以前、裏くじゅうを歩いていて発見したツノ。
コレ!
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鹿の角拾った!
つまり、

鹿の角のこのここしたんたん!
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この鹿の角を使って、何か作れないか?
虎視眈々と狙っておりました!
 
ネット上の情報では、ランタンハンガーにするのが主流っぽい。
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このタイプのランタンハンガーですね。
 
だが、これってポールが無いと設置出来ないんですよ。
つまりキャンプでしか使えない。
 
それじゃ面白くない。
 
私が自作するギアは、少なくとも2つ以上の機能を有している事が最低条件だ。
 
そこで私は考案した。
①卓上に置ける上に、ポールにも掛けられ、
②持ち運び容易で、既存ギアとの互換性も良く、
③且つカッコいい

そんなランタンスタンドはどうだろうか?
 
構想を練って設計図も描いた。
では作ってみましょう!
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まずはハンズマンに行って、必要な金具を購入。
1)SUS製M6✕L40六角頭付きボルト
2)M6オニメネジ
3)M6用ゴムワッシャー
上記があれば作れます。
 
 
次に私はキャンプギアDIYの師匠に連絡を入れた。
ゆ「鹿の角を拾ったので、加工したいんですが」
師「良いですよ」
 
既に鹿の角のハンガーを作った事があるらしい。
流石師匠だ。話が早い。
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雨の休日。工房に集合した私と師匠。
工房にはゴマダラカミキリさんが雨宿りしていた。
 
私は構想を伝えて、それを形にしていく。
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グラインダーで根元の部分を平滑に削る。
そしてドリルで穿孔し、M6のタップでネジを切った。
一発勝負なので、向き、角度、深さ等を慎重に吟味して加工を施す。
 
ネット情報では
「鹿の角は加工すると臭い」
とあったので、恐る恐る臭ってみる。
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確かに加工すると独特の臭気がした。
だが、私は平気だった。
 
ネタにならねぇ!
   (;>ω<)
もっと臭くあれ!
 
で、
穿孔した穴にM6SUSボルトに接着剤を塗布して捻じ込み
グラインダーで六角の頭を飛ばす。
すると、ネジ部が飛び出た植え込みボルトが取り付いた。
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こうなります。
ゴムワッシャーを入れると、捻じ込んだ時に互いに傷付き難くなるよ。
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ツノ側の加工が終わり、スタンドの底板にも加工を加えます。
 
スタンドにφ9mmを穿孔。
その穴にオニメネジを捻じ込みます。
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これがツノ側のボルトの受けになります。
 
いよいよ組立です。
 
その完成品がコチラ!
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カッコよすぅ♡♥
狙い通りの姿になりました。

完成度高くないッスか?
店舗売りしててもおかしくないクオリティです。
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ちなみに底板は黒柿製
あの板だけで4500円もした!
板がバチクソ高いw
一発勝負なので、加工する時シビレたよw
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これ、角と底板が分解可能。
別々に持ち運べるので、輸送時に嵩張りません。
 
分解が出来るので、他の底板にも同じようにメネジを設けると・・
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この通り、別の台板にも取り付けが可能!
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こんな台板や、別の台版にもオニメネジさえ捻じ込んでおけば、鹿の角スタンドに早変わりである。
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気分に合わせて底板の取り換えが可能だ。
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この台板は実は別のランタンスタンドの台板
鹿の角から飛び出ているボルトネジ部と寸法を合わせているので、本来のスタンドとしても、鹿の角スタンドとしても使ええるのだ。
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またこの飛び出たボルトネジ部を使えば、台板以外にも設置が可能となる。
 
ワッシャーや蝶ナットを用いて、メッシュテーブル等に挟み込めば、テーブルに直接立つスタンドとしても機能する。
 
ポールに引っ掛ける金具と連結ナットで繋げば、ポール用ハンガーにも出来るようになる
 
ボルトネジ部を飛び出させるだけで、この様な拡張性が生まれるのだ。
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弱点は少し嵩張るのと、やや重いのが難点。
だが、運べない事はない。
何よりカッコいいので使って行きたい。
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カッコいいのは正義!
ロマンこそジャスティスなのである!