「人生は翻弄されてこそ味わい深くなる」 ~(ゆωゆ)著『ラヲキャン』より引用~ 246-227(35-32)奥霧島御池107_175530
どーもこんにちわ、(ゆωゆ)です。 今回はYAMAPで知り合った山友二人、 りんごのん神さんと
クッカーマニアミスターK と、くじゅう連山1泊2日登山の旅に行ってきました。
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ミスターKは、以前に霧島キャンプ&登山でも一緒でしたね。
霧島キャンプ&登山前編
霧島キャンプ&登山中編
霧島キャンプ&登山後編
霧島キャンプ&登山続編
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友達が居なかったボッチハイカーの私が、
まさか二人の仲間と山に登れるようになるとは・・
YAMAPのコミュ能に驚嘆するばかりです。
251-232(40-37)法華院温泉山荘2泊目223_155703 が! 登る前から物理的に暗雲立ち込める不穏な空気・・ 当初の目的は ①凍結した御池をソリで爆走しよう ②牧の戸峠から登り、久住山を経て、 御池で遊んで法華院温泉に泊まろう ③大船山で氷の珊瑚状態の霧氷を見よう 187-171(29-28)坊がツル1230_113046
となってましたが、 天候によって予定を大幅に変更し、
大量に敷き詰められたうんまるこ踏みまくり、
道に迷い、荒ぶる神を諌め奉り、
互いに罵り、罠に嵌め、他者の失敗を盛大に嗤う・・
187-171(29-28)坊がツル1230_114816
そんな山という極限の環境に翻弄された
我々の冒険譚をここに残そうと思います。   だが、苦難と困難を乗り越えた我々の結束は、
結束バンド並みの結束力を得た!  
  ・・得たのか?(; ̄∀ ̄)   色々予定が狂った山の旅で、何を思い、何を得たのか。 それは私が評価するものではなく、
結果だけが物語るものだと、私は信仰する。 さあ、物語を始めようか。
 
■集合
飯田高原に着いたらエグい濃霧
何この真っ白な世界!?w
全然先が見えないんだけど!w
 
取り敢えず「高原ショップおの」へ!
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朝飯&昼飯用の鶏飯おにぎり
を購入に寄った。
すると、霧の向こうから突然現れる高原ショップw
 
ヌッって現れた!
恐っ!
高原ショップこわっ!
 
そしてそこに今回のメンバーもいた。
考えることは皆鶏飯おにぎり!
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9:30、長者原登山口に集合としていたが、
9時過ぎに高原ショップで全員揃ってしまったw

皆大好き高原ショップw
 
そして、開口一番の挨拶なのだが・・
「やっちゃってるねw コレやっちゃってんねw」
K「高原ショップが突然現れましたねw」
 
悪夢の濃霧に笑いしか出てこなかったw
 
ゆ「とにかく長者原登山口に行きましょう」
と取り敢えず移動したのだった。
 

登れるんかコレ?
そんな不安が、我々に纏わりつく・・。
 
■作戦会議
長者原登山口に着くと、幾分霧はマシになった。
でも、山はこの状態。
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あ~あ~あ~
やっちゃってんなw
   (ノ∀`)
見上げた山は、全部雲の中w
登る予定だった牧の戸峠も雲の中w
雨も降ってて寒い。
 
あ~あ~あ~
やっちゃってんなコレw
 
計画に従い、牧の戸峠から登っても無駄だ。
何も見えないだろうし、
御池は溶けてるし、
目的の①②は着いた瞬間終わったわw
だから牧の戸峠ルートにはもう用が無い!
 
「長者原からでいいんでね?」
という妥協案に全員即座に合意となった。
 
予報では、午後から天候は回復傾向。
今は雨が降ってるが、歩いていれば止むだろう。
雨具を装備して登ることにした。
 
で、まずは雨具を装備。
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う~こんなハズでは・・(;´-ω-`)
 
そして出発式。

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「本日は法華院温泉山荘に飲みに行く!
り&K「オー!」
目的地は、居酒屋 法華院温泉山荘だ。
 
「我々は山荘に飲みに来たのだ!」
り&K「オー!(ヤケクソ気味)
温泉入って呑んだくれるのが我等の目的だ!
 
誰だ、久住山に登ろうなんて言ったヤツは!
けしからんな!
泊まれる居酒屋
法華院温泉山荘に失礼だろ!
  (謝れ!山の民に謝れ!)
 
と、目的もガッツリ変更し、出発したのだった。
 
■雨具装備
ところで、今回私が使用した雨具。
muraco から新発売されたポンチョである。
丁度良い雨具を探していたところで、こういうのが欲しい!
という私のニーズに、バチクソ突き刺さるデザイン
流石muraco!
そこにシビレる憧れる!
 
故に即購入w
気付いたらポチってましたわ。
 
で、それがコレ、
muracoEXCELITE TARP PONCHO」42,900円
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muracoらしい、スタイリッシュなデザインと鮮烈な黒
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サイズはフリーサイズで一種類だけ
私が着ると、こんな感じになります。
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大きなバックパックを背負った状態で撮影。
モデルは175cm、77kgです。
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そこそこゆとりがあります。
着丈は十分ですね。
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85Lバックパックでも半分位覆ってくれました。
外付けをしなければ、大体覆われます。
でも、風が強いと、底の部分は濡れそうなので、
やはりザックカバーはあった方が良いでしょう。
 
そしてこのポンチョ。
変身します!(`・ω・´)
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フード部分を収納して広げると・・
(収納ジッパーは防水性あり)
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タープになるんです!
やだ、超カッコいい♡
(遠目から見るとスクール水着みたいに見えた・・)
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端部にはループがあって、ガイロープを付けるとタープ化
(※ガイロープは付属していない)
 
あまり面積は広くないですが、私は逆に、
これくらいの小さなタープが欲しかったのです!
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Lanshan2と合わせる目的で!

ソロテントにデカいタープしてても大袈裟。
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こんな風に、日差しを遮るのにキャンバスシート張ったりしてた。
そして普通のタープは重いので、山の上に持って登れない。
 
その点、雨具とタープを兼ねるEXCELITE TARP PONCHOは、
どちらにも使えるから無駄がない。
気が利いてますぅ!
 
他にもタープ化できるポンチョはある。

だが、デザインがイマイチで安っぽい!
(価格は1/10以下だけど・・)
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やはりmuraco、分かってます♡
色もLanshan2との相性が良いのが良き♪
 
次のキャンプ時に、タープとして使ってみます。
 
登山開始(長者原登山家→雨ヶ池)
もはや歩き慣れたルート。
雨具で足元が見え辛いが、お構い無しに歩く。
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湿度が高いせいか、キクラゲが沢山生えてた。
え?キモい?
ウマそうと感じるのは、私だけだった。
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途中で暑くなって、アウターレイヤーを脱ぐ
雨も止んだので、ポンチョを脱ぐ
それでも暑くて、とうとう半袖のミドルレイヤーだけになった
 
夏の格好なんだけど!?
ねぇ今2月だよね!?
 
で、雨ヶ池に到着。
ひいじいさん(平治岳)は見えませぬ。
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おお!雨ヶ池が池になってる!
初めて見た光景。
いつもは干上がってるのに、雨の日も悪くないね。
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ここで雨が止んだので、私から皆に提案。
このまま山荘へ直行するのも物足りない。
ちょっとだけ寄り道してみたくなった。
 
「この先に分岐点があって、見晴らしが丘ってマイナーピークに行けるらしいんです。」
「せっかくなので、一つピーク踏みませんか?」
 
これに同意を得て、行ってみることになった。
 
後に同行のりんごのん神さんより、
「私は同意してない!」とクレーム申し立てられたが、
ついて来たなら暗黙の了解ですよ?
    (確信犯)
 
■悪夢の雨ヶ池→見晴らしが丘
で、雨ケ池の先に、分岐があるらしいのだが・・
 
分岐がねぇ!(;>ω<)
 
分岐らしい案内表示も、道もテープも一切なく、
いきなりの迷子w
YAMAPの地図を頼りにルートファインディング
何とかそれらしいテープを発見した。
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しかし、道らしい道は無い。
仕方ないので、テキトーに進んでみたら、
ズルズルの急斜面を下る事に。
ここでりんごのん神さん、半ギレですよw
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更に地面を見ると・・
「うわっ!すげぇ鹿のフン!」
 
地面を覆う鹿のフン!
大量の鹿のフンが敷き詰められていた。
 
何ここ?鹿のトイレ!?
と連想させるフンフンフンフン!
案の定りんごのん神さん、ブチギレですよw
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そして私がまた道迷いした。
りんごのん神さんは、荒ぶる神と化していた。
鎮まりたまえー!
鎮まりたまえー!

   (;>ω<)
しかし!
そんなマイナールートだからこその景色も楽しめる。
踏み固められていない、ふかふかの地面や、
手付かずの豊かな自然等が楽しめた。
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幻想的な池もあって、綺麗な森です。
ね?来て良かったでしょ?(苦しい釈明)
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まあ、その後も整備が行き届いてない、ズルズル急登登山道(あれを道と呼んで良いか甚だ疑問)を、重い荷物を背負ったまま登らされたりんごのん神さん。
 
彼女の聖剣トレポカリバーで、いつ背中から叩き斬られるか、
私はその殺意から逃げるように登頂したのだった。
 
■絶望の見晴らしが丘→七曲
見晴らしが丘に到着。
当然の如く、見晴らしなんてありませんw
辺り一面ガスって白の世界w
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アイデンティティークライシスな見晴らしが丘w(ノ∀`)
山頂はススキ野原になってるので、晴れていれば確かに見晴らし良かっただろう。
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HEY見晴しが丘!見晴らしはどこだい?
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見晴らしないやんけ!
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こっち見んなw
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取り敢えず登頂ヨシッ!
これで1つだけピークが踏めた。
疲れたので、ここで中休憩にします。
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全員取り出したるは、高原ショップおの謹製「鶏飯おにぎり」
揃ったなぁw(ノ∀`)
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冷えてもウマイ鶏飯おにぎりは、山の軽食に最強だ。
ゆっくり休んで、法華院温泉に向かいましょ♪
 
 
実は、私はこの先にある「ニセ上湯沢台」という山にも行きたかったが、それを一言でも口に出そうものなら、りんごのん神さんから裁きの雷が落ちそうで、口をつぐんでいた。
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そして、もう1つ懺悔をすると、
この先の道は、かなりの激下りのだ。
私は標高地図を見て、それが判っていた。
 
だが、それを言うと「引き返そう」と言われるだろう。
でも鹿のトイレを通りたくない!
 
危険なようであれば、引き返すが正解だが、
「ま、イケるっしょw」
と思って、黙って突撃。(確信犯)
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現れたのは杉林の急傾斜の斜面。
そこを半分トラバースみたいな細い道で、ジグザグに下りて行く道。
下見ると恐い。
 
だが、気を付けて歩けば、問題無い道だった。
これならイケる!
 
しかし、高いところ苦手なりんごのん神様は半ギレ。
だけど、鹿のトイレに戻るよりマシという考えもあるのか、半ギレで済んでいた。
鹿、グッジョブ!
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ここは七曲というルートだった。
だが、七つどころか、十回以上ジグザグに下りて来たので、皆でツッコむ。
名称詐欺だ!
 
七曲→坊がツルキャンプ場
坊がツルに向かいます。
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雪のチラつく雄大な草原を眺めながら、私の提案で坊がツルキャンプ場へと歩を進める。
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その前に軽いアスレチックw
飛び石渡りの渡渉である。
 
ミスターKは「ここは初めて通る♪」と余裕のクリア 
しかし、渡った先に下り立ったら、ズップリ泥濘にハマっていた。
やっちゃったねw
 
りんごのん神さんに、坊がツルキャンプ場の紹介の為に寄ったのだが、
ここの見所は勿論これ!
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無敵要塞ガツルトイレ!
 
見よ!その威風堂々たる姿を!
数多の山の民を地獄へと誘った、
最凶災禍のトイレである。
 
その真の姿を知る私とミスターKは
「冬はマシ」と口を揃える。
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立っションと何ら変わらない、プライバシー皆無な開放的男子トイ
夏場の鼻腔を突き刺す刺激的過ぎる臭気
黄門様エクスプロージョンで無惨にも飛び散ったうんまるこ
大量に湧いている謎の飛び虫
170-155(12-12)坊がツルキャンプ場②812_141416
それを見た山の民は、誰もが戦意喪失し、戦わずして逃亡。
徒歩10分かかる山荘のトイレに駆け込む
難攻不落のトイレ!
187-171(29-28)坊がツル1229_123122
故に無敵要塞ガツルトイレ!
 
夏場のここで用が足せるなら、
それは勇者の称号を得るに相応しい
そんな人間力を試される試練
187-171(29-28)坊がツル1229_123122
それが無敵要塞ガツルトイレ!
カッコいい♡
 
りんごお嬢様に
「記念にガツルトイレ攻略はいかがですか?」
とダンジョン攻略を勧めるも、やんわり拒否られた。
うーん、冬場はマシなんだけどなぁ。
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え?私?
い、いや、今は催してないので・・
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そう言えば、坊がツルキャンプ場の、キャンプ適地が増えてた。
 
法華院温泉山荘
本日の宿に着きました!
251-232(40-37)法華院温泉山荘2泊目223_135101
りんごのん神さん、お疲れ様!
よく重い荷物を背負ってここまで歩いた。エライ!
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仲間がいるので、初めてここで記念写真。
居酒屋到着ヨシッ!
251-232(40-37)法華院温泉山荘2泊目223_135302
っしゃゴラァ!
 
※中編につづく