キャンプ歴4年目13泊目内ソロ12泊目@祖母山9合目山小屋
(2023/8月 通算224泊、内ソロ207泊目)
※この記事は、前、中、後編の三部構成の前編です。
 前編:登山中の話題主体
 中編
:山小屋情報・キャンプ中の話題主体
 後編下山中の話題・ネタ主体
 
経緯
3ヶ月前から私はこの日を待ち侘びていた。
「祖母山」
宮崎県の最高峰1756mのおばぁちゃん。
日本百名山にも選ばれ、深い森と険しい岩に囲まれた
大分県、熊本県、宮崎県に股がる九州
の臍。
九州デベソだった説・・

九州の山の民なら登ってみたい憧れの山。
私も登ってみたいと思ってしまった。
1年前の私からは考えられない動機である。
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私は森の民
森を愛し、森から出ない、種族はエルフと思っていた。
 
それがどうやら違ったらしい。
山に登り始めた私は気付いたのだ。
私にも山の民の血が混ざっていたようだ。
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私は山エルフだったのだ!
 
はぁ?そんなエルフ居ねぇよ?
 
それが居るんだな。
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異世界のんびり農家』にその種族が出てくる。
確認したまえ
。( ̄ω ̄)
 (謎のドヤ顔)

 
で、
なんとこの祖母山!
山頂付近に山小屋とテント場所
がある。
しかも、無料で利用出来るらしいのだ。

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山エルフとしては、行っておきたい実績!
そこで前日「四季見原すこやかの森」に宿泊。
翌朝から登る
計画とした。

当初の計画では、3泊4日を考えていた。
 
1日目「四季見原すこやかの森」
2日目「祖母山9号目山小屋」
3日目「祖母山系どこかの森ハンモック泊」
4日目「四季見原すこやかの森」
こんなハードな予定を組んでいた。
 
しかし、天気予報は残酷である。
初日は晴れるが、祖母山登山の2日目は雨
しかも、まあまあな雨。(; ̄ω ̄)
 
更に3日目も雨で、4日目すら雨という不運。
ジーザス!(ノД`)
 
私の太陽神の加護が遂に
サボタージュ決行!?

     (;゚ω゚;)
酷使し過ぎたかな・・ごめんよ~ (´・ω・`)

 
そこで、急遽予定を短縮。
1日目「四季見原すこやかの森」
2日目「祖母山9号目山小屋」
3日目「四季見原すこやかの森」
 
山小屋泊だけは、意地でもやり遂げる!
っしゃ行くぞぉ!
   (`・ω・´)
 
朝食
ナポリタンドッグを買ってたので、移動中に食す。
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染みて来やがる・・うめぇ・・。
 
北谷登山口まで
離合不能なウネウネ山道が続きます。
 
途中、舗装路が無くなって、激狭悪路に・・
ゴツゴツした剥き出しの山道だった。
ちょwメッチャ揺れるw(ノ∀`)
 
え?このワイルドロードがあと数キロ続くの?
マジ引くわー。(´Д`;)
 
と、ドン引きしてたら、コンクリート舗装路に出た。
舗装路、ありがてぇ!(*>∀<)
更に綺麗なアスファルト舗装路に繋がった。
路面舗装マジ天使!
 
どうやらこの道、
最近まで通行止めになっていたらしい。
豪雨で土砂崩れが起きたのだ。
真新しい法面を見掛けたので、そこだろうな。

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一の鳥居登山口に着いた。
北谷登山口は、ここよりまだ先にある。
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一の鳥居駐車場には、一台も止まっていなかった。
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もう少しだエイトたん。がんばれー!
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北谷登山口駐車場に到着!
空きはあと2台ってところでセーフ!
早速停めて準備する。
 
雨の為、山小屋に一泊となった。
なので、不要な装備は
置いていく。
余分な食料もポイポイ抜いた。
 
幾分軽くなったが、水が重いので20kg近くある。
私のバックパックの名前がここに決まった。
命名、激重ズシズシ丸!
      (´Д`;)
ま、重いのはいつもの事なので気にしない。
気にしたら負け。
 
トレッキングポール展開!着装!
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聖剣トレポカリバーを二刀流装備。
OK,Ready perfectly!
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準備は完全に整った!
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祖母山、北谷登山口からスタートです!
 
トレッキングポールの忘れ物が置いてあった。
聖剣を忘れるとは、どんな勇者だ!?
 
8:00、北谷登山口から登山開始
激重ズシズシ丸が重い・・。
気にしない事にして出発だ。
 
北谷登山口からは2つの登山道があったが、
登りは「風穴コース」を選択。
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風穴コースは
健脚・経験者向けとか書いてあった。
 
え?
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・・見なかった事にして進撃です。
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少し歩くと渓流渡り「渡渉」の難関。
荷物がなければ余裕。
だが、私は激重ズシズシ丸を背負ってる。
聖剣トレポカリバーを駆使して慎重
に渡った。
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そのすぐ後でも渡渉
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15分後、また渡渉
ねぇ渡渉多くない!?
 
序盤で計4回の渡渉がある。

渡渉多いぞ風穴コース!(;>ω<)
 
最終的には、沢登りまであった。
涼しくて良いが、結構水量的にギリギリな所があった。
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多分シイタケさん。
だが、食材は十分あるのでスルー
 
30分歩いて一旦休憩。
序盤戦、勾配はそんなにキツくないが、ジワジワ体力減らされる。
土の登り坂が、地味にキツい。
 
8:45、植生が変わった。
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やっと杉林を抜け、祖母山らしい広葉樹林帯に入った。
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森の中を、トレースとピンクテープを頼りに登って行きます。
 
と、今度は沢登りですか?
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えっと、
何このキャニオリング?
これ、増水した日は最悪だぞ・・(´Д`;)

 
無事に登りきった。
岩が滑らないのが助かった。
 
だが、この後ルートが分からなくなった。
 
沢のガレ場なので、トレースが消えている。
ピンクテープも見当たらない。
ここは迷い易いポイントだぞ。
 
立ち止まって、じっくり観察。
トレースの痕跡を見付けた。
そのまま沢を登って行くようだ。
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正規ルートに復帰。
疲れたので、倒木に激重ズシズシ丸を置いて休む。
ルートロスした時は、落ち着いて立ち止まる事が肝要だ。
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原生林の樹林帯を歩いて行く。
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巨岩などが目に入り始めた。
いよいよ祖母山の本領が発揮されるか?
 
9:20、風穴前に着いた
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巨木が倒れていた。
こんなデカい木でも倒れるんだな。
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岩に梯子が架けられてある。
登っていくと、異様に冷たい風が吹いてきた。
ちょw何この冷蔵庫!?
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梯子の先に口を開けたダンジョン発見!
これがアビスですね、つくし卿!
 
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っていないハズ!
探窟家 うんまる卿
アビスに潜ります!

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LEDランタンを持って洞窟へ潜ってみた。
 
中の気温は、なんと13℃
外は23℃なので、10℃も気温差があった。
恐るべし氷結階層!
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更に下層へ伸びているが、これ以上は装備がない。
あと、上昇負荷に耐え
られないので退却。
 
うわぁ!何だコレは!?
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突然視界が奪われ、真っ白に!
これがアビスの上昇負荷!?
 
だが、お陰で完全に汗が引いた。
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風穴の側で涼しく休憩。
行動食1号を補給。
 
大量に持って来たもガブガブ飲んで軽量化を図る。
四季見原の美味しい水です。
軽くな~れ、軽くな~れ♡
 
■9:35、風穴を出発
風穴から先の原生林の森は美しい。
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倒木に生えたデカ過ぎるサルノコシカケ。
ガチに座れそう。
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景観は美しいが道は険しい。
様々な障害が、私を待ち受ける。
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足を取る根っこトラップに、ルズル滑るトラバース
突き出てる尖った木の根、ロープ場、岩登り、
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バックパックを引っ掛ける倒木潜り
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これ食えんじゃね?的なキノコトラップ
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1UPキノコですよね?食べますか?
→Yes
 No
等の、冒険者の行く手を阻む、凶悪な罠が仕掛けられていた。
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そして急登が増えた。
いいね!高度がガンガン稼げるよ!
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大自然のアトラクション!
これだよコレ!
全身使ったアスレチック!
コレを待っていた!
キツいけど楽しい♪ヽ(´ω`)ノ
 
だが、油断はしない。
安全には十分気を遣っている。
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滑落すれば人生オワタとなるスリル!
人生はコンテニュー無しのクソゲーだ。
失敗は許されない。
 
 
三点支持で安全を確保しつつ、
不慮のバランス崩壊にも耐え得るべ
く、
もしもの時はここを持つ!あそこを踏む!
というエスケープゾーンを考慮した
二段構えの態勢で臨んでいる。

 
疲れを感じたら早めに休む。
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こんな休憩適地を見たら、取り敢えず休む。
安全マージンは150%以上を確保
命には代えられない。
 
私はルーキーの山の民である。
全然ひよっこ。弱い。経験値ショボい。
そして・・
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無駄に装備が重いw
      (ノ∀`)
  
加えてソロ。助けてくれる仲間は居ない。
 
だからリスキーな冒険はしない。
やれることをやる。
やれることしかしない。
実にシンプルだ。
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また、重い荷物を背負ったまま、
どうやって安全に攻略するか考えながら登る、
解きゲームでもある。 
 
登りながら、積極的に周囲を確認し、
体力や瞬発力等、自分のステータスを把握し、
安全にクリア可能か瞬時に判断。
使えるものは何でも使って乗り越える。
 
これを繰り返す。
頭をフル回転させて登るのも面白いものだ。
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え?トレッキングポールが埋まってる?
まさか、これは
霊剣トレポスレイヤー!?
剣に認められた者だけが、引き抜く事が出来るという。
 
 
スポッ
あ、抜けた。
 
あ、これ下の部品が無いのね・・。
 
・・どうやら疲れているようだ。
しっかり休もう・・。(; ̄ω ̄)
 
■10:40、見晴らしの良い岩に着いた
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お?あれは天狗岩ではないか!
おー見えた見えた♪
何だか満足した。
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断崖絶壁で小休止。
火サスなら落ちてる。
押すなよ!絶対押すなよ!
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景色で山頂が近付いているのが分かる。
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山頂はもう少しだ・・・多分。
 
ちなみに、登山計画では、天狗岩まで行って戻って来て、山小屋に行く予定だった。
無理!キツイ!
山小屋直行して休みたい!
 
「重量級バックパック」

背負った瞬間終わったわ♪
荷物重くて進めない♪
天狗 岩までは 登れない♪
定期定期的に息が切れる♪
 
 
最後に地味な嫌がらせのように、土の急斜面を登らされた。
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もうやめて!
私のHPはとっくにゼロよ!

土の坂嫌いですぅ!
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山頂手前の尾根に到着。
っしゃ、来たぞ!
 
 
※中編につづく
 
次回中編、山頂での絶望とカレー麺
謎の山小屋の怪奇完ソロ山小屋という珍奇
果たして、
山頂と山小屋に何が待ち受けているのか!?
 
※中編はこちらからどうぞですぅ!
山頂と私とカレー麺♡謎の音楽が鳴り響く完ソロ祖母山9合目山小屋完全攻略本 地味にレアキャラ遭遇w ★中編
 
※尚、後編はこちらからどうぞですぅ!
【超絶景】山の上で感じる絶海の孤島感と水平線!祖母山渾身の雲海卍解!太陽神の加護で快適下山♪祖母山9合目山小屋 ★後編