ラヲキャン ~ ラーメンヲタクがキャンプ沼にズブズブハマるまで ~

NO LIQUOR, NO CAMP!キャンプ場は泊まれる居酒屋だと思っている

2024年05月

キャンプ歴4年目50泊目内ソロ47泊目@鹿児島市車中泊
(2024/5月 通算261泊、内ソロ242泊目)
  
経緯
GWに鹿児島へラーメン&登山のキャンプ旅へ
1日目:指宿レイクグリーンキャンプ場

絶景の湖畔サイトで極上のチルタイムを過ごす。
 
2日目:指宿レイクグリーンキャンプ場2泊目

開聞岳に登山し、マンゴー&ウナギパフェに癒された!
 
3日目:オーシャンビューキャンプ場

屋久島入りで島内観光後、前夜祭の居酒屋最高!
 
4日目:宮之浦岳 新高塚小屋

無駄に長いトロッコ道を歩き縄文杉へ

5日目:宮之浦岳 淀川小屋

九州最高峰「宮之浦岳」を登頂し奇跡の雲海も見れた
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で、6日目、下山して鹿児島市に帰ります。
帰りたくねぇ
 
翌朝
おはようございます。
2:30です・・。
別にこの時間に起きる必要はなかったのだが、
周りの山の民が軒並
みゴソゴソ起き始め、目が覚めた。
朝早過ぎるよ山の民!
   (;>ω<)
彼等は3時~4時には殆どが旅立って行った。
ショートスリーパーな私は、目が冴えてしまった。
なので、そのまま起きて
しまう。
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取り敢えず電動シェーバーで髭剃りだ。
これ持ってきて良かった!
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軽いし、肌はヒリヒリしないし便利です!
少し嵩張るが、気になる大きさではない。
これから山泊の際は持ち込むことに決めた。
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そして紳士の嗜みモーニング珈琲
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静謐なる深き森の中、小鳥の声と渓流のせせらぎをBGMに
ゆったりと時を忘れ頂く濃い目のモ
カブレンド
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ん~んまい♡♥
どこでも極上のカフェタイムを味わえる珈琲セット。
単なるベンチがアンティークカフェに早変わり♪
やはり持って来て正解だった。
 
ミードさん、珈琲は薄めばかり飲んでたそうだが、
濃いめの楽しみ方を教えてあげたら、
「濃いめも良いね!」と開眼して
たw
 
朝食
水場に水を汲みに行く。
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淀川小屋の横を流れる渓流が水場です。
すぐ近くにあるので、大変便利。
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単なる川の水なので、抵抗ある人は煮沸してから飲みましょう。
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渡渉箇所があるので、明るい時に来た方が良い。
あの段になってる所で汲むと良い。
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無事に水ゲッチュー♪
さぁメシだメシ!
 
私の山の朝の定番「ワカメ中華粥」
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①お湯沸かす
②パック飯放り込んで崩す
③ワカメスープの素を入れる(ほり
にしも少々)
④食う
と、異様に簡単w
だが、異常にウマイ!
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手早くエネルギー補給出来て、腹持ちよく、
洗い物少なく、常温保存可能で、尚且つウマい。
  
下山
うおおお!身体が軽い!
食べたり飲んだりしたおかげで、荷物が軽くなった。
全然余裕で歩けますぅ♪

 
登りが楽しいねー♪
もう登りは要らないと思ってたけど、
HEYHEY!もっとくれー!
  щ(>∀<*щ)

サクサク歩いて、淀川登山口を目指した。
 
「あ、猿・・あ~・・(察し)」
屋久猿が交尾してる現場に遭遇。
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すると雄猿氏、スッと離れ、
何事も無かったように毛繕いを始めた

いや・・バレバレなんだけど?
 
ジト~・・
 
猿「ん?何だね君達は?」

猿「仲睦まじく毛繕い中だが何か?
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ジト~・・
 
猿「もしや交尾と思ってる?し、
失敬な!」
猿「誰が朝っぱらから、そんな事をするかね!?
猿「まったく猿じゃあるまいし。」
 
猿ですよね!?
 
その後も快調に飛ばして、無事淀川登山口に到着。
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って、あれ?車があるよ?
んー?通行止めじゃなかったの?
 
どうやら解除になってた模様だ。
ここまで車で来れたんじゃん!(;>ω<)
 
紀元杉
淀川登山口からロードを歩いて、紀元杉バス停へ向かう。
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途中、川上杉というネームド屋久杉も見れます。
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道路沿いだが、まだまだ自然は豊か。
ロード歩きも楽しめます♪
 
バス停に着いたら、
そこに荷物をデポ。
少し先にある「紀元杉」を見に行った。
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あれが紀元杉。
周囲に見学用通路が整備されているので、ぐるっと見て回れます。
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大きいです♡
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真下まで通路があるので、大迫力の見上げアングルが撮れます。
無駄に幹を触りたくなるよねw
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屋久杉もこれで見納めか・・。
名残惜しいけど帰らねば。
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紀元杉の近くには、水場もある。
気が利いてますぅ♡
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バスを待つ間暇なので、あと一杯分残ってた珈琲を淹れる。
カフェトランクがあれば、何処でもオサレなカフェに早変わりするのが良い
 
飲み終わって少ししたらバスが来た。
 
アイツに会う
バスに揺られて、降り損ねそうになった外国人を助け、
屋久杉自然館バス停で下車。
エイトたんただいまー!
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じゃ、出発するよw
 
フェリーの時間が迫っており、余韻に浸れる時間は無いのだ。
急いで宮之浦へ戻ります。
 
って、ああー!
ヤバい引き返さなければ!
大切な事を忘れていた!
これをやらねば帰れない!
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そうそう、コレコレ♪
デュラいもんです!
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前を通る者の視線を奪う、その独特過ぎるフォルム
胸なのか腹なのか判らないが、
異様なマッチョに見えるw
デュラいもんです!
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ケツが全身の半分ほどの高さまで切れ上がった、
やけに長い脚が無駄にスタイリッシュな

デュラいもんです!
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どうしてこうなったのか、謎が深まる創作者の意図
So!This is デュラ、デュラ・・
デュラデュラデュラデュラ
デュラいもんデス!
 
脳が震えますぅ♡♥
 
■お別れの刻
フェリーの時間まで余裕があったので、
スーパーで氷や昼飯を買っ
た。
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そしてフェリーターミナルに到着。
 
いよいよミードさんとお別れです。
なんかお土産まで頂いちゃいました。
計3.5日間、お疲れ山でした!
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お陰で、楽しく登れましたし、勉強にもなりました。
ザックの背負い方、ドライ食品の美味さと手軽さ
花の名前や、浄水器使うより山水そのまま飲む方がウマイなど
 
山行中、ずっと歌っててすみません。
うるさかったでしょ?
何故か山を歩いていると歌いたくなる
その理由を教えてくれたのもミードさんでした。
本当にありがとうございました。

ん?歌いたくなる理由?

トレッキングポールの頭がマイクみたいになってたからだよ?
 
やはり自分以外の感性って大事ですね。
色々な人がいるから、世の中面白いのだ。
皆違って皆最高やね!
 
フェリー
なんか揺れますぅ(´・ω・`)
行きは全然揺れなかったが、帰りはそこそこ揺れました。
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他の客が気持ち悪いと言ってたが、私は問題なし。
尚、トイレの洗面台ではキラキラ禁止ですw
この貼り紙のデザインが秀逸過ぎるw
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帰りは開聞岳がよく見えました♪
良い船旅です♡
 
では、行きの船で紹介してなかった、
折田汽船「フェリー屋久島2」の施設紹介をしますね。
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車で乗る時、鹿児島港では、乗船受付が倉庫みたいな場所にあるので注意。
往復の料金をここで支払えば、帰りは受付だけで済みます。
屋久島の受付は、人だけの乗船の場合と同じ受付場所です。
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車をフェリーに乗せたら、必要なものは、全て持って車を離れること
出港すると車に戻れません。
乗船待ちの時間に、まとめておきましょう!
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サービスカウンターの前に売店があります。
尚、フェリーの売店には屋久島土産は無いので、
屋久島土産は、島で買っておきましょう。
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カフェラウンジには電源があります。
ラウンジですけど、無料で使えます。
展望室と2等客室は速攻で埋まるので、ここが快適です。
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劇場もあるけど、劇はやってない。
座るところ無かったら座席代わ
りになるんじゃね?
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ウミガメ展覧してる。
やだ超ウミガメウケるぅw
   (ウケない)
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子供のウミガメさんです。
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触っちゃダメですが、間近でウミガメさん見れます。
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やだ超ウミガメぇ♡♥
 
そして、風呂があるので、入ってると時間潰しに良い。
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だが、現在シャワーしか使えなかった。
2024/5月時点、風呂とサウナは使えません。
アメニティやドライヤーも無いので、持込みが必要。
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充電しつつ、YAMAPの活動日記を書き、
適度なタイミングでシ
ャワーを浴びた。
 
そんなことをしてたら、いつの間にか鹿児島港に着いてた。
早っっ!
まだ船旅で良いんだけど?w
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仮眠しようと思ってたのに、寝る暇なかったよ!
 
■鹿児島ラーメン4軒目
鹿児島市に戻ってきました。
では、ラーメン食いに行きます!
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「製麺ダイニングjango」

評価も高く、つけ麺や担々麺がウマそうだったので訪問。
 
狙い通り到着。
夜の部ポルポジゲッチュー♪
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やだウマそう♡
内装もオシャレで居心地良い♪
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そしてパンダ

何故パンダwウケるぅw
 
オーダーは「豆乳担担麺」1100円
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バチクソうまそうじゃん!
    (*>∀<)
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濃厚な豆乳由来のスープは、重厚且つクリーミー
ピリ辛の辣油と豆板醤&甜麺醤な担担麺らしい味が折り重なって重層的な足を生み出していたが、豆乳と合わせていることで重く感じない。
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ピロピロの平打ち極太縮れ麺は特徴的で、
スープを大量に絡めて持
ち上げる
プリプリと弾力もあり、食べ応えあった。
啜るとスープが散るのが危険だw

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デカい豚バラ炙りチャーシュー♡
大きくて厚みがあり、食べ応えがあった。
気が利いてますぅ♡
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彩りにレッドキャベツの微塵切りと細切り葱
燻製ロース肉も美味しい。
トッピングにセンスがある。
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温玉も付いてて、後乗せでまったり絡めて食べるよ♪
はっふぅ♡ウマウマ~♡
 
センスを感じさせる構成。
こういうのを食いたかった!
 
では、二軒目行きますかw
当然連食だ!(*>∀<)
 
煮干し専門店「煮干し百式 葉琉」
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ジーザス!(ノД`)
本日夜の部はやってないそうだ。
店主に明日の昼に来ると約束して撤退。
 
買い出し
「マックスバリュー上荒田店」へ買い出しへ。
明日からは南インド料理を作る予定だ。
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その為の食材、飲み物、氷を補充した。
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で、パクチーが欲しかったのだが
売ってない。
ガッデム!(; ̄皿 ̄)
 
一縷の望みを賭けて、近くのイオンモールにも行ってみた。

ジーザス!(ノД`)
ここにもパクチーはない!
 
ちぃ!やはり仕入れは同じイオン系か。
諦めてパクチー無しで食おう。
 
洗濯
マックスバリュー敷地内にコインランドリーがあった。
おー丁度良い!早速登山ウェア等を洗う。
 
待ち時間は、クーラーボックスの水抜きや整理をした。
排水口に大量のを流す事に・・
 
屋久島で買った氷は、既に溶けていた。
ジーザス!
これだからロックアイスは駄目だ!



しかし、ここにも板氷が売ってない。

 
車中泊
海岸沿いにある公園の駐車場で、夜を明かす。
この場所、実は以前にも利用したことがある。
トイレがあるので、気が利いてるのだ。
 
気温は20℃未満
大変涼しゅうございます♪

エアコン要らずで、蚊もいない。
汗をかかずに、安心して眠れそうだ。
 
デザートにマスカットエクレアを食べて、
YAMAPの活動日記を書いてたら
寝てしまっていた。
おやぁ・・zzz
 
 
※次回「大泊野営場」に続きます
 
※次回はこちらからどうぞですぅ!
煮干し百式葉琉らめぇぇ♡本土最南端で涙の借り暮し!ヤケ酒で終った大泊野営場

キャンプ歴4年目49泊目内ソロ46泊目@宮之浦岳 淀川小屋
(2024/5月 通算260泊、内ソロ241泊目)
※この記事は、前、後編の二部構成の後編です。
 前編:宮之浦岳登山(宮之浦岳登頂編)
 後編:宮之浦岳登山(淀川小屋宿泊編)
 
※前編はこちらからどうぞですぅ!
ここは日本庭園?猿の楽園?野生化しながらキャニオリングの果てに辿り着いた宮之浦岳! ★前編

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~ここまでのあらすじを三行で~
日本庭園のような登山道で猿に見送られながら
キャニオリングか!とツッコミたくなる道を登り
九州最高峰、宮之浦岳山頂に到達した
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山頂シュワシュワとラーメンでHP回復!
っしゃ下るぞ!

■栗生岳へ
笹原の尾根をガンガン下っていきます。
んで、下りも私のペースは速い。
膝を痛めないように、駆け下りるからだ。
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どうせ景色は白いので、登山道の状態に注意してダバダバ下りた。
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標高1863m、九州第3位の標高を誇る栗生岳です。
実は九州の山標高ランキングは
1~8位を屋久島が独占。
本土最高峰のくじゅう連山の中岳でやっと9位。
洋上のアルプスパネェッス!
 
上記写真の岩の隙間に入ってみた。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_135955
中はビバークが出来そうな、ちょっとした空間があった。
花崗岩は、年月が経つとバカッと割れ易いのだ。
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笹原地帯から低木地帯に入る。
登山道は川状態になっており、渡渉や深い水溜まり
が続く。
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既に靴の中に水が浸透しているが、出来るだけ濡らさない努力は続けた。
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木道が整備されている場所もあるので、マジ助かります。
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渡渉箇所もありました。
っていうか常に渡渉状態!
     (ノ∀`)
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岩を登る難所も所々散見。
幸い登山道の岩は、あまり滑らないので、危なげなくクリアできた。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_143244
途中の岩場で休憩。
雨は降っていないので、岩の上なら座っても濡れない。
 
縄文杉で出会った3人組男パーティ
宮之浦岳山頂で再会し、この場所で追い抜かれる。
我々と同じルートの様子で、今後もちょいちょい話す機会があった。
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相変わらずの美しい日本庭園の様な登山道が続く。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_152418
日本庭園+川下り
そんな表現がしっくりくる下山道w
 
まさかの
結構下って来たが、本日の宿である「淀川小屋」はまだまだ遠い。
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投石(なげし)岳の斜面くらいに差し掛かる。
すると対面に見える黒味岳。
その斜面に、綺麗な淡い
紫色が色を差していた。
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「おー!ミツバツツジだ!」
ミ「ホントだ!」
もう5月だというのに、標高高いのでまだ咲いていた。
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写真を撮って、ふと遠くを眺めると・・
「うわ!?」
ミ「え?」
ゆ「雲海!雲海見えますよミードさん!」
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遂に雲が晴れ始め、見渡しが良くなった。
それに伴い、下界までの眺望が生まれたのだ!
雲海が顔を出していた!
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ここに来て太陽神全力投球!
完全雨予報をひっくり返す、起死廻生の雲海だー!
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これが見れただけで、かなり嬉しい♡♥
雲海を見ると、自分の脚で雲の上まで歩いた実感が湧くんですよ。
空に勝った気分になれます!
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残念ながら、山頂が晴れるまでには、まだ時間が掛かりそう。
うん、晴れるまで待ってたら日が暮れていた事だろう。
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値千金の雲海!
ありがとー太陽神!
太陽神ひなもり5
「別にアンタの為に晴れさせた訳じゃないんだから!
 勘違いしないでよね!」
 
しかも、ここからずっと晴れていたのだ。
 
結局私は雨具を一切着けることなく、この日を終えた。
パッシブスキル「太陽神に加護」
山ではチート級の有用性である。
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そして、近くにもミツバツツジさんが咲いてた。
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ここからの植生が美しく、ちょいちょい止まっては景色に見とれていた。
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あの岩場も登山道なので、通りましたよ。
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しかし、道は難所続きで、ロープ場や梯子等、
岩場を越える道が多
くて、距離が稼げない。
一度ザレ場で転んでしまった。
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淀川小屋までの2.5kmが、やたら長く感じるんだけど?
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お、遂に山頂側も晴れて来たね。
うーん、晴れた山頂の景色を眺めたかった。
もう一度登りたい山です!
 
花之江河
樹林帯に入り、細かなアップダウンを繰り返し、
淀川小屋に向かって下って行く。
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黒味岳への分岐。
黒味岳も登ってみたいが、往復1時間以上かかるので無理。
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花之江河(はなのえごう)という湿地帯に出た。
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木道が整備され、環境が
保存されている。
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綺麗な場所だったが、徐々に太陽が落ちてきている。
残り2kmもあるので、急がなければ。
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500m毎に残り距離が表示されているのだが、
「これ、絶対500m毎じゃないよね!?」
「異常に長く感じるんだけど?」
あの表示、絶望しか感じないからやめて欲しいのだけれど!」

と、他の人も言ってた。
わかるー
 
淀川小屋
最後に激下りの階段を抜けると、橋が見えた。
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淀川小屋の横を流れる渓流である。
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18:45、暗くなる一歩手前。
予定時間を大きくオーバーしてしまったが、
無事に到着出来て良かったです。
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やっと着いたー!
長かった・・。
 
そして宿泊も可能と判ると安堵した。
遅くなったので、寝床が空いてなかったら、野宿だったからね。
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もう寝てる人もいるので、ササッと寝床を作り、ザックを持って外へ出る。
またベンチで晩飯作成である。
 
夕食
山の楽しみ晩御飯の時間です。
 
本日の献立は、
「通称ドッグフード(じゃがりこコンビーフ)」
「豆と野菜のビーフジャーキー&トマト
スープパスタ」
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先ずはドッグフード
見た目だけ悪くて、残り全て完璧な山メシ
私を代表する料理である。
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じゃがりこをお湯で戻してマッシュポテトにしたら
焼いたコンビーフとほりにし加えて混ぜるだけ
クラッカーを添えてどうぞ♡
 
ミードさんにお裾分けしたら、大好評w
やはり通称ドッグフードは無敵だ。
鉄板でウマい!
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_195557
次はパスタです。
 
鍋山・伽藍岳登山の前泊で、ビーフジャーキーでスープが取れるとを確認した。

 (上記の記事参照です。)
今回は本格的に、ビーフジャーキースープを使って、パスタを作り
ます。
 
【作り方】
①お湯を沸かしてビーフジャーキーをしばらく煮る
②乾燥野菜を入れて煮る
③豆とブイヨンとトマトペーストを入れて煮る
④パスタを入れて茹でたら、ほりにしで味を整える
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_193604
調理手順は単純で煮るだけ!
味は良好で温まる。
素材は乾燥品なので軽く、嵩張らない。
コッヘル1つで完遂するので、洗い物も少ない。
水をそこそこ使うのだけが弱点だ。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_201638
ほら美味しそう!
肉と野菜の旨味を引き出したスープパスタだ。
 
ミートソースっぽい味でウマい!
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_201654
全て保存の効く素材を使って、野菜と肉がちゃんと摂れるので、山の上では貴重な栄養素を補給できます。
山メシとして優秀な料理である。
 
■就寝
お腹も一杯になり、良い感じにホロ酔い気分。
〆に珈琲も飲んで、山の夜を楽しんだ。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_204410
灯りに虫さん達も寄って来ますが、蚊は居ないのでウエルカム。
私は虫さん好きなのです。
 
但し、蚊ブヨアブ
お前等は駄目だ!

 
疲れた身体を横にしたら、即寝落ちしたw
他人のイビキで眠れないという感覚は、私には無縁だ。
子守唄にしか聞こえないw
 
普段から雑音の中で寝てるからね。
すぐ近くを流れる渓流のゴーゴー流水音
車の走行音に、鹿のピーキャー鳴き声
虫やカエルの盛大な大合唱。

朝まで止まない爆音レゲェ
前門のパリピ、
後門のフィリピン人の
騒ぎ声
そんな中でも熟睡出来るのが、私だ。
 
それらに比べれば、他人のイビキなんて心地の良いものである。
耳栓一応持って来たけど、意味なかったw
おやぁ・・・zzz
 
 
※次回「鹿児島市車中泊」につづく


キャンプ歴4年目49泊目内ソロ46泊目@宮之浦岳 淀川小屋
(2024/5月 通算260泊、内ソロ241泊目)
※この記事は、前、後編の二部構成の前編です。
 前編:宮之浦岳登山(宮之浦岳登頂編)
 後編:宮之浦岳登山(淀川小屋宿泊編)
 
経緯
GWに鹿児島へラーメン&登山のキャンプ旅へ
1日目:指宿レイクグリーンキャンプ場

絶景の湖畔サイトで極上のチルタイムを過ごす。
 
2日目:指宿レイクグリーンキャンプ場2泊目

開聞岳に登山し、マンゴー&ウナギパフェに癒された!
 
3日目:オーシャンビューキャンプ場

屋久島入りで島内観光後、前夜祭の居酒屋最高!
 
4日目:宮之浦岳 新高塚小屋

無駄に長いトロッコ道を歩き縄文杉へ
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ウィルソン株がハート過ぎた!
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夕食のなんちゃってカツサンドがカツサンド過ぎた!
 
本日は九州最高峰「宮之浦岳」を登頂する!
っしゃ行ったるでぇ!
 
まさかの来訪者
おはようございます。
深夜0時ですw
 
20時くらいに寝たので、目が覚めてしまった。
ショートスリーパーは長く眠れないのだ!
      (;>ω<)
トイレに行く為、山小屋を出る。

外は雨が降っていた。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_184355
トイレから戻ったが、目が冴えた。
その為、寝床には戻らず、ベンチでスマホをいじっていたら、
雨音に混じって足音がする。

え?こんな時間に何故?
 
動物か?近付いて来るぞ!?
緊張が走る!
 
と思ったら、山の民だった。
 
ゆ「うわっ、ビックリしたw
山「こんばんは、やっと着いた」
 
有り得ない時間と悪天候の中の思わぬ来訪者だった。
 
「この時間に雨の中歩いて来たんですか?」
「はい、宮之浦岳山頂に居たんですけど」
 夕日や朝日を見る為、山頂ビバークしてたっぽい
 
すげぇことやってんなw
    (ノ∀`)
「はぁ?何でまたこんな時間に?」
「雷注意報を見て下りてきました。」
 
なるほど、雷はヤバいからな。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_184355
山小屋の中は寝静まっている。
なので彼は、朝までベンチで寝るそうだ。

あー野営に慣れてるなこの人。
私同様、どこでも寝れる人だ。
 
そんな驚きの来訪者と暫く会話して、私は寝床に戻り二度寝をキメた。
  
 
翌朝
4:00夜明け前
小屋の中は既に慌ただしい。

出掛ける準備を整える山の民達。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_155450
それに伴い目が覚める。
ぐっすり寝たので、昨日の疲れを全然感じない。
 
外は雨が降っており、この時間には行動したくない。
我々は止むのを待っ
てから出発する事にした。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_161629
5:00位に雷の音を聞く。
おー、深夜の来訪者、避難してきて正解だったな。
 
粗方の山の民が出払ったので、小屋の中で朝食。
ソイジョイやビタミンゼリー等の簡単な食事を摂る。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_070059
紳士の嗜みモーニング珈琲を淹れた。
 
ランタンシェードの光を優雅に眺めながら、
淹れたての珈琲を飲む。
ん~ぅんまぁ♡(* ̄∀ ̄)
 
次第に弱まっていく雨足
うん、これもうすぐ止むね。(  ̄ω ̄)

260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_070051
さすが私の太陽神の加護。
小屋に居る時だけ降って、出発したら止む。

この調子で雲も晴らしてくれたら嬉しいな♡
 
カニ
7:50、出発準備完了。
半乾きのウェアを着たら、冷たかった。
だが、どうせ汗や水滴で濡れる
から気にする必要がない。
 
トイレを済ませて、手を洗いに水場に行ったら、
サワガニさんを発見!
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_075058
今晩のおかずゲットー!
     (*>∀<)
こんな山深い場所にも生息してるんだな。
驚きである。
 
・・・た、食べないよ?(; ̄∀ ̄)
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かわいそうなので逃がしてやった。
食材はそこまで困窮してはいない。
 
出発
8:00、朝霧の登山道を宮之浦岳山頂に向けて出発!
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_075807
雨具も着用せず、気温14℃の山中を、半袖ハーフパンツの夏の格好で歩く。
昭和の小学生か!
 
樹上から落ちてくる水滴から頭を守るため、
帽子を被
ったが、風が強くて吹っ飛ばされる。
意味ねぇ!(;>ω<)
早々にザックに詰め直した。
 
■日本庭園?
登山道は霧に包まれ、眺望はない。
霧に包まれた幻想的な森を歩き続ける。260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_085522
展望台と看板がある場所を通過するが、
展望はゼロ。
名前負けも甚だしい!
 
そして、宮之浦岳への登山道が凄い。
なんかね、
路上に四角い白い石が敷き詰められてるよ?
 
ここ有名な日本庭園でしたっけ?
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_083109
白い砂利を拾ってみるとマジ四角。
人工的に削って作られたかのような、四角い白砂利
サイコロみたいだ。
 
よく見れば岩にも白い長方形の模様がある。
花崗岩の岩に、正長石の結晶が混ざっているようだ。
それが風雨に曝され、岩からポロリと落ちる。
それが割れて、地面に残されているのだ。
 
つまり、まるで庭師に整備されたような、
この四角い白い砂利敷きの美しい
自然にこうなったのである。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_081920
それに盆栽のように岩に根を張った木々や、フカフカの苔があるので、
まさに山全体が日本庭園!

とんでもないよ宮之浦岳!
  
サル
途中で屋久猿に遭遇。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_084425
ミードさんが興奮する。
私は西武林道で、ガッツリ見てるので、別に珍しくもない。
 
この後も度々遭遇し、面倒になって写真すらスルー
この山猿多し!
 
ササ
その後、植生に変化が現れる。
下草に笹が増え始めた。
もうすぐ樹林地帯を抜けるみたいだ。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_100004
しかし、笹が登山道に伸びており、藪漕ぎしなくてはならなくなった。
雨粒を纏ってるので、不用意に突っ込むとびしょ濡れになる。
トレッキングポールで露を払ってから進みます。

しかし一ヶ所だけ、笹が深い場所があった。
げっ?ここに分け入るの?
洗車機の中に突っ込んで行く気
分なんだけどw
 
おりゃー!(;>ω<)
っと笹の中に特攻。
「ぶはっ!」
笹から産まれた笹太郎の気分である。
 
後続のミードさんは大丈夫か?
と振り返ると、
丁度産まれてくるところだっ
たw
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_100007
こっち見んなw
 
しかし、普通はこんな藪漕ぎしたら、服が汚れる。
だが、ここ
の笹は、年中雨に洗われているのか、
全然服に汚れが移ら
ない。
その事実が凄い。
 
私は速乾性ウェアを着てるので、冷たくて気持ちいい♪
私にとってはご褒美である
   (普通の人は寒い)
 
あと、この時期、山ビルの心配はしなくて良いので、助かります。
 
絶景ポイント?
途中、二手に別れる道があり、私は左、ミードさんは右へ。
私の方は、眺めが良さそうな断崖絶壁に出た。
正規ルートは右のようだ。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_085735
だが、面白そうな岩の上だったので、結局ミードさんも呼ぶ。
眺望は霧で微妙だ。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_085917
たまに少しだけ晴れるが、絶景とまでは程遠い。
心眼開いて、絶景を見た気にした。
 
途中休憩
この山行初のキノコ発見!
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_090723
屋久島は菌が少ないのか、雨が多い割にキノコを見掛けない。
これ、光るキノコ「シイノトモシビタケ」だったらなぁ。
 
平石岩屋
岩屋があったので、岩の下で小休憩。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_100804
岩の下は霧雨混じりの強風が幾分防げる。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_102552
昨夜、なんちゃってカツサンドをお裾分けした、
女性山の民から御礼に貰ったドライレモン。
うおっ、これウマいな!

260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_100918
岩屋の先は眺めが良さげな断崖絶壁があった。
ミードさんも呼んだが、今回は来なかった。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_100924
そして尾根は、
風TSUEEEE!(;>ω<)

一緒に霧の粒も飛んでくるので、眼鏡に水滴が着く。
これがウザイ!
拭いても拭いてもすぐに曇る。
 
もう眼鏡は要らん!ヽ(`Д´;)ノ
と裸眼で歩く。
どうせ景色は霧で見えないのだ。
足元だけ見るなら、私の裸眼視力
は問題ない。
 
そして、これが意外に快適だったw
 
何故か裸眼の視界がいい感じに!
野生化した!?
 
登り本格化
宮之浦岳山頂が近付き、登りが急になった。
すると、急登・階段・岩登り大好物な私と、ミードさんのペースが違う。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_100004
私は大股でガンガン登ってヒャッハーします。
ミードさんは、小股で着実に標高を稼ぎます。
 
私は他者のペースに合わせても、体力を維持出来るほどの実力がありません。
その為、自分が疲れないペースを維持しないと、逆に疲れてしまいます。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_115922
だが、さすがはガチ勢ミードさん
焦ることなく、ペースを乱さず、着実に登って来た。
すんません、私が色々な歩き方が出来れば・・。
 
で、
登山道が川になってんだけどw
やめてー!靴が濡れるー!(;>ω<)
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_110349
ちょw滝やないか!
キャニオニングか!
 
深い水溜まりもあって、飛び石を渡って歩くので疲れる
って、ミードさんは気にせずテキトーに歩いてたw
もう開き直ってませんか!?
 

登りでは私が速いが、水溜まりで追い詰められる。
こんな事を繰り返しながら、アスレチックな山登りを続け、疲れたので途中休憩。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_112020
ミードさんからアルファ米のおにぎりを貰った。
水を入れて置いておくだけで出来るらしい。
 
お!ウマイなコレ!
ちゃんとおにぎりやん!
この山行でドライ食品の実力を知った。
 
山頂
着いたーー!
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_123602
標高1936m、九州最高峰「宮之浦岳」
登頂ヨシッ!
 
では、その素晴らしい眺望をどうぞ!
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_122952
ハイ、白ー!
分ってた!(;>ω<)
 
気を撮り直し、続きまして、記念の・・
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_123322
宮之浦岳安全ヨシッ!
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_123345
キャー!強風がぁぁ!
ポーズ中に吹っ飛ばされそうになったw
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_133238
では山の安全を祈願して、ミードさんも一緒に
ゼロ災で行こうヨシッ!
ご安全に!
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_133244
はい、お疲れ様でした~
さっ、メシでも食いましょう。
 
という訳で、眺望はないので、達成感だけ味わって、お楽しみに移ります。
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_123928
山頂シュワシュワー!
 
これを見てミードさんが食い付いた。
「あー!よなよなエールやん!」
!?
「わたし、大好きなの!」
 
たまたまここまで残していたシュワシュワが、
ミードさんのツボだったっぽ
い。
その為、お裾分けして乾杯です!
 
そして、岩陰に入ると風が弱まる事に気付いたので、
260-241(49-46)宮之浦岳淀川小屋501_130530
山頂ラーメンも食います!
 
これもミードさんが寒そうにしてたのでお裾分け。
ミ「温かい♪」
喜んで頂いたようで幸いです。( ̄∀ ̄)
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食べてる内に雲が晴れないかなぁ(´・ω・`)
と淡い期待を抱いていたが、結局晴れる事はなかった。
 
では、淀川小屋に向けて下りましょう!
 
 
※後編につづく

※後編はこちらからどうぞですぅ!
長過ぎる淀川小屋への道!太陽神の加護全開!まさかの晴れと雲海に感動! ★後編

キャンプ歴4年目48泊目内ソロ45泊目@宮之浦岳 新高塚小屋
(2024/4月 通算259泊、内ソロ240泊目)
※この記事は、前、後編の二部構成の後編です。
 前編:宮之浦岳登山(トロッコ道編)
 後編:宮之浦岳登山(縄文杉&宿泊編)
 
※前編はこちらからどうぞですぅ!
歩け歩け!縄文杉へ!幻想の森を貫くトロッコ道を延々と(早く登りたい) 苔モフりまくりの宮之浦岳登山 ★前編
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_085726
~ここまでのあらすじを三行で~
早朝の荒川登山口から出発
延々と続くトロッコ道を苔モフリながら歩く
縄文杉ツアー客に追い抜かれてもモフる
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_065000
苔モフりツアーじゃねぇぞ!
 
トロッコ道の終点に到着したので、
ここから本格的な登山が始まります。
 
ウィルソン株
登りじゃー!(*>∀<)
登りじゃ登りじゃ登りじゃ!
ヒーハー!ヽ(>∀<)ノ
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_104952
しっかりした急登!手応えある傾斜角!
ぐんぐん標高が上がっていく確かな実感!
これだよ、コレ!
山はこれじゃなきゃ!щ(>∀<*щ)
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_105032
そして深き森の美しき景観!
至る所に巨木が織り成す芸術的なオブジェが配され、
澄んだ水のせせらぎと共に、木の根と岩の階段が続く、
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_104958
まさに古の森!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_105202
うーん♥
屋久島を歩いてますぅ♡

 
すると着きました、ウィルキンソン株!
じゃなくて、ウィルソン株」
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_111444
巨大な屋久杉の切り株です。
豊臣秀吉の命令で切ったらしいよ?
イギリスの学者ウィルソン博士が調査して、
世界に広まったのでウィルソン株とか呼ばれてる。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_111456
急登を登りきった先にあり、開けた場所になっている。
その為休憩ポイントになってお
り、多くの山の民がいた。
そんな中、場違いに元気な私
(急登になると元気になる変態)
 
大な切り株の中にテンション高く入っていく。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_111707
この切り株、中が空洞になっており、祠があります。
そして、天井は吹き抜けている。

この吹き抜けを、切り株内部の特定の場所から撮影すると、
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_111157
この通りハート
形になる!
ここでもない、そこでもないと、探して見付けた!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_111228
どうですか!
この見事なハートフルでフルハートな♡は!?

259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_111157
サムネ確定クラスのバエ写真ゲッチューですぅ!
さすがウィルキンソン!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_111450
よし、じゃあ先を急ぎましょう。
 
■屋久島の水
先に進むと、縄文杉ツアー客が次々と下りて来ていた。
お疲れ山ですぅ♪(* ̄ω ̄)
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_120820
縄文杉ツアー客の多くは登山初心者。
初心者でも危なくないように、登山道は
階段や通路がよく整備されている。
気が利いてますぅ♡
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_120931
23年前は、こんな木道無かったぞ。
その為、我々ガチの山の民としては、大変歩き易い。
木が効いてますぅ♡
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_123442
だが、そこは山です。
手摺の無い場所や、バランス崩すと崖に真っ逆さまな場所等あり、油断はできません。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_124725
途中にも携帯トイレブースがあり、こんな山中に本当に有難い事です。
すれ違いのガイドさんに聞くと、山中の自己処理が出来るトイレ以外の汲み取り式トイレは、ガイドさん達が溜まったうんまるこさん達を運んでいるそうだ。
あまりに多い時は、ヘリコプター等で運び出している。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_122858
もう、素直に頭が下がりますわ。
山岳協力金、もっと取って良いよ!
感謝と敬意を進呈します。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_112030
また、至る所に水場があり、湧水が出てる。
それを掬って飲んでるので、喉は渇きません♪
 
ミードさんはダイレクトに飲んでたw
野生か!w
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_120931
綺麗な沢に出たのでまた休憩w
靴を脱いで足を浸してみたら、
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_121834
ヒィ~!
キンキンに冷えてやがる!
TSUMETEEEEE!
 
ヤバい冷たさw(*>∀<)
長く浸けて居られないレベル
お陰でかなりクールダウン出来た♪
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_125914
そんなことやってたので、周囲に人が全然居なくなったw
もう皆さん帰路に着いた模様。
 
屋久杉パラダイス
「大王杉」
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_123858
大迫力のデカさ!
ウッドデッキが整備され、見易いです。
かなり近くで見れるので、私は大王杉大好き♡
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_124056
大王様!私が来ましたよ!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_124059
大王様?
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_124104
大王様ぁぁ!
現場猫ポーズが、大王様のあまりの大きさに、
JOJO立ちみたいになったw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_124602
大王様尊い♡♥
 
「夫婦杉」
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_125018
途中の枝なのか幹なのか、二本の巨木が繋がって
常時手を繋いでる仲睦まじい屋久杉でした

尊い♡♥
そしてデカいw
 
つうか、この周辺に生えてる木々は、どれもデカイ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_125032
極太ヒメシャラや名も分からぬ木、
全てのスケールがバグってます
わw
 
「子宝杉」
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_130452
幹の下腹部辺りにある、このコブ。
これが胎児のように見える為、子宝恵まれる縁起物の杉。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_130434
巨人が生まれて来そうなんだけどw
 
「縄文杉」
そして、少し歩けば到着です。
有名な屋久杉、THE 屋久杉
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_134104
縄ぉぉぉ文杉!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_133640
ツアー客が居たら、周辺はごった返してるだろうが、
この時間、我々以
外誰も居ない!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_133708
憧れの縄文杉を
クールに二人占めですぅ!

   ヽ(>∀<)ノ
ところが、根の保護の為に近寄れなくなってるので、
迫力としては
大王杉の方があるのよねw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_134225
ここに来て、微妙な消化不良をブッ込んできたw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_134613
とにかく、お約束は入れておきましょう。
縄文杉健在ヨシッ!
 
で、誰も居ないので、デッキで休憩。

人が多い時は、デッキで寛ぐなど出来ない
山小屋泊だと、こんな特別感も味わえる。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_134155
休んでると三人組が下りてきた。
高塚小屋に泊まる山の民だ。
「水場が縄文杉の手前にあるって知らなくて、汲みに行く」と言ってた。
高塚小屋に泊まれば、縄文杉見放題ですね!
 
さて、ここから先は、私も未踏の地。
宮之浦岳を目指す山の民だけが歩むことを許された聖域(サンクチュアリ)である。
いよいよ、宮之浦岳への本当の登山が始まる!
 
高塚小屋
縄文杉から少し歩くと、山小屋があります。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_140317
この森に囲まれた、最高の景観の中にある山小屋が「高塚小屋」である。
三階建ての小屋で、テン場もある。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_140329
こちらはテント場。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_140356
森の中に点々と平地があるので、そこに設営する。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_140442
トイレもある
水場に水を汲みに来た三人組は、ここに泊まる模様。
ええなぁココ♡♥
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_140606
だが我々はもっと先の「新高塚小屋」が目的地。
高塚小屋から、新高塚小屋までは、まだ1時間以上かかります。
ここで立ち止まってはいけない。
 
聖域の屋久杉達
縄文杉を越えると、その先はツアーとは無縁の地
その為、道は普通に登山道らしくなった。
 
だが、道迷いするような場所はなく、分かり易い。
所々階段もあったりと、快適
に歩ける。
 
そして、名も無き屋久杉の巨木達が、我々を迎えてくれた。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_142943
名前が無いだけで、その樹容は見る者を圧倒する巨躯を誇る
これまで見てきた「三代杉」や「
大王杉」等の
ネームド杉に劣りません!
しかも、ネームド杉は近寄れないが、
ここの屋久杉は真下まで行けるぞ!
 
ツアールートだけが宮之浦岳じゃない事を教えてくれた。

259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_142138
しばらく歩くと雲の上に出ている事を知った。
標高が1500mに近いのだろう。
よしよし、着実に進んでる。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_150114
色々な木を見た。
 
三種類の樹木が合わさったキメラ屋久杉
有り得ない巨木のカエデ
美肌過ぎるヒメシャラ
千手観音みたいなダイヤモンド屋久杉
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_144437
登山者でなければ見れない、宮之浦岳の真の姿。
嗚呼、やっぱり登って良かった。
晴れて良かった。そう思えた。
 
新高塚小屋
山小屋手前に水場があった
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_154358
後で来るのは面倒なので、先に汲んで行く。
水場が豊富なのは、マジ有難いです♪
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_155411
っしゃ、着いたー!
本日の宿泊先「新高塚小屋」です!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_161629
全面フローリング、ロフト付きの40名くらい収容可能な小屋です。
汲み取り式のトイレもある。(紙無し、携帯トイレ不要)
携帯トイレブースもあるので、満タン時はそちらへ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_161606
テント場もあって、水場も近い。
宮之浦岳へのベースキャンプとし
て最適な山小屋だ。
また、
九州で最も高い場所にあるキャンプ場でもある。

259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_155450
最盛期なので、泊まれるか心配だったが、問題無し。
雨予報が効いたのか、まだ収容数に余裕があった。
 
取り敢えず寝床の確保。
2Fに陣取り、マットとシュラフを敷いて準備完了。
 
私はシュワシュワを冷やしに水場へ行く。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_163335
ついでにウェアを洗濯し、汗をかいた身体を拭いてきた。
ん゛ぃぃー!
 
サッパリしてから夕食の準備だ。
小屋内の山の民は、既に就寝してる人も多い。
早っっ!
とてもガチャガチ
ャ料理したり、お喋り出来る雰囲気ではなかった。
 
そこで外のベンチで作ることに。
座って、カフェトランクを取り出した。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_184355
やはりここでも注目の的w
こんな場所まで、あんな拘りのキャンプ道具持ってくるアフォは、
そうそう居ないものである。
 
取り敢えずは料理しながらスコッチを飲み始めた。
あーやだ、何コレうめー♡
染みてきやがるですぅ♡

 
標高差1400m以上、距離10km以上、
17kgのザックを
背負い歩いたのだ。
そりゃ五臓六腑への浸透圧が違いますわーw
 
ミードさんから提供頂いた鯖の燻製をツマミに、今度は焼酎をクピクピ
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_170456
おっふ♡
生を実感しますぅ♡
 
私がストレートでガンガン飲むので、ミードさんが呆れていた。
ミ「喉が焼けちゃうから無理」
ゆ「ボクはもう焼ける感覚無くなりましたわw」
 
夕食「なんちゃってカツサンド」
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_173958
私が「カツサンド作ります」と宣言すると、ミードさんが驚いてい
た。
「え?揚げるの?油持ってきたの?」
と困惑の表情。

ふふふ、私の揚げ物に油は不要なのです。
      ( ̄ω ̄)

山の上で作ることに特化した私の48の必殺料理
「なんちゃってトンカツ」
171-156(13-13)くじゅう花公園花と星820_171517
コイツの派生進化ならば、
山メシにカツサンドを食べる事
も出来るのです。
 
※「なんちゃってトンカツ」の詳細なレシピは、
 下記記事を参照下さい。

 
【今回のカツサンド二枚分のレシピ】
①軽量アルミフライパンをバーナーにかけて熱する
②10枚切りの食パン4枚を両面焼く
③パンを取り置いて、パン粉を二握りフライパンへ
   その上にマヨネーズをブチューッと出す
   パン粉10に対してマヨネーズ1~2で良い
④パン粉とマヨネーズを混ぜながら加熱
 きつね色になるまで炒る

 最初はダマになってたパン粉がバラけて来ます
171-156(13-13)くじゅう花公園花と星820_153221
⑤焼いたパン2枚の上に、④のパン粉半分を敷く
   半分は取り置きます
⑥ロースハムを焼く
⑦焼いたロースハムを⑤の上に置いて、
 残りの取り置いたパン粉を
被せる
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_161104
⑧とんかつソースを満遍なくかける
   マヨネーズやケチャップ、ほりにし等でアレンジ
⑨パンで挟み、カットして食べる
 
はい、これで殆どカツサンド!
 
※「なんちゃってカツサンド」の別レシピは、
 下記記事を参照下さい。

 
んで味見で、ミードさんへお裾分け。
・・と、
いつの間にか増えたギャラリーの女性山の民2名にも
お裾分けw
 
どうやったら山の上でカツサンドが出来るのか、不思議だった模様で、ギャラリー化してたのだw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_173958
「うわっ、美味しい!」
「思った以上にカツサンドだ!」
「これ、カツサンドですね!」

凄い反響を得たw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_174127
そして、ここまで我慢したシュワシュワも開放!
 
まずはカツサンドを
私も食う。
  
パクッ

 
ん゛っっうんめぇー!
   (*>ω<)
サクサク香ばしい衣に、肉の旨味!
それらをソースとマヨネーズが纏めて、
渾然一体とな
り押し寄せる!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_174116
あーも―ボカァもう!
早く!早くおビア様を流し込みたい!

プシュっ!

キャンパー―イ♪
 
グビグビグビグビ・・
 
あっふぁーー!(*>∀<)
マ過ぎるわー!

259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_174127
トンカツを洗い流す、シュワシュワの爽快感!
IPAの豊かなホップの香り!
この刺激が堪りません!

    (*>∀<)
この瞬間の為に、重いと知りながらも持ち運んできたのだ!

ご褒美あっての苦労!(`・ω・´)
これが味わえるなら、いくらでも持ち運ぶさ!
 
カツサンド1.5枚を食えばお腹一杯です。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_184750
〆にドリップ珈琲を淹れて、これもミードさんへ振る舞う。
山の上で、本格的なドリップ珈琲が飲めるのも、カフェトランクを持ち込んでるお陰だ。
やはり山メシが美味ければ、疲れなど吹き飛ぶものだ。
 
鹿
「あ、鹿だ。」
珈琲飲んで寛いでいたら、山小屋のすぐ横に鹿が来た。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_184242
ミードさんは大興奮!
野生動物が自ら人間に近付いてくるのだ。
そりゃ驚くよね。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_183958
トイレに行くと、その鹿がテント場の横まで来てた。
凄い光景である。
とんでもないな宮之浦岳。
 
就寝
気温は14℃・・・涼しい♡
(この気温を涼しいと言うのはお前だけだ)
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_184355
10℃以下に冷え込む可能性もあったので、念の為に防寒具は持ってきた。
・断熱用エアマット
1500円の激安3シーズンシュラフ
ワークマンのモコモコ
ネックウォーマー
インナーブーツ
カイロ
以上を用いて、就寝しようと思っていた。
 
しかし、ワークマンのモコモコを着たらぬくぬくで、
ペラペラ激安シュラフとモコモコだけで十分だった。
体感温度ロシア人か!
 
んで、
寝に入ったら即落ちるのが私である。
気付いたら寝てたw
(同行者には私のイビキ対策に耳栓推奨)
おやぁ・・・zzz
 
 
※宮之浦岳登山2日目「淀川小屋」に続きます。
 
※次回はこちらからどうぞですぅ!
ここは日本庭園?猿の楽園?野生化しながらキャニオリングの果てに辿り着いた宮之浦岳! ★前編

キャンプ歴4年目48泊目内ソロ45泊目@宮之浦岳 新高塚小屋
(2024/4月 通算259泊、内ソロ240泊目)
※この記事は、前、後編の二部構成の前編です。
 前編:宮之浦岳登山(トロッコ道編)
 後編:宮之浦岳登山(縄文杉&宿泊編)
 
今回の旅路
GWに鹿児島へラーメン&登山のキャンプ旅へ
1日目:指宿レイクグリーンキャンプ場

絶景の湖畔サイトで極上のチルタイムを過ごす。
 
2日目:指宿レイクグリーンキャンプ場2泊目

開聞岳に登山し、マンゴー&ウナギパフェに癒された!
 
3日目:オーシャンビューキャンプ場

屋久島入りで島内観光後、前夜祭の居酒屋最高!
 
経緯
九州で一番高い山「宮之浦岳」
それが九州本土ではなく、屋久島にあります。
258-239(47-44)オーシャンビュー429_115249
九州本土では、くじゅう連山の「中岳」が最も高い。
170-155(12-12)坊がツルキャンプ場②812_083731
その標高は
1791m。
だが、宮之浦岳は離島にあるにも関わらず、
1936m!
1
45mも輪をかけて高い。
258-239(47-44)オーシャンビュー
マジッスかw
 
しかも、日本の島にある山でもダントツに高い
2位は北海道の利
尻山(利尻富士)1721m
2位よりも200m以上高い。
257-238(46-43)指宿レイクグリーン②428_160357
パネェッスね

「洋上のアルプス」と呼ばれる所以だ。
南の島なのに、山の上は雪が降る。
170-155(12-12)坊がツルキャンプ場②812_104240
そんなヤベぇ山なんよw
 
日本百名山でもあり、世界遺産。
全国の山の民憧れの山!
九州に住んでる山の民なら、一度は登りたい山。
258-239(47-44)オーシャンビュー429_134414
私、登ります!(`・ω・´)
 
しかし、事前の天気予報では全日程雨
と出ていた。
流石は日本一雨が多い地域だ。
最悪撤退も視野に入れて挑む事になる。
258-239(47-44)オーシャンビュー429_153339
だが、私には「太陽神の加護」がある
屋根のある場所に居る時だけ雨が降り、

外に居ると止むor晴れるという、
チート級パッシブスキル持ち!
  
これは、同行の
ミードさんも最早周知の事実。
であるからして、二人で前夜祭として宴を開き、
太陽神へ屋久島の幸を奉納し、当日を待つのであった。
258-239(47-44)オーシャンビュー429_180007
コラッ!
単に居酒屋で呑んでただけなんて言うな!

太陽神ひなもり5
頼んますね、太陽神様(※ツンデレ女神)
 

出陣
深夜3:30
同行の山の民ミードさんを迎えに行く。

我がエイトたんに乗り、登山バスの発着点へ。
「屋久杉自然館」へ急い
だ。

途中でお弁当を購入し、駐車場4:15到着。
おお、既に多くの山の民が集まっておる。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_044829
いや、良く見たら軽装の人が多い。
どうやら多くは縄文杉を見るツアー客のようだ。
貴様ら山の民ではないな!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_043235R
こんな朝早くからご苦労な事である!
  (オマエモナー)
 
チケットは、事前に観光センターで購入済み。
その為、現地ではチケットと座席券を交換するだけ。
5:10発のバスは満席なので、次発5:20のバスに乗れた。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_043036
ミードさんが予約してくれてた、お弁当を食べながら出発待ち。
屋久杉自然館の近くにある店で、朝4時にも関わらず受取り可能。
ありがてぇ!(*>∀<)
トイレ等を済ませてバスに乗り込んだ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_050149R
行ってくるねエイトたん!
 
荒川登山口
しばらく揺られて荒川登山口へ到着。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_054310R
既に第1便の人々が大勢いた。
ここにもトイレがあるので、済ませておくと良い。
 
【今回のルート】
1日目:荒川登山口→トロッコ道→縄文杉→新高塚小屋
2日目:宮之浦岳→淀川小屋
3日目:淀川登山口→紀元杉バス停
 
宿泊装備を詰めてるので、恐らく17kg以上あるだろうザックを背負い、
いざ本日の目的地「新高塚小屋」へ!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_054336
YAMAP活動ON!
っしゃ行きまっせミードさん!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_054618
最初はトロッコ列車のレールが敷かれた道、
通称トロッコ道を延々と8.6kmも
歩くよ
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_055044
尚、
本日登らないといけない総標高は1300m超
トロッコ道は緩やかな登りで、ほぼ平坦。
8.6kmも歩く割には、トロッコ道だけでは3
00mしか標高が稼げない。
つまり、後半戦で1000m以上一気に登る。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_054656
後に残すの止めてくれないかな!?
無駄に歩かせて、ジワジワ脚を削らないで!
早く!早く登らせてくれ!
     (´Д`;)
 
そんな願いも空しく屋久島の森に溶けるのみ。
トロッコ道は無駄に長い!

259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_055920
23年前は、レールの間に木道など無かった。
その為、レールの枕木を足場にして歩いて行った。
これが、歩幅と合わないと
歩き難かった。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_060126
だが、木道のお陰で、かなり歩き易くなっていた。

気が利いてますぅ!
    ヽ(´∀`)ノ
協力金2000円(日帰りの場合は1000円)を払った甲斐がある!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_061614
無駄に長いが、このトロッコ道からの景色も見応えは十分。
最初に橋を渡り、トンネルを抜けて、
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_063740
美しい森や澄んだ水の沢を眺
めながら
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_062156
花を愛で、苔をモフり、新緑に癒され、
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_061652
散歩するように歩けるので、暇はしない。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_061628
だが、こうした手摺のない橋もあるので、油断は禁物だ。
高所やバランスに自信の無い人は、早々に突破してしまいましょう。
あと、橋の上で写真を撮る時は、スマホ落とさない様に注意。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_061706
また、駄弁ったり、写真撮ったりしながら、ゆっくり歩く我々は、
ペースが遅いw(ノ∀`)
 
小さな子連れの母子と同ペースと言えば、
推して量れる事だろう。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_063747
そんな我々を軽装な縄
文杉ツアー客の集団が追い抜いていく。
彼等は、帰りのバスに間に合うように、来た道を戻って来ないといけないので、先を急ぐのだ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_064028
そんな事情とは無縁の我々は、ゆったりしたものである。
気持ち良さそうな苔を見付けてはモフリ、
苔をモフり、
苔をモフり、
苔をモフり、モフり、モフり・・
苔をモフモフモフモフ、モフりまくり・・
 
どんだけモフんねん!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_060959
追い付かれたら道を譲り、綺麗な景色を楽しんだ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_064036
とにかく渓流が綺麗♡
 
あと、苔が気持ちいい♡
(苔にとってはキモい)
 
小杉谷集落跡
過去、集落があった場所に着いた。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_064714

屋久杉の伐採を生業にしてた人々が住んでいたそうだ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_064809
今はもう森の一部と化している。
 
学校跡の校門が残っていた。
校門は苔むして、誰が置いたのか、首の無い人形が鎮座し
ていた。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_065000
割りとホラーw
 
集落後になると、屋久杉が姿を現し始める。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_072958
なかなか巨大な切り株が軌道横で眠っていたり
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_072357
名も無き屋久杉が点在しています
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_072404
いや、コイツも十分デカいよ・・。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_070842
フワフワした苔をモフりながら歩いていると、
軒並みのツアー客から追い抜かれるw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_071012
その後、ツアー客の団体とは間が空いて、静かな旅路が続いた。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_074721
歩いていると見掛ける淡いピンクのツツジ系の花。
「綺麗だねー♡」と二人で言ってたら、
通りすがりのツアーガイドさんが、
クラツツジですね。」と教えてくれた。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_074750
サクラツツジさんかー(* ̄ω ̄)
新緑の背景に、白さが際立ってとても綺麗なのだ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_085726
その後も見掛ける度に愛でたw
サクラツツジ尊し!
 
楠川分かれ
トロッコ道の中間地点、楠川分かれに到着。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_074132
楠川分かれ到着ヨシッ!
っしゃやっと半分じゃー!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_074104
こっち見んなw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_073901
荷物が重いので、ちょくちょく休憩を挟むようにしている。
 
三代杉
楠川分れから少し行くと「三代杉」という屋久杉に出会える。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_080411
一代目の杉の株に、二代目が生えて、
二代目も折れて、その上に三代目が生えてる
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_080428
という気の遠くなるような年月を経て、今の姿となっていた。
 
その先にトイレと水場があり、また休憩。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_075700
顔を洗うと、ものっそい気持ちが良い♪
     ヽ(´∀`)ノ
 
セクシーな格好した外国人のネーちゃんがいた。
お前、その格好で登ってきたんか?
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_075426
トイレは紙こそ無いが、普通に出せるボットン。
(携帯トイレ専用
ではない)
持ち帰る必要がないのは有難い事だ。
 
癒し
その後、ショートカットルートで一部急登を登る。
マトモな登りでテンショ
ン上がる。
ヒャッハー!登りだ登りだぁー!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_081751
しかし、すぐに終わって消沈・・(;´-ω-`)チーン
癒しの急登はまだ先だ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_085715
三代杉を越えると山深くなり、ウネウネ道となった。
ウネウネ歩いて、休憩してたら・・
 
ガサッ
 
ん?なんだ?
 
背後で音がしたので振り返ると
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_083636
「あ、ヘビさんだ!」
なんという事でしょう!
ヘビが崖の上から降って来ました!
 
不意を突かれた(ゆωゆ)探険隊の命運は!?
果たして蛇の急襲を無事に乗り切れるのか!?

 
同行のミードさん、怖がるかと思いきや、嬉々として見に行ってた
あ、得意な方なのねw
私は爬虫類大好きなので、勿論見に行く。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_083636
大人しそうな顔をしており、
まん丸つぶらなお目目がラブリー♡

警戒や威嚇はしてないので、枝で持ち上げて、崖の上に放してあげた。
 
はぁ~癒された~♨
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_091057
こっち見んなw
 
また、至る所に生えてる苔も癒し系
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_070842
モフモフ

フワフワ
サラサラ
ピコピコ
ポンポン
見掛けると触りたくなる。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_080954
触り心地が、ものっそい良いのです!
思わず撫でたくなる!
 
やわらかそうな物を見ると、触りたくなる気持ち、
分かりますよね!?
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_091014
こっち見ろよ!
 
仁王杉
ひえー!デカイ屋久杉!
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「仁王杉」である。
極太の幹が、真っ直ぐ天に向かって伸びている。
その威風堂々たる立ち姿は、まさに仁王!
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屋久杉は幹ばかり大きくて、枝葉が大きさの割には少ない。
高級な盆栽みたいな姿をしている。
または、バオバブの木。
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だから成長も遅いんだろうね。
1年に1mm程度しか伸びないそうなので、
これくらいデカいと数千年掛かるそうだ。

数千年生きるとか、エルフみたいだな。
相当な魔力を貯め込んでいる事だろう。
葬送のフリーレン!?
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で、この仁王杉まで来たら、トロッコ道の終わりも近い。
 
トロッコの終点(大株歩道入口)
やっと終わった!(´Д`;)
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んで、ここで中休憩。
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水場もトイレもあるので、ブランチにします。
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重いのにわざわざ持ってきた、カフェトランクを取り出す。
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これ、広げると周囲の注目を浴びます。
ムフフ~♪キャンパー冥利に尽きますわー
 
重くて嵩張るように見えますが、小物や食材等を納められるので、
ザックがスッキリします。
隙間無く詰めれば、無駄もありません。
テーブルにもなるし、ランタンスタンドにもなる
意外に使え
るので持ってきちゃったw
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ラーメンに乾燥野菜入れて、野菜ラーメン。
この袋麺初めて買ったけど・・ニンニク強いな。
これ絶対ウマいとは言い難いヤツ
でもまぁ、
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ウマウーマ♡
 
そしてここから大株歩道。
本格的な登山道に入ります。
 
やっと登れる!(*>∀<)
 
 
※後編につづく
 
※次回後編はこちらからどうぞですぅ!
宮之浦岳が真の姿を現した!♡過ぎる伐り株と縄文杉&思った以上のカツサンドに驚きたまゑ!新高塚小屋 ★後編

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