雨じゃなくてもギアが濡れるのが、結露。
どちらも嫌ですぅ!(´Д`;)

濡れたままギアを放置すると、
撥水コーティングが落ちて、防水効果が喪失する。
コットン生地だとカビルンルンに侵食される。
鉄だと錆びる。
ええことがない!
(;>ω<)
水は、人体には無害で何てことないヤツに見えますが、
なかなかに強い化学反応を示す活発な液体です。

水は手強い!気を付けよう!
長時間グショグショだと、ギアの劣化が進む。
家に持ち帰って乾かすのは手間。面倒。
マンションキャンパーは、そもそも干す場所がない。
困りますぅ!(´・ω・`)
その為、出来るだけキャンプ場で乾かすか、
可能な限り水気を無くして帰りたい。
そんな時に役立つテクニックを紹介します。
**VS結露戦**
朝起きたらテントやタープが水滴まみれ。
外は晴れてるのに、タープ下は水滴の雨が降る。
そんな時ありませんか?

出ました。結露です。
空気中の水分が、冷やされる事で凝結して、ギアに付着する。
その為、湖畔、渓流等、水辺では顕著に置き易い現象。

奴の撃退方法はコレ!
タオルで拭く!
そして、絞る!
そしてまた拭く!絞る!拭く!絞る!拭く!絞る!
拭く!絞る!拭く!絞る!拭く!絞る!拭く!絞る!
拭く!絞る!拭く!絞る!拭く!絞る!拭く!絞る!
単純にして最も効果的です。
水滴が付いたままだと、いくら日が照っていても、なかなか乾きません。
何故か?
拭いて絞ったら分かります。
4人用のタープだと、2Lくらい絞れますよ?w
凄い量の水が付いてるんです。
そんだけの量を蒸発させて無くすのに必要な熱量ってハンパない。
なので、減らしてあげるのが肝要です。

【拭き取り方のコツ】
テントやタープの結露を拭く時の、私のルーチンです。
①結露の状態を確認して、作業計画を練る
まずは冷静に被害状況の確認です。
1)内側にも結露しているか?
2)サイトは朝日が当たる場所か?
3)チェックアウト時間は?撤収にかかる時間は?
結露が酷いと、その分乾くまで時間が掛かります。
10時チェックアウトなら、7時から取り掛からないと
間に合いません。
日陰だったら、自然乾燥が遅いので、余計にかかります。
②拭き取りの段取りを整える
1)したたる水滴で濡れたら困るギアを避難
2)結露を拭く時に邪魔なギアの避難
ちゃんとした準備が、作業をスムーズにします。
作業中に足を引っ掛けて、ギアを倒したりしない様に。
③珈琲でも飲んで、心の準備を整える
誰だって結露拭きはしたくない。
「ヤダなーやりたくねぇなー‥(´Д`;)」
そうなると、どんどん後回しになって、
結局後で嫌な思いや後悔をします。
「っしゃあ!いっちょやるか!(`・ω・´)」
と気合いを入れる事も、大切な作業準備。
良い仕事をするには、良い心構えが不可欠です。

その為の儀式です。
面倒な作業へのテンションをアゲる!
①で憂鬱になった気分を変える!
特に冬場の結露拭きは、地獄の冷たさ!
(;>ω<)

温かい飲み物やお湯を用意したり、火を着けたり、
冷たくなった手を温めるものを用意する意味もあります。
④内側を拭く
外から拭くと、内側で雨が降るよw
内側に置いてあるギアを濡らさない為に、
まずは内側から、そ~っと丁寧に拭く・絞るを繰り返す。
水滴が落ちないように、衝撃を与えないように気を付ける
⑤内側に水滴が落ちないようになったら攻勢に出る!
バサバサ攻撃だ!
テントやタープの端を摘まんで、ブンブン振ります。
振動で、外側の水滴が流れ落ちていきます。
撥水効果が残っていれば、これで大部分が落ちてくれる。
⑥外側を拭く
この時有効な技が、
奥義!タオル大回転!
タオルをグルグル回します。
これで回転半径内の水滴が結構とれます。
一気に大部分を撃退出来ます。
⑦絞ったタオルで丁寧に拭く
千里の道も一歩より。
少しずつ拭いて行けば、いずれ水滴は無くなります。
手が届かない所には、タオルを投げて、可能な限り水分を吸着
⑧粗方水滴がなくなったら、あとは太陽さんに任せる
日光が当たらない場所だったら、当たり易い場所へ。

太陽光は偉大ですぅ!
**VS雨撤収戦**
じゃぁ、雨撤収の時はどうするの?(´・ω・`)

雨の日は湿度100%の飽和空気状態。
なので、自然乾燥は絶望的です。
乾く可能性ゼロな時に、どうやって水気を切るか?
そんな時は炊事場等の東屋に持ち込みましょう。

梁などにロープを渡して、物干し場を仮設すると良いです。
そして、やはり拭きましょう。
可能な限り拭いてあげて、少しでも濡れた状態を軽減してあげる努力する。
濡れるギアを極力減らすのも、雨撤収のコツ。
ハンモック&タープ泊なら、濡れるギアは2つだけ。
タープとハンモックベルトのみ。

くるくる丸めて、車の足元に置いておけば良い。
簡単です。
そして
エアコンで足元に風を送りましょう!
少しでも乾燥を進めておく努力をします。
仕上げは家で乾燥。
晴れていれば、ベランダの物干し竿で干します。
雨だったら部屋干し。

部屋の中にもリッジラインを張ってる私w
かなり便利です。
エアコンをドライにして朝まで回していれば乾きます。
創意工夫はキャンパーの誉れ!
**VS洗い物戦**
濡れるのはテントやタープだけじゃない。
クッカー・・
特にスキレット等の鉄器は、濡れると錆びる。
乾燥状態を維持する必要があります。
洗った後は、バーナー等で加熱して、
強制的に水分を飛ばすと良い!
とにかく水滴をとってあげると、早く乾きますね。
急ぐなら火にかける手がある事を忘れずに。
【まとめ】
雨キャンや雨撤収はテンション下がる。(´・ω・`)

その原因が「ギアの濡れ」であるならば、
そのストレスから解放されれば、残るのは
アゲアゲテンションのみ!
ヽ(*゚∀゚*)ノ
原因に対して、対策を施せば、途端に気分が楽になります。
嫌なことが、好きに変わる瞬間を味わおう。

自分なりのギア乾燥対策を考案して、
雨キャンを楽しもう!
(*>∀<)ノ