キャンプ歴3年目30泊目内ソロ29泊目@坊がツルキャンプ場 通算4泊目
(2022/12月 通算188泊、内ソロ172泊目)
※この記事は、前・中・後編の三部構成の前編です。
 前編:大船山登山中の話題主体
 中編
登山中の話題キャンプ中の話題主体
 後編
下山中の話題主体
  
■この記事は、以下の記事の続きです。
坊がツルキャンプ場 通算3泊目 1日目前編
冬山ソロ登山キャンプに初挑戦!一体いつから雪道にアイゼンが必要だと錯覚していた?坊がツルキャンプ場 ★1日目前編

坊がツルキャンプ場
 通算3泊目 1日目中編
肉肉アリゴから始まる場末のサイトの極寒野営生活!凶悪過ぎる氷結結界に近付くな!坊がツルキャンプ場 ★1日目中編

坊がツルキャンプ場
 通算3泊目 1日目後編
山の民憩いの居酒屋(?)談話室の謎?断話結界に阻まれ私はまた会話できない!雪ダイブで〆る星空の夜*坊がツルキャンプ場 ★1日目後編

 
~ここまでのあらすじを三行で~
2022年キャンプ
登り納めに冬の坊がツル登山キャンプへ出発
談話室で一言も喋ることが出来ず失意の中雪に顔を埋めた
何かも凍る冷たいテントで夜を過ごした
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概ねその通りなのだが、説明に悪意がないか?
悲惨な1日を過ごしたみたいじゃん!
ちゃんと楽しんでるんだからね!(;>ω<)
  
あと写真!
それ、登山用にトレッキングポール1本抜いた後だから!
崩れたテントで過ごしたみたいに見えるからやめて!
         
(`Д´;)
 
■二日目行動開始
本日は
大船山に登ります。
目指すは凍結した御池!(`・ω・´)
 
荷物の多くは、テン場にデポ。
段原の避難小屋まで行って朝飯を食う。
っしゃ行くぞ大船山!
 
大船山(たいせんさん)登山
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あの雲を纏っている山へ向かいます。
恐らく、午後になれば雲が取れるはず。
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7:15、坊がツルの大船山登山口よりスタートです。
  
初めての大船山で、雪道。
その上、序盤の森は迷路みたいになってます。
迷いの森です。
つまり、エルフが人避け結界を張った森のダンジョンです。
 
・・分かりますか?分かりませんよね?
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ルートロスしないか心配してた。
だが、トレース(足跡)が残ってて全然迷わなかった。
先行の先輩諸兄のお陰です。
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ただ、先輩諸兄も道を間違ってる事もあったw
そんな時は、写真のようなテープを頼りに進む。
お陰で、一度も間違えずに登れた。
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バンク氏―画伯がいらっしゃるようです。
雪の壁に意味深な絵を残して去ってます。
何かのメッセージなのでしょうか?
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雪面に描かれた世代を感じさせる絵画達。
ハットリくんなんて、今の若い人は知らない。
あの日見た藤子不二雄の名を僕達はまだ知らない。
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雪ダイブをなされた跡。
はしゃがれてますw
皆様、雪を楽しんでらっしゃいます。( ̄∀ ̄)
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では、私も興が乗ったので一筆。
うさぎ年を迎えるにあたって、DODのドッペルウサギさん
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年賀状に沢山描いたので、もう見なくても描けますw
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登りはアイゼン無しでも行けるんじゃね?
と登り始めたが、全然イケました。
 
踏み固められ、歩き易い舗装雪道となっていた。
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雪が溶けないので、常にフカフカです。
トレッキングポールとフラットフィッティング歩行だけでOK
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8:00、立中山分岐。順調です。
 
少し登ると暑くなる。(´Д`;)
寒々しい写真とは対照的に、暑い!
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ネックウォーマーやグローブを外す。
上着の前を開放したりで体温
調整。
レイヤリングは必須ですね。
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所々に開けた場所があった。
おお~絶景だ!(*゚∀゚)
1700m級の山は山頂辺りだけ、雲がある。
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みまたんも山頂は雲かぶってますね。
右下に見えるのが、我が宿のある坊がツル
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8:22、随分登って来たぞ。
この辺に来ると、木の枝に霧氷が付き始めた。
植生も変わった。多分1500mを越えたっぽい。
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むふ♡
冬山らしい景色と登山道になった。
いいねいいね!こういうのを待ってた!
    ヽ(*゚∀゚)ノ
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風が強くなり、低木に植生が変わった。
尾根に近付いてる証拠だ。

私の脳内でまたオネスティが流れ始めた。
お姉ぇ歩きにはなりません。
 
ちなみに、この辺で「ココヘリ」を拾った。
ココヘリとは、識別番号を持った電波発信機
もしもの遭難時に、捜索が早くなります。
 
すれ違う人に「コレ落し物ですが、違いますか?」
と尋ねるが、該当者皆無。
 
男「落し物って何?」
ゆ「これです」
男「ココヘリやね。」
 へぇ、これがココヘリなのか。
男「でも、ココヘリ落としたらダメだろw
確かにw(; ̄∀ ̄)
 
ココヘリが遭難しちゃう事もあるんだw
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霧氷です。
過冷却された濃霧が、枝にぶつかって付着して育ちます。
これはまだお子様の霧氷。
育つと海老の尻尾みたいになる。
  
周囲はガスってるのでガンガン登る。
写真撮ったり、遊びながら登ってたら・・
あれ?もう尾根に着いた?(;゚∀゚)

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8:55、段原(だんばる)分岐までやって来た。
ここまで来れば、もう山頂も近い。
 
避難小屋が近くにあるので、足早に向かう。
腹が減った!(;>ω<)
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大船山の避難小屋です。誰も居ませんでした。
風を防げるので、調理するに便利。
利用させて頂きます。
 
朝食
「味噌汁ごはん」
★★レシピ★★
●材料
パックご飯、味噌汁の素、乾燥野菜
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●作り方
①お湯を沸かしてご飯を入れる
②乾燥野菜と味噌汁の素を入れて煮る
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温ったまるぅ♡
身体の中から温まる食べ物は有難い。
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CB缶はドロップダウンする気温です。
カイロを当てがってやれば元気よく燃焼します。
 
パックご飯は多少の嵩と重みがあるが、実に手軽。
ソロキャンプでは、本当に重宝する食材です。
 
厳寒時の冷たい水で米を研
がずに済み、
使用水量が抑えられる。

何より凍らないのが良い!
   (凍っても問題ない)
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洗い物は雪を溶かして、お湯にして流す。
で、すぐに拭き取る!

少しでも放置すると、速攻で凍るから、油断も隙もない。
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窓の外は寒々しい氷の世界。
窓枠が一枚の絵画のように見せます。
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そこに乗ってこっち見んな~w
 
ラスト、お湯を呑んで温まる。
お湯をバカにしてはいけない。
くじゅう連山の雪解け水のお湯は美味しいぞ!
 
 
多分午前中はガス(雲)が抜けないだろう。

避難小屋に暫く滞在して、ガスが抜けるのを待つ。
10:00まで待って出発した。
 
■正解不正解
ここで軽アイゼンを履いた。
これが大正解!
最後の深い雪の斜面と岩場登りは、アイゼン無し
だとキツかった。
 
あと、グローブが手汗で湿ってたのだろう。
避難小屋で放置してたら、中が凍ってた。
 
手にハメた瞬間・・
冷たっ!Σ(゚Д゚lll)
 
グローブの癖に、指先を急速冷凍してきやがる!
何この嫌がらせ!?

   (;゚ω゚;)
グローブって手を冷気から保護する物ですよね?

まさかの逆転の発想!
そんなの要らない!
 
あーもー何なのこのグローブ鬼冷たい!
 
どこまでも~限り無く~♪
指冷やす雪と手袋の氷♪
少しでも~溶かしたくて~♪
温めたくて~乾かして欲しくて♪
凍えるよ~マジ手汗も~♪
かけないまま~カイロを探してる♪
いつだって~グローブを使うときには♪
乾いたままの方がいい♪

そんなglobe要らない!
 
体温で温めたら、やっと使えるようになった。
グローブ外したら、肌身離さず保温してないとアカンと知った。
知りたくなかった。(´Д`;)
  
大船山
避難小屋から先は、本格的な雪山となった。
尾根は雪が深く、風も強い。
寒っ!
やっと冬山らしい寒さを感じられて、無駄にテンションアガった
 
気温ー6℃ 
霧氷がドンドン大きくなる♪
「海老の尻尾」と謂われるのがよく分かる。
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慌ててネックウォーマーを再装着。
すると、段違いに暖かい!
全然寒くなくなった。
偉大だなネックウォーマー!
 
あと、氷点下だと靴濡れないんだね。
       (;゚∀゚;)

雪が溶けないので、常にサラサラだ。
ズボズボ雪に入っても、ゲイターがあれば靴に入って来ない。
防水ゴリラテープも不要だった。
 
山頂までは近かった。
得意の岩場だったのもあって、スルスル登れた。
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山頂に着いたけど、ガスってるので感動が薄い。
何も見えんやないか!(; ̄皿 ̄)
さっさと凍結した御池に行こう。
 
御池(おいけ)
完全凍結した池です。
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中岳の御池(みいけ)も完全凍結しており、
多くの人で賑わっているらしい。
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大船山の御池(おいけ)の方は、人が少なく静か。
周囲を霧氷の木々に囲まれており、
こっちの方が写真映えする!
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急勾配を慎重に下りて到着!
岸なのか湖面なのか分からない場所に荷物をドサッ
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うほぉ!凍ってる凍ってるぅ!
池の真ん中まで歩けますぅ!
うはははは!無敵無敵ぃ!
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安全ヨシッ!
じゃぁ池を横断しちゃうぞ!
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恐る恐る・・
ねぇ?これホントに大丈夫なの・・?
って訊ける人が居ねぇ!
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こっち見んなw

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時折青空を覗かせるが、なかなかガスが張れません。
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もう少しで晴れそうなんだけど・・
こなったら、ガスが晴れるまで待ちます。
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うんまるこも待機中。
午後になったら必ず晴れるはず!

(ゆωゆ)天気予報は、高確率で当たります。
 
暇だったので、雪ウサギを作ってみた。
2023年はウサギ年です!
赤い実がその辺に落ちてたので、それを使う。
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雪うさぎ~雪うさぎ♪
あなたのお目々は何故赤い~
赤い~実を目に詰めたから~

この曲を知ってる人は、福岡県人で40代
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って言うか、雪が固まらない!(;>ω<)
耳の部分は素手で握って作った。
手がジンジンするぅ!(;゚Д゚;)
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手を温める為、コーヒーを呑んで一服。
銀マットを敷いて座っていれば冷たくなかった。
元は100均の保冷バックなんだけど、敷き物としても活躍する。
コンパクトチェアより、断然軽くてコンパクト!
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愉快な若者二人組やソロの山ガール等
次々と人がやって来て、何人かと会話した。
 
バカな、何だここ!
談話室より談話できるぞ!
     (;゚Д゚;)

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山ガールさん、北大船山に行きたいらしい。
ん?コッチは反対方向だぞ?(;゚∀゚)
私は行くつもりはないが、ルートは知ってたので教えてあげた。
 
談話室じゃ誰とも話せない断話男が、
美人の山ガールと会話出来た!
奇跡だ!(;゚ω゚;)
御池ありがとう!
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ちなみに(ゆωゆ)さん、こんな人です。
そんなに怪しい人じゃないでしょ?
 
暇だったので、滅多に撮らない自撮りまでする始末・・
私、顔出しをあまり嫌う人ではないんです。
ただ、
撮ってくれる友達がいないだけ!
      。・゚・(ノД`)・゚・。
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お?(;゚∀゚;)・・おお?
晴れた!
晴れてきた!
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っしゃキタァ!
シャッターチャンスや!
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バッシバシ撮るでぇ!ヽ(*゚∀゚)ノ
 
  
※2日目中編につづく

次回中編、くじゅうブルーの空と霧氷の世界
絶景の大船山を堪能する!
うさぎ年を前に不吉な予兆!?
まさかのトナラーに困惑!
 
※2日目中編はこちらからどうぞですぅ!
絶景の連続!これが噂のくじゅうブルー!白い珊瑚の様な霧氷に感動!だが、不吉な予兆がまさかのトナラーを呼び寄せた!❆坊がツルキャンプ場 ★2日目中編
 
※2日目後編はこちらからどうぞですぅ!
(ゆωゆ)遂に断話結界を突破!だが山の民の平穏を乱す事件発生!その犯人とは!?戸惑いの挨拶とズブズブの下山❆坊がツルキャンプ場 ★2日目後編