適ぃ!ヽ(*゚∀゚)ノ
ここまで来れば頂上まであともう一息。
尾根に出たら、ビリー・ジョエルの『オネスティ』を歌ってしまう
「尾~根スティ~♪さっちゃんロンリーワールド♪」
さっちゃんに謝れ!

ヤマホトトギスの花が目を楽しませてくれた。
トケイソウのような不思議な形の花です。

だが柄が毒々しいw(ノ∀`)
見る人が見ると、気持ち悪いかもしれない。
ウチの娘に写真を見せたら・・

「え?何この花、毒?」
違います。(; ̄ー ̄)
花を見た目で判断しない方がいい。

このサワギキョウは綺麗だけど毒花だからね。

9:25、ピークで休憩
ガスってるので、景色は360度、真っ白け。
たまに霧が晴れて下界が顔を出す程度。
だが、気温は23℃!
風が冷たくて気持ちいい!(*゚∀゚)
ちょいちょい山の民とすれ違う。
下りてる人が多いのよね。
山の民、朝早ぇぇ!
あとどれくらいで頂上なのだろうか?
地図によれば、あと少しのはずなんだけど・・
あ、霧が晴れた。(;゚∀゚)

アラ、神秘的♡(*´∀`)
って、アレ頂上やん!
あと少しですやん!
こんなとこで休憩してないで、進めば良かった。

9:42、八丁越えと上野越えの分岐を通過。
最後の登りを霧の中を登っていくと・・

小さな祠を過ぎて、

9:49、っしゃぁ!福知山頂上
登頂成功ですぅ!
ヽ(*゚∀゚*)ノ
晴れていたら、360度絶景の山頂なのだけれど、

白いわーないわー。(; ̄∀ ̄)
所要時間2時間30分
YAMAPによると、標準所要時間は2時間弱
結構時間オ
途中写真撮ったり、ちょいちょい休憩入れてたからなぁ。
でも、その標準タイム、
※原因判明
八丁越えルートは、本格的な山の民が好むハードコース
多くの初心者は、緩やかな上野越えルートを歩く
すると、八丁越えルートの平均タイムは、
山の民のバカっ早いタイムばかりに席捲され、
遅めのタイムが反映されないので、
偏った平均タイムとなっていた。
初心者には到底成し得ないタイムだったのだ。
■夏の福智山 対アブ戦の心得
事前の調査通り、アブがウゼェ!
(;`皿´)
アブは縄張りが無いので、獲物を追ってどこまでもついてくる。
執拗に追って来る粘着質なヤツなのだ。
実にうっとおしい!
しかも、アブの回避率が高く、こちらの攻撃が当たらない。
反撃は虚しく空を切るばかり。
つまり、撃退が困難。(;`-ω-´)
対抗策が無い為、逃げるしかないのだ。
アブにエンカウントしたら常に「逃げる」を選択。
「逃げる」
「しかし、回り込まれてしまった。」
チィっ!(; ̄皿 ̄)
「逃げる」
「しかし、回り込まれてしまった。」
イラッ(;`ω´)
ヤツの素早さが、私の素早さを上回る為引き離せない。
纏わり付かれたら防戦一方。
くっ、では「たたかう」
(ゆωゆ)の攻撃
ミス、ダメージを与えられない。
うがぁー!щ(゚Д゚;щ)
登りの途中にエンカウントすると、ウザさ倍増。
逃げようにも急登でキツいので、直ぐに追い付かれる。
無理してペースを上げるとバテる。
しんどい!(´Д`;)
そしてイライラを煽るのが、この山の
鬼のエンカウント率!
居なくなったと思ったら、また次のアブにエンカウント!
クソゲーだ!ヽ(`Д´;)ノ
やっと撒いたか・・
と安堵したら、次のアブにエンカウント。
この山は私の怒りゲージを下げる気がないらしい。
(;`ω´)
夏の福知山を熟知した山の民は、対アブ戦にキッチリ備えていた。
パワー森林香を装備してる山の民もいた。
対アブ空対空兵装「ハエタタキ」を装備している強者もいた。
やだ、あんなのあったら無敵じゃないですか!
あれはAランク山の民だな。
対して、私の武器は貧弱装備。(´Д`;)
攻撃手段が「タオルの鞭」か「手」しかない。
「トレッキングポール」なんて、いくら振り回しても当たる気がしない。
だが数回だけ、「手」攻撃がヒットした。
ヒットすれば、昏倒させられるので、追って来なくなる。
内1機は撃墜に成功、踏んづけてトドメを刺した。
しかし、殆どは逃げの一手。
撤退戦の厳しさを嫌と言う程味わった。
幸い私の装備は、防具が良かった。
肌が露出した部分は手と顔と首だけ。
防具が機能して、噛まれる事は無かった。
痒いのは嫌なので、防御力に極振りして正解だった!
更に、下山時は沢があった。
沢があると、アブに加えてブヨまでエンカウント。
奴らは群れで襲ってきた。
うっとおしいことこの上ない!
(`皿´;)
ブヨに気を取られると、足元が疎かになり、
転倒の大ダメージを食
エンカウント率を下げる「聖水(虫除けスプレー)」を振りかけて
私のレベルが低いからかな・・?
対アブ&ブヨ牽制兵装「モリヤンマくん」も装備。
しかし、効いてるのか、効い
イマイチ効果が分からない。
多少牽制効果があると信じたい。
モリヤンマ君は、アブやブヨの視覚に入らないと、効果がない。
その為、背中に着装したモリヤンマ君を見せる為、
逃げる際はペー
たまにモリヤンマ付近にとまる事もある。
モリヤンマ仕事しろし!
ヽ(`Д´;)ノ
とにかく、単純な登りと下りのキツさに加えて、
アブとの連戦バト
■山頂にて
気付いたら、ここ2週間で軒並み高い山に登頂してた。
2週間前:英彦山三岳制覇

2日前:くじゅう連山、天狗ヶ城、中岳制覇

本日:福知山、鷹取山制覇
昨年は宝満山も登頂したしね。
山の民やん!Σ(゚Д゚lll)
単なるキャンパーだった私が、登山でしか行けない山の上のキャンプ場に泊まりたいが
いつの間にか、私も山の民の仲間入りを果たしていたようだった。
登頂したその時間は、まだ雲の中にいて、景色は白一色。

たまに晴れるが、すぐ隠れる。

天気予報では午後は晴れるっぽい。
うん、山飯食っていれば晴れ渡るだろう
さあ、私の本領発揮。
山メシの時間だ!(`・ω・´)
■山メシ
この時の為に、重い荷物を担いで登って来た!
岩の上に陣取って、岩の隙間で調理をするよ!

岩を風防代わりにするのは、山メシの常套手段である。
(1)小松菜とキクラゲ入りチキンラーメン
私が作るからには、
単なるチキンラーメンでは生温い!
一工夫入れねば!(`・ω・´)

という事で、乾燥小松菜、乾燥キクラゲ、粒胡麻を投入

と

ワンランク上のチキンラーメンとなった♡
山の上のチキンラーメンうめぇ!
(2)ソース山めし
「ソース焼きめしって、山メシ向きなんじゃね?」
と思ったので、作ってみた。
山メシポイント①
材料が常温保存可能な物ばかり!

【材料】
パックご飯、カルパス2本、牛脂2個、粉ソース1袋、
乾燥小松
コッヘル、水100ml
【作り方】
①少量のお湯を沸かし、小松菜を戻す

②そのお湯にご飯を投下して、解き崩す
③牛脂と指で押し切ったカルパスを入れて混ぜる
④弱火で加熱しながら、水気を飛ばす
⑤粉ソース、生姜、天カスを入れて混ぜる
⑥マヨネーズと青海苔を振って食う
※コッヘルで作るので、焦げ付き易いです。
火加減を上手く調整する必要がある。
なので、ある程度調理スキルが必
※牛脂を入れるのは、焦げ付き防止を兼ねる。
※天カスや小松菜等は、小袋に入れると嵩張らずに済みま

完成です!
山メシポイント②
使用する水の量が少ない。
山メシポイント③
ご飯なので、食い応えがある。
十分なカロリー摂取量
山メシポイント④
当然激ウマですぅ!
山の上で熱々のソースものを食う至福!
レ
風下にいる山の民に、香ばしい香りの飯テロを仕掛けてやりたまえ
ラーメンと焼きめしという、
セット品を山の上で食う幸せ!
私は山メシマイスター!(`・ω・´)
ちなみにじゃがりこ料理は、お腹一杯で食わなかった。
山メシ食ってたら、雲が晴れました!

キタキタキター!(*゚∀゚)=3

雲の中から、雲の上に出た感!

晴れた状態の山頂標識を撮っておくw

おお!マジで360度のパノラマ眺望!

小倉の街まで見えるじゃないですか!Σ(゚Д゚;)

絶景ですぅ♡ヽ(´∀`)ノ
後編につづく
※後編はこちらからどうぞですぅ!
「福智山と鷹取山のピーク制覇記念ヨシッ!岩の上の私は安全唱和を徹底する!福知山登山 ★後編」
コメント
コメント一覧 (2)
ま、知っていても登らないけどね。(^^;
それにしても、何かすっかり山の民になってる。(^^
(ゆωゆ)
が
しました
登山も面白いことに気付いた夏。
でも、私はやはり森の民。
キャンプ>登山 ですね。
だって登山は飲めないんだもの!
(ゆωゆ)
が
しました