キャンプにおいて最も重要なテントの設営。
それに欠かせない作業がペグダウン。
ペグッダァーウン!

しかし、ペグッダァーゥンを阻む、様々なグラウンドコンディション
カッチカチの地盤
「地面が硬過ぎてペグが入らないよ!」
ふにゃっふにゃの地盤
「ちょww地面が軟過ぎて抜ける!」
地中の石
「やだ、ペグ曲がったんだけど!?」
ペグッダァーゥンが出来なくて、設営を諦めた。
ペグッダァーゥンが弱くて、倒壊した。
そんな苦い経験も、キャンプでは一つの思い出。
だけど、出来れば避けたいトラブルです。
そこで今回は
ペグッダァーウン講習
私がペグッダァーゥン困難な状況に直面した場合の対処法を、実践形式で解説します。
では、
っしゃあ!かかって来いやぁ!
щ(゚Д゚;щ)
今回は助手にウチの娘(こっさん)を使います。

コイツです。
こ「待って、写真に悪意がある!」
ゆ「気にしたら、そこで試合終了だよ。」
こ「あたし、キャンプ行かないんだけど?」
ゆ「そーゆー事になった場合のロールプレイングって事で。」
四の五の言わずにペグッダァーウン!
こ「地面が硬くて、これ以上刺さらないんだけど?」
ゆ「そんな時は、ズラして刺さる場所を探すんだ。」
石にぶつかったりすると刺さらなくなります。
その場合、少し位置をズラしてペグッダァーゥン。
入る場所があったりします。
そこにペグッダァーウン!
地面にもツボがあるw
こ「いや、そんな場所無いし。」
ゆ「なら浅くてもいいから2本クロスで打つべし。」
1本で弱いなら2本刺し。
交差(クロス)させて打ち込むと強いです。
ダブォペグッダァーウン!
2本でダメなら3本だ。(`・ω・´)
こ「ペグ足りなくなるよ?」
ゆ「木の枝や薪を尖らせてペグ代わりに刺すといい。」
ペグの代わりになる物を探してみよう。
割り箸、木の枝等「これ刺さるんちゃう?」
ってのがあるかも。

木の枝や薪を使ってペグッダァーゥンする技術を
ブッシュクラフトと呼びます。
あと、ペグはキャンプ場に自生してる植物という説がある。
探してみると、数本採取できる事がある。
こ「ダメ、これじゃ弱い。っつうかペグ曲がったし。」
ゆ「じゃぁ鍛造ペグに切り替えたまえ。」
アルミ等の軽金属のペグは、軽くて安価だが強度が弱い。
硬い地盤の地面だと曲がります。

目的が違ってますが、アルミペグは↑こんなヤツね
そんな時は、重くてお高いが鍛造ペグの出番です。

石くらい砕いて突き刺さりまっせ。
鍛造ペグッダァーウン!
こ「はぁ?そんなの持ってないんだけど?」
ゆ「ふむ、では大きめの石を拾って来たまえ。」
適切なペグが無い場合に有効な手段。
大きな石にガイロープを巻き付けて固定します。

こんな感じです。↑
砂地のように地面が軟らかくてペグが抜ける場合も有効。
こ「石、落ちてない。詰んだ。」
ゆ「詰んでない。じゃぁ大きなペットボトルは?」
石が無い場合は、ペットボトルに水を入れるとウエイトになります。
数本をロープで結び付けてウエイトにしましょう。
(1本だと軽いので、後述のストッパー作戦が有効)

※上記写真のように結ぶ必要はありません。
またはジャグ、クーラー、ギアボックス等の重い物も使えます。

幕内で使わない物、雨が降っても大丈夫な物が好ましい。
こ「ペットボトルも無いわー。」
ゆ「ならば薪だ。受付で薪は買っただろ?」
こ「え~?薪使うと焚火出来なくね?」
ゆ「諦めろ。寝れないよりマシだ。」
薪の束は結構重いので、ウエイトになります。

焚き火したいなら、近くの森等に分け入って、薪を探して来ればいい。
優先順位を定めて、妥協点を探るのも必要です。
こ「この薪の束、軽くて動くよ。」
ゆ「じゃぁ手前にペグ打って動かなくしてみて。」
ペグ等をストッパーにすると横にズレなくなる。
無ければ石で代用。
こ「ペグ全滅。打てない。」
ゆ「なら薪数本にガイロープ巻き付けたまえ。」
錨(⚓)のようにします。
||||
―――||||
||||
それが薪アンカーw
こ「こう?」
ゆ「それを地面に置いて、土や砂利を盛って埋めるのだ。」
薪や枝などにガイロープを括り付けたアンカーを、土や砂利で埋めてしまえば抜け難くなります。
土や砂利があれば、盛ってウエイトにする。
刺せないなら埋める!
結果は同じ土の中!ヽ(`∀´)ノ
こ「土がないんだけど?」
ゆ「じゃぁ穴掘るぞ。穴掘って埋めるんだ。」
土が無いなら作ればいい。
掘った穴に埋めて、土を盛れば、なかなか強い。

砂地や雪のように地面が軟らかくてペグが抜ける場合も有効。
こ「どうやって穴掘るの?スコップ無いわー。」
ゆ「ペグでガリガリやるか、薪を突き立てればヨシ。」
ペグハンマー、刃の厚いナイフ、小石等でも掘れます。
手はやめましょう。爪割れます。
固い地盤の場合、刃物は刃毀れするので注意。
こ「そもそもココ、穴掘っちゃダメ的なルールじゃね?」
ゆ「今更か!」
穴を掘ってはダメなキャンプ場も多いです。
ルールを確かめて掘りましょう。
掘った後は埋めて帰るのもマナーです。
こ「もう諦めてロッジに泊まったら?」
ゆ「お前、テント泊するつもり無いだろ!」
こ「もう詰んでるし。」
ゆ「まだだ。そうだ、車だ!車のタイヤで薪を踏め!」
車のタイヤで薪を踏むか、ホイールに結び付ける。
ウエイトになる物は何でも使おう。
こ「徒歩で来たのに?」
ゆ「初心者のクセにチャレンジャーだな!」
徒歩キャンプの場合は、装備に限りがあるので、より条件が厳しい。

自立式テントではない場合は、重くても鍛造ペグをギアに加える勇気を。
ゆ「こうなりゃ場所変更だ!」
こ「まだやるの?」
ペグが打てない場合、思い切って場所を変えましょう。
キャンプ場なら管理人に申し込む。
空いてるサイトに移動させて貰える事があります。
場所が違えば、地盤が変わる事があります。
そしてリトライ。
ペグッダァーウン!
こ「何でここ?」
ゆ「ここには木がある。」
木にロープを結び付ける事で固定が可能です。
ロープワークやトグルアクション等で固縛可能。

ガイロープはペグに引っ掛ける物だといつから勘違いしてた?

結び付ける場所があれば、ペグは打たなくて良い。

ペグを一切打たずとも設営は出来たりします。
こ「さっき管理人さんに、鍛造ペグ借りて来たけど?」
ゆ「早く言え!」
最終手段に借りるという手がある。
1番は管理人、2番は近くのキャンパー。
帰る時間が違うので、キャンパーさんに借りるのは出来れば避けたい。
鍛造ペグを1本だけ借りて、打ち込む。
抜いて、その穴にアルミペグを刺す。
鍛造ペグ削岩機作戦も有効!
こ「この曲がったアルミペグどうする?」
ゆ「ハンマーで叩けばある程度元に戻るぞ。」
曲がった根性は叩き直す。
真っ直ぐだった時より強度は落ちますが、継続使用は可能です。
こ「なんとかテント立ったね。」
ゆ「まぁ風がなけりゃ、テキトーでいいんだけどね。」
風がなければ、打ち込み深度は浅くても問題ない。
自立式テントで、インナーテントがあれば、荷物を置いておけば飛ばないので、ペグを打つ必要すらない場合もある。
【まとめ】
紹介した対処法は、時と場合によって使い分けましょう。
対処法を組合せれば、単独より強度が増します。
・浅い刺さりペグ+石
・2本クロス打ち+ペットボトル
・借り物鍛造ペグ削岩後のアルミペグ
・薪アンカー+砂利埋め
・枝アンカー+砂+水入れビニール袋
・ペグアンカー+クーラーボックスウエイト
・場所替え+草束への結び付け
色々と試してみて下さい。

風が強い時など、強固な固定点が欲しい場合の参考になれば幸いです。
では皆さんご一緒に・・
ペグッダァーウン!ヽ(`∀´)ノ
それに欠かせない作業がペグダウン。
ペグッダァーウン!

しかし、ペグッダァーゥンを阻む、様々なグラウンドコンディション
カッチカチの地盤
「地面が硬過ぎてペグが入らないよ!」
ふにゃっふにゃの地盤
「ちょww地面が軟過ぎて抜ける!」
地中の石
「やだ、ペグ曲がったんだけど!?」
ペグッダァーゥンが出来なくて、設営を諦めた。
ペグッダァーゥンが弱くて、倒壊した。
そんな苦い経験も、キャンプでは一つの思い出。
だけど、出来れば避けたいトラブルです。
そこで今回は
ペグッダァーウン講習
私がペグッダァーゥン困難な状況に直面した場合の対処法を、実践形式で解説します。
では、
っしゃあ!かかって来いやぁ!
щ(゚Д゚;щ)
今回は助手にウチの娘(こっさん)を使います。

コイツです。
こ「待って、写真に悪意がある!」
ゆ「気にしたら、そこで試合終了だよ。」
こ「あたし、キャンプ行かないんだけど?」
ゆ「そーゆー事になった場合のロールプレイングって事で。」
四の五の言わずにペグッダァーウン!
こ「地面が硬くて、これ以上刺さらないんだけど?」
ゆ「そんな時は、ズラして刺さる場所を探すんだ。」
石にぶつかったりすると刺さらなくなります。
その場合、少し位置をズラしてペグッダァーゥン。
入る場所があったりします。
そこにペグッダァーウン!
地面にもツボがあるw
こ「いや、そんな場所無いし。」
ゆ「なら浅くてもいいから2本クロスで打つべし。」
1本で弱いなら2本刺し。
交差(クロス)させて打ち込むと強いです。
ダブォペグッダァーウン!
2本でダメなら3本だ。(`・ω・´)
こ「ペグ足りなくなるよ?」
ゆ「木の枝や薪を尖らせてペグ代わりに刺すといい。」
ペグの代わりになる物を探してみよう。
割り箸、木の枝等「これ刺さるんちゃう?」
ってのがあるかも。

木の枝や薪を使ってペグッダァーゥンする技術を
ブッシュクラフトと呼びます。
あと、ペグはキャンプ場に自生してる植物という説がある。
探してみると、数本採取できる事がある。
こ「ダメ、これじゃ弱い。っつうかペグ曲がったし。」
ゆ「じゃぁ鍛造ペグに切り替えたまえ。」
アルミ等の軽金属のペグは、軽くて安価だが強度が弱い。
硬い地盤の地面だと曲がります。

目的が違ってますが、アルミペグは↑こんなヤツね
そんな時は、重くてお高いが鍛造ペグの出番です。

石くらい砕いて突き刺さりまっせ。
鍛造ペグッダァーウン!
こ「はぁ?そんなの持ってないんだけど?」
ゆ「ふむ、では大きめの石を拾って来たまえ。」
適切なペグが無い場合に有効な手段。
大きな石にガイロープを巻き付けて固定します。

こんな感じです。↑
砂地のように地面が軟らかくてペグが抜ける場合も有効。
こ「石、落ちてない。詰んだ。」
ゆ「詰んでない。じゃぁ大きなペットボトルは?」
石が無い場合は、ペットボトルに水を入れるとウエイトになります。
数本をロープで結び付けてウエイトにしましょう。
(1本だと軽いので、後述のストッパー作戦が有効)

※上記写真のように結ぶ必要はありません。
またはジャグ、クーラー、ギアボックス等の重い物も使えます。

幕内で使わない物、雨が降っても大丈夫な物が好ましい。
こ「ペットボトルも無いわー。」
ゆ「ならば薪だ。受付で薪は買っただろ?」
こ「え~?薪使うと焚火出来なくね?」
ゆ「諦めろ。寝れないよりマシだ。」
薪の束は結構重いので、ウエイトになります。

焚き火したいなら、近くの森等に分け入って、薪を探して来ればいい。
優先順位を定めて、妥協点を探るのも必要です。
こ「この薪の束、軽くて動くよ。」
ゆ「じゃぁ手前にペグ打って動かなくしてみて。」
ペグ等をストッパーにすると横にズレなくなる。
無ければ石で代用。
こ「ペグ全滅。打てない。」
ゆ「なら薪数本にガイロープ巻き付けたまえ。」
錨(⚓)のようにします。
||||
―――||||
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それが薪アンカーw
こ「こう?」
ゆ「それを地面に置いて、土や砂利を盛って埋めるのだ。」
薪や枝などにガイロープを括り付けたアンカーを、土や砂利で埋めてしまえば抜け難くなります。
土や砂利があれば、盛ってウエイトにする。
刺せないなら埋める!
結果は同じ土の中!ヽ(`∀´)ノ
こ「土がないんだけど?」
ゆ「じゃぁ穴掘るぞ。穴掘って埋めるんだ。」
土が無いなら作ればいい。
掘った穴に埋めて、土を盛れば、なかなか強い。

砂地や雪のように地面が軟らかくてペグが抜ける場合も有効。
こ「どうやって穴掘るの?スコップ無いわー。」
ゆ「ペグでガリガリやるか、薪を突き立てればヨシ。」
ペグハンマー、刃の厚いナイフ、小石等でも掘れます。
手はやめましょう。爪割れます。
固い地盤の場合、刃物は刃毀れするので注意。
こ「そもそもココ、穴掘っちゃダメ的なルールじゃね?」
ゆ「今更か!」
穴を掘ってはダメなキャンプ場も多いです。
ルールを確かめて掘りましょう。
掘った後は埋めて帰るのもマナーです。
こ「もう諦めてロッジに泊まったら?」
ゆ「お前、テント泊するつもり無いだろ!」
こ「もう詰んでるし。」
ゆ「まだだ。そうだ、車だ!車のタイヤで薪を踏め!」
車のタイヤで薪を踏むか、ホイールに結び付ける。
ウエイトになる物は何でも使おう。
こ「徒歩で来たのに?」
ゆ「初心者のクセにチャレンジャーだな!」
徒歩キャンプの場合は、装備に限りがあるので、より条件が厳しい。

自立式テントではない場合は、重くても鍛造ペグをギアに加える勇気を。
ゆ「こうなりゃ場所変更だ!」
こ「まだやるの?」
ペグが打てない場合、思い切って場所を変えましょう。
キャンプ場なら管理人に申し込む。
空いてるサイトに移動させて貰える事があります。
場所が違えば、地盤が変わる事があります。
そしてリトライ。
ペグッダァーウン!
こ「何でここ?」
ゆ「ここには木がある。」
木にロープを結び付ける事で固定が可能です。
ロープワークやトグルアクション等で固縛可能。

ガイロープはペグに引っ掛ける物だといつから勘違いしてた?

結び付ける場所があれば、ペグは打たなくて良い。

ペグを一切打たずとも設営は出来たりします。
こ「さっき管理人さんに、鍛造ペグ借りて来たけど?」
ゆ「早く言え!」
最終手段に借りるという手がある。
1番は管理人、2番は近くのキャンパー。
帰る時間が違うので、キャンパーさんに借りるのは出来れば避けたい。
鍛造ペグを1本だけ借りて、打ち込む。
抜いて、その穴にアルミペグを刺す。
鍛造ペグ削岩機作戦も有効!
こ「この曲がったアルミペグどうする?」
ゆ「ハンマーで叩けばある程度元に戻るぞ。」
曲がった根性は叩き直す。
真っ直ぐだった時より強度は落ちますが、継続使用は可能です。
こ「なんとかテント立ったね。」
ゆ「まぁ風がなけりゃ、テキトーでいいんだけどね。」
風がなければ、打ち込み深度は浅くても問題ない。
自立式テントで、インナーテントがあれば、荷物を置いておけば飛ばないので、ペグを打つ必要すらない場合もある。
【まとめ】
紹介した対処法は、時と場合によって使い分けましょう。
対処法を組合せれば、単独より強度が増します。
・浅い刺さりペグ+石
・2本クロス打ち+ペットボトル
・借り物鍛造ペグ削岩後のアルミペグ
・薪アンカー+砂利埋め
・枝アンカー+砂+水入れビニール袋
・ペグアンカー+クーラーボックスウエイト
・場所替え+草束への結び付け
色々と試してみて下さい。

風が強い時など、強固な固定点が欲しい場合の参考になれば幸いです。
では皆さんご一緒に・・
ペグッダァーウン!ヽ(`∀´)ノ