私のブログは、初級者~中級者向けの、
自覚があります!・ω・´)キリッ
でもでも、初心者向けの記事があってもいいんじゃね?
そう思い立って、下記の狙いで書いてみました。
初心者には、キャンプを始める為の基礎知識を。
初級者には、慣れて疎かになった基本に立ち返る機会を。
中級者には、初心を思い出し、油断しない為の復習と刺激を。
そんなのが提供できたら幸甚です。
その為、この【ゼロから始めるキャンプ塾】シリーズは、
マニアックな情報や特殊な事は書きません。(多分)
真面目に書きますので、ネタも少なめです。(自信ない)
★第7回:バーナー買わないかい?
キャンプで最も有用性があるものは「水」ですが、
次に重要なもの・・
それは「火」です。

火が無いと出来ない事が多過ぎる!(;>ω<)
・コーヒーを飲む為の湯沸かしの火
・肉を焼いたり調理する火
・暖をとる火
・単なる焚火鑑賞
・油汚れを焼き取る火
・灯りとしての火
・洗い物に使うお湯の火
火はキャンプ活動を豊かにします。
その火ですが、どんな火がお好みですか?( ̄ω ̄)
焚き火は雰囲気があって良いですね。

でもでも、煙が出たり、煤が付いたりと、準備・片付けが大変。
雨が降ると面倒で、天候にも左右されます。
火を維持したり、火加減を調整する為には技量も必要です。
しかも、薪が地味に高くてランニングコストも無視できない。
アルコールストーブはマニアック。
ガソリンは扱いが面倒。
固形燃料は火力が弱い。

炭火を熾すにも、そもそも火が必要w
そんな数ある火の中で、何を使うかは自分次第。
ただ、初心者におススメするならコレってのがあるので、
私の推しを紹介します!(`・ω・´)
(キャンプオタが推しを語り始めると長いのでご覚悟を・・)
ひひひ・・火火火火火火・・
■断然イチオシはコレ
全てのキャンプ道具の中で、まず何を買うべきか?
私ならガスバーナーを推します。

左がSOTO ST-310 右がSOTO ST-301
コンパクトでカッコよく、軽くて丈夫でお手入れ簡単。
手軽で気軽に火が使えて、汚れないので使用後の片付けも楽。
冷間時以外は強い火力を発揮し、天候に左右されない使い勝手。
調理に耐える丈夫な五徳付きで、市場性がある安価な燃料。
それでいて感じる確かなキャンプ感。
それら全てを兼ね備えるのが、
ガスバーナーですぅ!ヽ(´ω`)ノ
バーナーさえあれば、キャンプが出来る!
行くぞ1・2・3・バーナー!

ちょっと出掛けて、外でカレー麺食ったり、コーヒー飲んだり。
それだけでも特別感ありますよ。
だからバーナーが一番!
ん?一番はテント?
車中泊で代用じゃ!・・え?移動は車じゃない?
一番は寝袋?
車に布団積めばOK!・・え?車で寝れない?
一番はランタン?
蝋燭でOK!・・え?暗い?じゃぁ懐中電灯!
一番はクッカー?
家から持ち出そう!・・え?無い?
・・とにかくガスバーナー1番、
バーナーこそジャスティス!

NO BURNER,NO CAMP!
(`・ω・´)
では、どんなバーナーを購入すべきか。
今回は、そんなアドバイスです。
■ガスボンベの種類
先に燃料を知っておく必要があります。
・CB缶(安い、2~0℃以下だと火力が弱い)
バーナーメーカーは純正ガスボンベの使用を推奨する。
理由は自分で調べて下さい。
自己責任ですが、私は安っすいCB缶を使ってます。
3本組が激安スーパーやマックスバリューでも売ってます。
100均でも売ってますが、スーパーの方が安かったりするw
容量は250gで統一。
バーナーメーカーの純正品には低温に多少強いのもある。
CB缶↓

ビール缶↑ OD缶↑
・OD缶(高い、寒冷に強いガスが封入されてる物が多い)
以前はアウトドアスポーツショップしか売ってなかった。
最近はホムセンでも手に入ります。
封入ガスと量が、CB缶と同じでも、OD缶の方が高い。
理由は缶の耐圧性能と市場性による製造コスト差。
内容量に種類があるのと、重ねられるので携行性が高い。
■ガスバーナーの種類
1.使用するボンベ
①CB(カセットボンベ)缶用(コンパクト~やや大きな物)
②OD(アウトドア)缶用(極めてコンパクト~やや大きな物)
2.ボンベの取付方
1)ボンベ一体型
加熱放射熱式ヒーターアタッチメント等の放熱が
強いものでも短時間の暖をとる程度なら問題なし
2)ボンベ分離型
ヒーターアタッチメント等を長時間を使うなら
【それぞれの特徴】
①-1)CB缶用ボンベ一体型
安定感:低重心で安定感高く、調理向き
暖 房:長時間は向かない
携行性:軽量、コンパクト
価格帯:割安~適度
①-2)CB缶用ボンベ分離型
安定感:低重心で安定感高く、調理向き
暖 房:暖房にも使える
携行性:そこそこ軽量、まあまあコンパクト
弱点はホースの耐久性
価格帯:適度~比較的高価
②-1)OD缶用ボンベ一体型
安定感:背が高くなり、やや不安定。調理に向かない。
暖 房:暖房はそこそこ使える。
携行性:極軽量、極コンパクト
価格帯:比較的安価~適度
②-2)OD缶用ボンベ分離型
安定感:低重心で安定感高く、調理向き
暖 房:暖房にも使える
携行性:そこそこ軽量、まあまあコンパクト
弱点はホースの耐久性
価格帯:比較的高価
※一概に上述の通りではありません。
特殊仕様の製品もありますので、一般的イメージです。
(②-2に該当するスノピの「豪炎」等)
■目的を明確に
購入する前に、何が自分に合うか熟考しましょう。
1.見た目重視(中級者向け)
好きなものを買えば良いでしょう。
ネットショップを徘徊すると良い。
密林や楽天などには、店頭販売には無い、
マニアックなバーナーがあります。
ただ、取説が無い物もあります。
使い方が分かり難い物もあるので、初心者の内は
慣れるまで見た目買いには手を出さない方が良い。
2.調理重視(初級者向け)
重心が低く、五徳がしっかり安定した物がお薦め。
調理中にひっくり返す惨劇は見るに堪えない。
料理主体のキャンプの場合は、CB缶用が良い。
OD缶のボンベ一体型バーナーは背が高い。
五徳も小さめなので不安定。
お湯を沸かす・煮る等、簡易な調理は問題ないが、
フライパン振ったりする調理には不向きかも。
尚、グループやファミリー等多人数の場合は、
ツーバーナー(2つのコンロ)コンロ等の選択肢もある。
火加減の調整や着火のし易さ等も、基準の一つ。
3.コスト重視(中級者向け)
バーナーはピンキリです。
OD缶用のバーナーは本体は安い。
だが、消耗品たるOD缶が割高。
OD缶販売店まで行く移動費等も考慮しましょう。
ランニングコストも含めたトータル評価を推奨。
お高いですが。
年間キャンプ回数が多いヘビーユーザーは、
CB缶用がトータルコストで割安となる。
4.火の安定性重視(中~上級者向け)
冬キャンプや登山を主体とした人向け。
OD缶のバーナーを推奨
多くのCB缶は低温になると、ガスが気化しなくなり、
炎が弱まる「ドロップダウン」という現象が起きます。
OD缶は低温に強い(気化する)ガス缶が多いので、
低温でも安心感がある。
でも・・お高いですが。
3シーズンしかキャンプしない人は不要。
「ドロップダウン許さん!絶対に!」という人は、
イソブタンか、プロパンが封入されてる物が良い。
5.携行性重視(移動手段が車以外)
OD缶のバーナーは非常にコンパクトな物があります。
■ご託はいいからお薦め早よッ!
「目的や特徴言われても、よく分かんない。(´・ω・`)」
「どうでもいいからお薦め早よっ!」
そんな方へ、私のおススメは下記です。
①-1)CB缶用ボンベ一体型
①-2)CB缶用ボンベ分離型
普通にキャンプする分にはCB缶で充分
冬でも体温などで温めれば、ガンガンファイヤーします。
どこでも売ってて、安いCB缶なら遠慮なく使い倒せる。
罪悪感がないのは、アドバンテージです!
●そこで、これがおススメ1!
SOTO ST-310 レギュレータストーブ
私が購入した当時は、5000円位だったのだが・・。
定価は5800円です!
市場性があり、価格は適度、頑強且つ軽量コンパクト。
安定感もあり料理をする私にとっては、極めて使い易いです。
●おススメ2
SOTO ST-301 シングルバーナー
価格と大きさではST-310に軍配が上がるが、どっちも良い!
でもでも、
OD缶のバーナーもカッコいいですよね。
ガソリンバーナーとか憧れますぅ。ヽ(´ω`)ノ
■バーナーで出来る事
・湯沸かし
キャンプにおいてお湯は重宝します。
【お湯で出来る事大全】
1)温かい飲み物用(珈琲、お茶、スープ)
2)調理用(レトルト、カップ麺、麺茹で)
3)洗い物用(油汚れ)
4)湯たんぽ用
5)身体用(即席蒸しタオル、足湯)
6)加温・保温用(ドロップダウンしたCB缶、燗酒)
7)固着・凍結解除(固く開かない瓶蓋、食材の解凍)

・調理
尚、直接加熱はおいしくないです。はい。
1)間接加熱(鉄板、フライパン、スキレット、鍋料理)

2)半直接加熱(バーナーパッド、fanマルチロースター)

※写真はテント内で火気を使用していますが、危険ですので安易に真似しない事。
出入口を開放し通気確保、テント壁から離して安全を担保してます。
室内での使用は危険です。
1)冷たくなった手炙り
2)ヒーターアタッチメント使用
イグナイター付きであれば、ライター代わりにも出来ます。
1)焚き火の着火材への着火
2)キャンドルや煙草への着火
3)備長炭への着火(下記講習を熟読必須)
・乾燥(取扱い注意!出来るけどリスク有、非推奨)
無論、炎から十分に離れた位置で
1)濡れたタオルや服、撤収前結露したギアやクッカー等
2)湿った薪や着火材
3)濡れた髪の毛(注意点は下記記事を参照)
・その他
1)焼き網の油汚れの焼き飛ばし(落ち易くなります)
2)コーヒー豆の焙煎
3)消毒(鉄串やナイフなど、雑菌を焼き殺す)
4)家庭で、卓上コンロとして使用(地味に便利)
5)燻製(下記写真参照)

こんなに色々な使い道があります。
火は偉大ですぅ。ヽ(´ω`)ノ
だけど、火ですので、取扱いには厳重に注意下さい。
火は酸素を消費します。
燃焼では二酸化炭素を出します。
不完全燃焼では一酸化炭素を出します。
熱で樹脂は溶けます。
ボンベは過熱されると爆発します。
火傷もします。炎は燃え移ります。
当たり前の事ですが、心底理解できていない。
火の恐さを痛感していない。
だから不幸な事故が起きています。(´・ω・`)
油断・楽観・怠慢・失念・焦り・不慮・対策不足・
酔いや苛立ちによる思考力低下・想定外事象
この様な原因から、痛ましい事故が起きます。
初心者は知識・経験不足で、中級者は油断・怠慢で、
上級者でさえも不徹底により、失敗をする事があります。
自分だけなら諦めと反省の自己責任で済みます。
他人や同行者を巻き込んだら悲惨です。
火の取扱いは、細心の注意を払い、安全を確保しましょう。
■バーナーに関する疑問
私の独断と偏見と経験によるQ&Aです。
個人の意見として参考までにどうぞ。
異論は全面的に認める!
①バーナーパッドって要るの?
熱効率が良くなるって言っても多少のレベル
風が吹いたらあっても無くても一緒。
②ST-310の100均の風防改造ってした方がいい?
↑このブログ記事が分かり易いです。
無いよりマシ。
多少風に強くなるが、炎の広がりが少し狭まる。
ローコストで長寿命なので、私は使い続けている。
③風防って要るの?

あった方が良い。全然違う!
風で炎がなびくと加熱効率が極端に落ちます。
他の荷物や酒瓶で囲う等で代用できますが、買った方が早い。
安いし、使い勝手が良く、油跳ねも防いでくれますよ。
SOTO ST-310用純正の風防は、イラネ。(゚Д゚)
全然風を防げない風防w 風防風のデコレーションギア。

こんな自作の風防も作ってみたけど、全然風を防げない風防w
④SOTO ST-310用アシストレバーって買った方がいい?
そう思って私も買いましたよ。
「おお、いいねー楽々着火やん♪」
・・そんな時代が私にもありました。
結論は、イラネ。(゚Д゚)
最初は良かったけど、使い続けると摩耗・変形して、逆に点火し難くなった。
テーブル面に当たってイグナイター押し込めねぇし!
邪魔ッ!(`Д´;) っつって取り外したw
ある意味のロマンギア(笑)
➄五徳が真っ赤になってるんですけど、大丈夫なのコレ?
使用してるとそうなりますね。
強度的には、ダイジョブだぁ。(溶けません)
但し、素手で触ると「熱っつぃ!」ってなるので注意。

下の方を持っても熱いよ。(中間地点でも火傷する)
樹脂コーティングのテーブルは、何か敷いた方が良いかも。
⑥CB缶がダサい
セリアやキャンドゥのスプレー缶カバーを巻くか・・

専用品を買うか・・お高いですが・・。
OD缶用もお高いですぅ。
では、良いバーナーと巡り会う事を祈ります。

Have a nice camping!