この記事は後編です。
※前編はこちらからどうぞですぅ!
「上宮改修前最後のチャンスに修験の霊山「英彦山」へ縦走登山!地獄の崖登りからの天国の尾根!?【英彦山登山前編】」

~ここまでのあらすじを三行で~
延々の急登地獄
そして北岳制覇
っしゃガンガン行くぞ!
■うんまるこの裏ボス!?
英彦山の稜線縦走路に入りました。

美しい緑の稜線♡
吹き上げて来る風も涼しくて、歩いていて気持ちがいい。

写真左端が南岳。その右隣のピークが英彦山中岳です。
ここから下ったり、登ったりの繰り返し。
で、
途中、とんでもないモノを発見し
こ、これは!(;゚ω゚;)

まさかの黄金うんまるこ!
(※違います)
しかも、白い蛇に守られている!
ガーディアンか!?
これはまさしく、うんまるこの王!
蛇霊王うんまるこ!
(※だから違う)
レア中のレアうんまるこに山の中で出会うとは思わなかった!
ハッ!?Σ(゚Д゚;)
こうしては居られない!

こっち見んなw
いや、これやっとかないと、3年以上出来ませんし・・。
霊山なのに、罰当たりな事を・・。
( ↑ のちほど天罰喰らいますw)

で、また崖登りが待ってます。
目指すはあそこに見える2つのピーク制覇!
■2ndPEAK
標高1188m「英彦山(中岳)」に到着!

いやぁ~、ここまでの登りもハードだった。
鎖場とかあって、ほぼほぼ岩登りw
トレッキングポールが使えない場所が多く、
ほぼ全身運動だった。
中岳山頂は公園のようになっていた。
おお!山の民が沢山いる!

広場になっており、休憩に適する。
備え付けのテーブルやベンチもあり快適です。
山の民が思い思いに休憩をとって

このお宮が上津宮。
倒壊の危険性があり、現在は立入禁止で近付けません。

風に吹かれてミシミシいってます。
ヤバいわアレ、マジ倒れそう。
スグに改修が必要なのが、良くわかる。

この姿を見れるのも今日が最後。
次は最短で2025年12月に生まれ変わった姿です。

この石段を下ると、バードラインと言う登山道。
このルートもしばらくは閉鎖されます。
さて、私はまだまだ歩ける。
ならば、南岳も登頂して、戻ってきてから、昼食でも良くね?
と、そのまま通過。
元気だな私!(;゚∀゚)
■3rdPEAK
南岳へ登り始めて、途中で振り返る。

おお~上津宮がハッキリ見える。
3年後はどんな姿になっているのだろうか?
途中の尾根が面白かった。

ナイフエッジのような切り立った尾根。
△の頂点にいますわw

右を見ると急斜面

左を見ても急斜面w
山の稜線らしい景色に出会えた。
んで、また急勾配を少し登れば南岳頂上。

標高1199m南岳制覇!(`・ω・´)
っしゃキタコレ!
英彦山三岳制覇じゃーい!(*>∀<)

南岳は木が生い茂っており、見晴らしが良くない。
三岳で一番高いのに、微妙な気分。
長居はせず、さっさと中岳頂上に戻ります。
腹が減りましてん!(;゚∀゚)

また尾根に戻って来た。
ここから滑落したら、どこまで落ちるのか・・。
恐ろしくもあるが、でも緑が綺麗です♡
■英彦山(中岳)に戻ってきた。
何故だか知らないが絶好調!
北岳、中岳、南岳を縦走しても、まだまだ歩ける。
跳び跳ねることすら出来ます。
これなら久住山も問題ないだろう。
以前の私と何が違うのか、考えてみた。
多分、原因は三つ。
①トレッキングポール
②行動食
③ウェア
①トレッキングポールの効果は、以前に実証済み。
登山は、上半身が無駄に遊んでいる。
トレポがあれば、上半身の力を補助に加える事が出来る。
すると、格段に下
登りも下りも、有るのと無いので、全然違う。
上半身を遊ばせないだけで、登山は格段に楽になる!
加えて、私は無駄に上半身が強い。
片手腕立て伏せが、いまだに出来る。
つまり、私の体質とトレポは相性が良い。
ポテンシャルを引き出してくれるギアなのだ。

②行動食の存在も大きかった。
登山用語に「シャリバテ」という言葉がある。
ご飯(シャリ)不足で、バテるという意味。
以前の私は、空腹のまま登っていたのだ。
「登山に必要なエネルギー?」
「無駄に内臓に引っ付いてる脂肪を燃やせばヨシ!」
「ダイエット、ダイエット♪ (*`∀´)」
で、見事にカロリー不足でシャリバテしていたようだ。
今回、行動食を食べなから登ったら、何故か楽だった。

③ウェアの力も大きい。
凄く涼しいし、ベタベタしない。
汗をかくのが、嫌にならない!
ちょっと立ち止まって、ルートを確認している間に、
少しの風で、スァ~っと熱放散で身体冷却。
快適HP自動回復機能!
(;゚∀゚;)
登山が楽しくなった。
登りが苦じゃない。
むしろ登りの方が楽しい!
私も山の民の一員となった模様です。(* ̄ω ̄)
■英彦山は中学生?
中岳の山頂モニュメント。
標高1200mとか自慢気に書いてるが、
中岳は1188mなのだけど・・
南岳でも1199mなのだけど・・

盛ってるね!
サバ読んでるね!
身長169cmの中学生が、「身長は?」と問われて
「170cm」って答えてるのを見ている気分。
背伸びしたい年頃なのでしょうか?
■英彦山と食欲と私
お待ちかねの山メシです!
このために登って来たと言って過言ではないぞ!

わざわざ重い、SOTO-ST310とCB缶を背負って登って来
フル活用するから!
■山メシ①カレー麺
やっぱカレー麺っしょ!?
作る為には、お湯が300ml必要

ウマ過ぎるぅ!(*>∀<)
山で食うカップ麺って、何でこんなにウマイのか?
■山メシ②明太じゃがりこ
山とじゃがりこと私
材料:じゃがりこ、たらこふりかけ、カルパス、マヨネーズ
※お湯が大体150ml要ります。

じゃがりこは最強の山メシ食材!
ウマい上に軽く、アレンジ利いてお腹に貯まる。
しかも、空きカップは、カレー麺のカップにシンデレラフィット。
つまり、地味にゴミの減容にもなる。
じゃがりこは山メシの為に生み出されたのではないか?
と、錯覚するほどの山メシ親和性!

①カルパス入れて、お湯で戻し、マッシュポテトにする
②たらこふりかけ、マヨネーズを入れて混ぜる。

ものっそいウマい!
カルパスは無くてもいい。
でも入れると肉の旨味が加わって、一層
爪で押し切って入れましょう。
明太子ふりかけが無いなら、明太子パスタの素かソースでもイケる
■山メシ③シャウエッセン
「冷蔵が必要ものを、どうやって山に?」
答えは、冷凍麦茶を保冷バッグに入れて、一緒に運ぶ。
これで数時間は、問題ない。
麦茶は溶けたら飲めば良い。

100均鉄板で焼いて食えば、
山BBQ!(*>∀<)
脂の焼ける匂いを、山頂に漂わせる私。
飯テロやなコレ・・。
※バーベキューの語源
スペイン語で丸焼きを意味する『barbacoa(バルバコア)』
これが英語で『barbecue(バーベキュー)』に変化。
ここから『cue』の部分が『Q』になって、略語で『BBQ』
になった。
■あれ?
いつの間にか中岳山頂に誰も居なくなった。

午後から雨が降る予報だったからだろうか?
濡れても良い装備だった私は、余裕ぶっこいていたのだ。
むしろ濡れたい!
■〆の珈琲
しまった!ドリップする為の器がない!
(;゚Д゚;)
ここまでマグカップで、お湯を沸かしていた私。
だが、ドリップ珈琲は、
珈琲を溜める器と、お湯を注ぐ器の2つが必要。
どうする?と思案。
最悪、次の方法で作れると思い付く。
①じゃがりこの空いたカップを洗う
②マグカップでお湯を沸かす
③お湯をじゃがりこカップに移す
④マグカップに、ドリップする
だが、若干の油脂分やじゃがりこ臭が移るだろう。
う~~ん、諦めるか・・
でも山で珈琲、美味いだろうなぁ。
ドリップ珈琲飲みたいなぁ。
ん?待てよ・・
珈琲のドリップバッグに、
お湯を注ぐのと、バッグをお湯に
何が違うの?(; ̄ω ̄)
お湯でしゃぶしゃぶすれば、結果同じではないか?
しゃぶしゃぶしゃぶ・・
しゃぶしゃぶしゃぶしゃぶ
しゃぶしゃぶしゃぶ・・

出来たし!
美味いし!
また一つ賢くなった!
■撤収
山頂にはバイオトイレがあった。

ありがてぇ!
うんこして帰る事にしました。

こっち見んなw
■下山
軽くなった装備を背負い、駐車場に戻ります。

北岳に向かう尾根で、キノコまみれの朽ち木を見付けた。

写真中央のヤツ。分るかな?(クリックで拡大します)
何のキノコだろうか?

北岳山頂に戻って来た。
風が気持ちいいので、しばらく涼む。

高地のこういう岩+苔+草花って、妙にバエますよね。
癒し系ですわ~♡

何スか、この黒い乳首みたいなキノコわw
け、けしからんな!
まったくもってけしからん・・。
(チョンチョンしながら)

行きがけが見なかったキノコが帰りは次々見付かる。
気持ちの余裕の違いだろうか?

朽ち木に生えたキノコを発見。
この姿・・ムキタケかな?
でもムキムキ茸さんは、秋に発生するハズなんだけど・・

もしやツキヨタケだったのか!?
(;゚Д゚;)
英彦山でもツキヨタケは目撃例がある。
うおおお!もしツキヨタケなら夜に見たい!
コイツ光るキノコなんですよ!
(*゚∀゚)
■天罰覿面
北岳山頂からの恐怖の下り。

下り恐いぃー!(゚Д゚lll)
ものっそい滑る!(;>ω<)
見事に足を滑らせて、転倒しました。
ケツを強打。尾てい骨痛い・・。
黄金うんまることか言うからだ!
天罰的中w

こっち見んなw
原因は前下がりの傾斜がついてる滑る岩に不用意に体重を預けたこ
しかも、体勢も真っ直ぐ前向き。
慎重さが足りなかった。(;`-ω-´)
危険ポイントを把握していたにも関
やはり登山にはリスクがある。

安全意識を更に上乗せするべきだ。
危険ポイントをリマインドしてKYしておこう。
【KYボード】
1)滑る岩と、滑らない岩があるので見極める
(安易に足を乗せない)
2)輪になっている木の根の付近に足を置かない
(挟まってテコの原理で骨が折れる)
3)鎖場とロープ場では、必ずロープを掴んでおく
(滑落するものという前提で対策)
4)尖った木の根や枝の場所を確認して通過する
(体勢崩した時に倒れる方向から外す)
5)ぬかるみは、極力歩かない(その後に滑り易い)
歩いたら、靴の裏の泥を落とす。
6)階段と坂なら、階段を歩け
(傾斜=滑り易い)

ご安全に!
■悲劇
そして、2回目の転倒。
安全意識の上乗せは!?
(;゚Д゚;)
いや、不可抗力でした。
原因は体重を預けたトレッキングポールが折れた為。
おおおおお!
ワイのトレポがぁぁぁ!
。・゚・(ノД`)・゚・。
トレッキングポール、1本死亡・・。
度重なる負荷に耐えきれなかった模様。
ごめんよ。
お前にばかり頼ってた、私が悪いんだよな。
って言うか、ヤバい。
コイツが無いとツーポールテントが建たないんだけど!
再来週使うんだけど!
買うしかない。可及的速やかに!

2回目の転倒では、特に怪我は無し。
あと、一度だけ足首を捻ったが、問題なし。
ぬかるみ+岩場は、本当に恐い。
踏む岩と体勢を考えながら下りないといけませんね。
■無事ではないが、戻って来た

何とか駐車場まで帰還。
ウェアのお陰で、汗の存在を忘れてましたが、背中を触ってみたら
おお、こんなに汗かいてたのか・・。
着替えて帰った。
■結果と反省点
今回は非常に良いトレーニングとなった。
必要な物も判ったし、安全意識の向上を促された。
様々なサンプルデータが採れたので、本番に活かします。
【本番で必要な消耗品】
①水:2.5l
②行動食:270ml
③食材:カップ麺、じゃがりこだけで良い
④ウェットティッシュ
【必需装備】
①速乾性ウェア+トレッキングシューズ+帽子
②トレッキングポール
③タオル
【反省点】
・トレポが折れた
トレポは耐荷重を確認
・転倒した
下りは足の置き場を決めてから足を出す
・ルートを外れた
しばしば立ち止まって周囲を良く確認
・転倒しそうになった
下りは真っ直ぐ下りず、半身ずらし等注意深く
泥濘を歩いたら泥を靴底から落とす
土の坂より、石の階段
・トレポを忘れそうになった
ストラップで常に携行
・安全意識をもっと強くもって挑むべし
無事でなければ楽しくない
【良かった点】
・十分な水分補給が出来た
もっと減らせたが、涼しかったので余った可能性を考慮
・景色を楽しむ余裕があった
トレポと行動食とウェアは必携
・ウェアのポケットが少なく、サコッシュが役立った
頻繁に使うものはサコッシュに入れて
出し入れし易く、便利だった
・帽子の飛ばされ防止措置
顎紐にカラビナ着けて、サコッシュの肩紐に連結
・ウマイ山メシが食えた
琺瑯マグカップで全てを賄えた
風防も役立った
・100均の保冷銀ボックスを敷いて座った
チェアは重くて嵩張る
レジャーシートはケツが痛い
軽く、クッション性あり、嵩張らず、
保冷バッグの二重断熱材にもなる
安いのでガシガシ使える
・山の民と会話が楽しめた
ソロキャンプより喋った
ヒヤリハットを活かして、安全で楽しい本番を
ご安全に!