キャンプ歴5年目11泊目内ソロ10泊目@坊がツルキャンプ場
(2024/9月 通算274泊、内ソロ254泊目)
 
◆経緯
YAMAPの山友、つまり「YAMA友」が、
坊がツルでキャンプしてみたいらしい。
「一緒に行きませんか?」と
お誘いを受けた。
170-155(12-12)坊がツルキャンプ場②813_082131
無論行くがな!
 
幹事肌な上にソロ気質(ボッチ)な私が、
誘われるなんて珍奇!
当日の天候が心配ですよ?雪降らないカナ?
170-155(12-12)坊がツルキャンプ場②813_082737
ただ、金曜~土曜限定開催という事で、いつものメンバーの参加者は限定的。
私は有給取れたので、
金曜から日曜まで三連休となった。
ビバサラリーマン!
170-155(12-12)坊がツルキャンプ場②812_130559
そこで坊がツルにツルツルっと2泊3日で計画。
ビバサラリーマン!
 
で、登山計画をどうするか?って話。
170-155(12-12)坊がツルキャンプ場②812_090436
くじゅう連山はそこそこの頻度で登っている。
そんな私に、
メジャールートでは最早物足りない!
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_084345
変な登山口を!
圧倒的変なルートで、変な山に登ってこそ、
生まれるカタルシス!
 
そんな変態的理由で、今回は未踏の山やルートを攻略してみようと思いました。
170-155(12-12)坊がツルキャンプ場②812_104240
こっち見んなw
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_093357
私もすっかり山の民になったものだ。
(※他のメンバーは吉部登山口から登るので私だけ変態軌跡)
 
【今回のテーマ】
居酒屋坊がツルに呑みに行く!
・山の上でタコス作る
・大豆肉でカツサンド作る
・レゾネイドクラブ登山口から登る
・立中山のピーク取る
・坊がツルからみまたん(三俣山)
南峰の直登コースを登ってみる(ついでのみまたん本峰)
・鳴子山という遠くて難度高めのマニアックな山に行ってみる(ついでの白口岳)
 
とまあ、こんな感じです。
270-250(7-6)法華院温泉728_154851R
メンバーは、私、アクア、けい、ミードの4名
そしてまさかの2日目合流者w
 
っしゃ行くぞぉ!
  (*>∀<)ノ
 
レゾネイドクラブ登山口
くじゅう連山の南側にある「レゾネイドクラブくじゅう」

乗馬やゴルフも出来るリッチテイストな
リゾートホテル
 
立寄り湯(600円)もあり、12:00~19:00まで利用可能。
「メテオ」というレストランもあるので、
「メテオ」という最強魔法も習得できます。
・・嘘です。
下山後に風呂と食事を楽しめたりします。
274-254(11-10)坊がツル①906_092824R
その第三駐車場は、登山者向けに開放されてますので、
エイトたんを駐車して、準備を整える。
今回はこの「レゾネイドクラブ登山口」から登ります。
 
あとで皆から「そんな登山口あった?」とディスられる。
レゾネイドクラブ登山口をバカにしたな!
      ヽ(`Д´;)ノ
登り口にブランコまであるだぞ!

 
で、
既に慣れて来た20.3kgのザックを背負い、
9:30クライムオン!(`・ω・´)
274-254(11-10)坊がツル①906_100455
コンクリートの道をひたすら登って、「朽網(くたみ)分れ」という分岐に到着。
右の道に行くと「沢水(そうみ)キャンプ場」へ続いています。

以前訪問した時の記事です。
 
で、ここで休憩。
274-254(11-10)坊がツル①906_101045
なんか変な木彫りの像を見付けた。
何だチミは!?
こっち見んなw

274-254(11-10)坊がツル①906_101743
コンクリ道の終端に到着。ここから山道だ。
 
このルートは自然林が少なめ。
ルートはちょいちょい判り難い所もあるが、迷わずに行ける。
急登無しで、
ザレ場ガレ場が多め。意外と登り易いと思います。
274-254(11-10)坊がツル①906_103247
植林された杉林が多かったが、森の綺麗な場所もあった。
 

本日は金曜日。平日だ。
山にいるのは私だけ。
 
奇妙に静かだ。
 
この日常と隔絶された世界に一人だけってシチュが好き♡
孤独を愛する人特有の感覚かもしれない。
274-254(11-10)坊がツル①906_111217
標高1000mでは、既に秋が始まっており、
ツクツクホウシすら鳴いていない。
 
夏の終末に生き残ったミンミンゼミ一匹だけが、
子孫を残したい一心で、必死にメスを呼んでいた。
 
今年の
メスは、既に絶滅しているかもしれないのに・・
274-254(11-10)坊がツル①906_105354
 ミ
ーンミンミンミンミ゛ー
「誰か!誰かいないのか!?」
人類が絶滅した世界に
一人転移した男の悲痛な声。
私の耳には、そう聞こえた。
 
ところで「ミンミンゼミ」
 
どんなゼミナールなのだろうか?
 
終末世界のミンミンゼミナール・・。
 
274-254(11-10)坊がツル①906_103606
おお!これはスゴイ!
ミニチュアグランドキャニオンか!?
  
転ぶと真っ黒に汚れて腹が立つ、くじゅう連山の黒土。
こんな風に目を楽しませてくれることもあるのか!
見直したよ。
274-254(11-10)坊がツル①906_112753
随分登ってきて11:30「鍋割峠」に到着。
この峠を越えると見えるのは・・
274-254(11-10)坊がツル①906_113329
「佐渡窪(さどがくぼ)」という湿地窪池。
274-254(11-10)坊がツル①906_113447
雨が降ると木道が浸水するらしく、雨天用の回り道がある。
雨ヶ池のボスがここにいた!
 
今回は快適に木道を突っ切ります。
木道の先に小川があった(要渡渉)ので、タオルを浸して顔を拭いた。
気持ちいいーー♡
275-255(12-11)坊がツル②908_082420
佐渡窪の終端、鉾峠への登り口で休憩。
岩場で座る場所多く、日陰があって、風が通る。
実に休憩に適している。
274-254(11-10)坊がツル①906_114821
持参したパンを二つ食べてエネルギー補給。
山登りに慣れてくると、シャリバテの恐さが身に染みる。
カロリーをしっかり摂ってバテないように努めるのも、
山の民の嗜みというものなのだ。
 
さぁ登りましょう。
274-254(11-10)坊がツル①906_121456
ガマガエル(二ホンヒキガエル)さんがいた。
カエルのクセに、水辺にいないカエルです。
 
ガマの油
おろちんゆーが、食材を素揚げにする時、
「鍋にギャマの油を注ぐわ」って言うじゃない?
274-254(11-10)坊がツル①906_121507
注ぐ気が失せるw
目はかわいいんだけどねぇw(; ̄ω ̄)
 
ちなみに有毒種なので素手で捕まえない様に。
 
◆立中山アタック
274-254(11-10)坊がツル①906_122745
鉾峠(鉾立峠)に到着。白口岳さん、コンニチワ♥
274-254(11-10)坊がツル①906_123105
先程通ってきた佐渡窪が見えます。
鉾立峠から未登頂の山「立中山(たっちゅうさん)」に登ります。
274-254(11-10)坊がツル①906_122752
大した距離も登りの無いので、
余裕っしょw
ザックをデポしてサクッと登ってやんよ♪
 
・・とタカを括っていたら、
酷い藪漕ぎさせられた!
    (ノД`)
道を間違えて登山道が消え失せたのだ。
正規ルートに戻る為、ミヤマキリシマとススキの藪を突っ切る事に・・
 
しかしミヤマキリシマに行く手を遮られる。
無駄に強靭な枝をしているコイツを突破するのは困難なのだ。
おのれミヤマキリシマ!
265-246(2-2)泉水キャンプ場526_095010
花があるとこんなに綺麗だが、無い時は邪魔でしかない。
  
突破されるのが嫌なので防御力に極振りしたいと思いました!
みたいな
防御特化の前衛職!
藪漕ぎ者に立ち塞がる鉄壁のガーディアン。
それがミヤマキリシマだ!
265-246(2-2)泉水キャンプ場526_094901
ミヤマ「おっと、ここは行き止まりだよお嬢ちゃんw」
ゲスな嗤いを浮かべるミヤマキリシマ。
 
くっ!コイツを無理に突破しようとすると
衣服が引き裂かれボロボロにされる!
 
そんな『このすば』のダクネスが大好物な状態に自ら突っ込むほど、
私はマゾではない!
 
ならば、ススキを突破するしかないが・・
ススキ「我を倒して押し通るか?斬るぞ?」
くっ!コイツは葉に斬撃属性持ちか!
 
むやみに分け入ると、
衣服や肌が切り裂かれる!
 
そんな『このすば』のダクネスが大好物な状態に自ら突っ込むほど、

私はマゾではない!
 
だが物理的にススキ以外突破するのは困難だ。
274-254(11-10)坊がツル①906_124906
ススキを踏み倒して何とか正規ルートに復帰
そして無駄に苦労して、
標高1464m「立中山」登頂成功。
 
くっそぉー!よくもやってくれたな!
    (※自業自得)
ウリィィィィ!
ポルナレフのJOJO立ちを喰らえや!
274-254(11-10)坊がツル①906_125138
JOJO立中山!
オラオラオラオラオラオラオラオラオラぁ!
274-254(11-10)坊がツル①906_125518
JOJO立中山!
 
ふはははははは!手も足も出まいタッチュウさん!
貧弱貧弱ぅぅぅ!
 
そんなバカな事をやってたら、YAMA友からメッセージが届く
「私達もう着いてテントも張りました」
 
やベっ、バカな事してたら意外に時間が経ってたw
274-254(11-10)坊がツル①906_125729
さっきの藪漕ぎで私の行く手を遮りまくったミヤマキリシマ。
何故か狂い咲きしてるアホがいた。
 
さっきはよくもやってくれたな!
お前も私のJOJO立ちを喰らうか?あ?
 
って、そんな事してる場合じゃなかった・・。
 
【くじゅう連山登山の注意点】
ミヤマキリシマの枝は無駄に固い。
道が細い場所はコイツらが引っ掛りまくる。
平治岳、立中山、大崩ノ辻、北大船山周辺
付近に多く自生してます。
その群生地を通る時は、デカイザックはNG!
マットの外付けなんてもってのほか!
ボロボロになるよ!
 
◆法華院温泉山荘
274-254(11-10)坊がツル①906_133205
ふい~、着いた着いた♪
取り敢えず顔を洗って、一息ついてたら、
本日のメンバーである
アクア氏とミスターKがいた。
  
早速シュワシュワを購入し、テラス席で合流を祝う。
私が乾杯♪ってしようとしたら、
ヒュッと引っ込められた。

274-254(11-10)坊がツル①906_133744
ジーザス!
私をハブる決定的瞬間を捉えた写真ですw
274-254(11-10)坊がツル①906_133742
ウソウソw
ちゃんと乾杯しましたよw
 
で、早速飲み会が始まってしまった・・。
いや、早いよw
私はまだテント建ててないんだけど!?
温泉にも入ってないんだけど!?
 
アカン、呑助が三人固まったら、もう止まらないぞ!
 
◆坊がツルキャンプ場
テント建ててからじゃないと、汗をかくので温泉に入れない。
しかし、呑み始めると止まらない我々。
Oh,No
温泉クライシス!
 
温泉には入りたかったので、酒盛り場から脱出。
呑助二人を法華院に残し、
テントだけ張りに坊がツルツルにやってきた。
274-254(11-10)坊がツル①906_140840
写真はくじゅう連山で最も攻略が困難な魔窟(ダンジョン)
「ガツルトイレ」
 
多くの山の民が、見ただけで、近寄っただけで引き返す
最凶のデスゾーン!
この山系で最も踏み入る事が困難な場所である。
 
または選ばれし勇者しか使えない伝説の魔便所
とも呼ばれている。
「ガツルトイレ」
 
その恐るべき全容をアクア氏へ伝え、
「是非攻略して欲しい!」
クエストを発行
しかしガンスルーされた。
 
えええぇ~~?
 
そこは「っしゃ任せろバーロー!」
「ちょっ、何あれヤバ!無理無理無理!」
ってボケて欲しかった。
274-254(11-10)坊がツル①906_140934
アクア氏とミスターKのテント発見。
するとメンバーのミードさんも到着してた。
これで全員揃いましたね♪

274-254(11-10)坊がツル①906
私はいつものlanshan2を隣に速攻で貼って拠点完成。
「早っ!」
とミードさんが、あまりの手際の良さに引いていた。
 
この後、ミードさんは初テント泊と聞いてビックリした。
 
え?初めてだったの?(; ̄ω ̄)
慣れてると思って、手伝いもしなかった私・・
 
ものっそい感じ悪くない?
 
◆再び法華院温泉山荘
再び酒盛りに合流する。
274-254(11-10)坊がツル①906_151821
坊がツルの川で冷やしていたミスターKの白ワイン(2本分)
私も飲ませて頂きます。
キンキンに冷えてやがる!ありがてぇ!
274-254(11-10)坊がツル①906_151741
ミスターKのワカモレ、ミードさんのオツマミセット、私のうんまるこ等、酒のアテが出る出るw
呑助が固まると山の夜が楽しくなるよ!
274-254(11-10)坊がツル①906_152034
っしゃ呑め呑め!
宴じゃ宴じゃ!
シュワシュワ祭りじゃーー!
 
 
※中編につづく

※中編はこちらからどうぞですぅ!
酒宴の終焉!1/3の急登な南峰!心を折りにくる標識とまさかのモンスターに遭遇そしてナンパ!?坊がツルキャンプ場★中編

※ついでに後編はこちらからどうぞですぅ!
手強いナルちゃんとまさかの出会いPART2!森の温泉と盛蕎麦の癒し♡坊がツルキャンプ場★後編