ラヲキャン ~ ラーメンヲタクがキャンプ沼にズブズブハマるまで ~

NO LIQUOR, NO CAMP!キャンプ場は泊まれる居酒屋だと思っている

カテゴリ:【登山メイン】ソロキャンパーは今日も一人で山に登る > くじゅう連山

くじゅう連山登山(大船山~男池登山口
※この記事は、前、中、後、続編の四部構成の続編です。
 前編:登山の話題主体
 中編
:山荘情報・宿泊の話題主体
 後編:朝駆け登山の話題主体
 続編:下山
の話題主体
 
※前編はこちらからどうぞですぅ!
この試練アナタならどうする!?トレース無・雨具無で登る過酷な氷雨のくじゅう連山ソロ登山 ★前編
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_115200
雨具もトレースも無く、迷い悩みながら、過酷な氷雨の登山道を歩む。
 
※中編はこちらからどうぞですぅ!
災い転じて福来る!温泉となんちゃってカツサンドがヤバみに刺さる雪の法華院温泉山荘泊ソロ登山 ★中編
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_144356
山荘に泊まる事で、寒さ、濡れ、疲労から開放!
お金の力で丸っと解決!
    (言い方!)
※後編はこちらからどうぞですぅ!
蒼き空に輝く儚き氷の珊瑚!新雪を踏み続け絶景の山頂独り占め!大船山ソロ登山 ★後編
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_093151
大船山で目的の霧氷を見れたが、山頂でスマホが死んだw
敢え無く充電の為に下山を余儀なくされる。
 
■北大船山登頂
はい、そんな訳で一気に北大船山へワープw
 
避難小屋で充電して、スマホ復活。
充電しながら歩いて、北大船山にやって来ました。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_103545
あの中腹に見える広場が段原分岐。
あそこに荷物をデポして登って来ました。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_103534
速攻で登頂ですw
(; ̄∀ ̄)
北大船山。
段原分岐から数分で行けちゃう地味な山。
ですが、一応1700m超えで、連山の中でも11番目に高い山。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_103612
晴れてると、こんなに素晴らしい眺望を誇ります。
みまたんと坊がツルが、真正面に一望出来ちゃうよ。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_103540
ただ、登山道が
別名「帽子泥棒」とも呼ばれる低木の細道。
大きな荷物を担いでると、引っ掛かって全然進めない。
登る時は、段原に荷物デポして行くのが正解です。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_103551
では、一旦段原に戻ります。
向うに見える米窪のお鉢を回って、黒岳方面に行きましょう。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_104351
このルートも
初めて通ります。
だが、例によってトレースは無い。
そして深い雪が積もり、視界を遮る低木だらけの道。
こっちでええのん?
不安しかありませんw
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_104511
米窪の底です。
写真の反対側の尾根まで行く予定だが・・
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_104516
序盤で心折れかかってる!
    (ノД`)
ここの道、狭過ぎる!
背中のデカいバックパックが引っ掛かりまくって
全然進めん!ヽ(`Д´;)ノ
 
加えて、
引っ掛かる→霧氷が落ちて服に入る、の
追撃コンボがウザい!
      (; ̄皿 ̄)
地味にイラッとくる。
 
更に雪が深い!
ズボズボ埋まりながらの進軍で進まねぇ!
加えて突然足を取られるトラップ付き!
それが延々と続くんです。
 
帰りたい!(;>ω<)
でも、その帰り道がコレ!
帰ってる真っ最中なのが救われない!
泣きたくなる!
   (ノД`)
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_104521
凶悪過ぎるだろこの道!
低木の道だろうと、予想はしてたけど、
霧氷や雪とタッグ組まれると極悪です。
 
引き返したいと嘆きながら、頑張って進んで、
ようやくお鉢周り中間地点。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_105805
お、大戸越に向かう分岐がある。
YAMAPで確認したら、不人気ルートだが、確かに行けるっぽい。
 
■運命の分かれ道④
計画では、黒岳方面に行って、風穴という名所を見て帰る予定。
だが、この後も凶悪な低木細道を歩くのは骨が折れる。
 
大戸越に向かえば、標高が下がるので、植生が変わって中低木林地帯に入るだろう。
そうなればザックを引っ掛けて進行を邪魔される事は無い。
 
ただ、
大戸越は行きにも通ったので、景色は変わり映え無い。
どうせなら歩いた事の無い道を歩く方が、山は楽しめる。
 
アナタならどうする?
 
①妥協して楽が出来る
大戸越ルートに変更する
②初志貫徹で黒岳ルートを進む
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_110801
私は①を選んだ。
ストレスばかり溜まる低木細道に嫌気がさしていたのだ。
あのルートは、雪が無い時期に、軽装で通るべきだ。
 
これ以上バックパックを枝に引っ掛けると、破損するかもしれない。
なので、残念だが風穴は別の機会に行く事にした。
 
後にこの選択が、大正解だったと判明する
 
で、
少し下りて来たら雪原の広場に出た。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_110209
うん、真っ白!
道なんてどこにもないぜw
     (乾いた笑い)
 
トレースもテープも無い。
先生!どこに行けば良いのか分かりません!
      。・゚・(ノД`)・゚・。
 
YAMAPのGPS地図を頼りにルートファインディング
え?左?なんか戻ってない?
目の前には下りれそうな谷があるけど?
 
ん?待てよ?
あ、そう言えばさっきの分岐看板に・・
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_105805
「谷におりるな」って誰かが書き足していた。
 
あの谷がそうか!
あぶねぇ!
 
無事に正規ルートっぽい道に入ったが、
まだまだ続く、低木細道!
低木細道
地獄
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_110825
この場所、実は分岐です。
写真右に行くと北大船山。
真っ直ぐ行くと、先程通って来た広場に行く。
こんなん案内もなくて判るか!
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_110936
向こうに見える山は平治岳
幾分、木々の背が高くなってきた。
やっと枝に荷物が引っ掛からなくなったよ!
それだけでものっそい快適♪
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_111010
青空を背景にした霧氷がマジ綺麗!
だけど、上に見惚れてると足を滑らせてしまう。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_111024
上見てなくても、注意してても足は滑る。
雪の下の岩が隠れてて、踏んでみないと判らないのだ。
 
どうやっても滑るなら、
いっそ滑り下りよう!
という発想に至ったw
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_111234
転倒覚悟で、ガンガン下りる。
10歩歩いたら、多分+1~2歩分くらい滑って下りてる。
ほぼほぼスキーしてる気分だw
これ楽しい!
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_114138
昨日通過した、大戸越に戻って来た。
おお!一つだけトレースがある!
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_114141
あ、そう言えば昨夜談話室でお喋りした山の民が、平治岳に行くって言ってたな。
って事は、ソババッケ・男池登山口方面の道には・・
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_114532
あー、やっぱトレース無ぇ・・
うん、もういいや・・。(; ̄∀ ̄)
 
ここまで来ると疲労感が出て来た。
昨日諦めた平治岳に登るか一瞬迷ったがスルー
早く帰らないと、そろそろ時間的にもマズい。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_123313
ハート型の岩♡
 
そこからの下りも、半スキー状態で滑り降り~♪
だが、標高が下がって来ると、雪の量が減って来て、
それも出来なくなってきた。
転倒すると雪のクッションも薄く、痛い事が想像に容易い。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_132859
そして薄い積雪は、岩を滑り易くする。
これまで味方だった雪が牙を剥く。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_124405
膝が痛み始めて、こまめに休憩が必要になった。
荷物の重みも、牙を剥く。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_124753
結構下りて来たが、まだまだ男池登山口まで遠い。
私、この道を昨日本当に登って来たのか?
こんなに長いトレイルだったっけ?
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_124353
なんかカッコいい朽ち木とサルノコシカケ
堂々と直立した姿が凛々しいよ
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_125413
ソババッケに戻って来た。
はぁ~、あと半分だ。
泥の沼モドキは、雪で雪原に姿を変えていた。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_125410
ここでトレースを発見。
どうやら黒岳に行った人のトレースっぽい。
あ~心強い!
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_131912
くり貫き倒木に戻って来たよ。
ここまで来ると、膝の痛みが増してきた。
下りは膝に負荷が掛かるなぁ。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_102359
行きの景色と、全然違うよねw
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_132920
行きは気付かなかった「かくし水」という水場
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_132927
凍って枯れてた。
あれ、もしかして水、隠されてる?
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_134923
やっと男池湧水地に戻って来た。
長かった!
重い荷物を背負っての7時間近い山行
ハードな帰路だったな・・。
ま、ここから家まで3時間のドライブも残ってるんだけど。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_141519
途中の峠でくじゅう連山を振り返る。
おおう、あの山の中を歩いてたのか・・
あの時、黒岳方面に行ってたら、まだ山の中に居た事だろう。
体力的に無理だったかも!
大戸越ルートに変更して本当に良かった。
時には撤退も大事だな。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_151941
疲労感が強く、休憩がてらに温泉で汗を流す。
先々週も入ったけど「湯の森温泉」に立ち寄った。
ふああ~気持ち良過ぎるぅ♡
245-227(34-32)法華院温泉山荘 一晋104_161710
お腹も空いたので「ラーメン一晋豊前店」でラーメン。
うめぇ♡染みた!
 
今回は試練の連続のハードトレイルだったなぁ。
1つでも判断を誤っていたら、もっと過酷だったと思う。
計画通りに行きたい場所に行く事も大事だけど、
柔軟に臨機応変に、撤退をする事も大事だと身に染みた。
 
とにかく疲れた!
この身体で明日仕事なのだけれど・・
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_094104
こっち見んなw



くじゅう連山登山(法華院温泉山荘~大船山
※この記事は、前、中、後、続編の四部構成の後編です。
 前編:登山の話題主体
 中編
:山荘情報・宿泊の話題主体
 後編:朝駆け登山の話題主体
 続編:下山
の話題主体
 
※前編はこちらからどうぞですぅ!
この試練アナタならどうする!?トレース無・雨具無で登る過酷な氷雨のくじゅう連山ソロ登山 ★前編
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_115200
雨具もトレースも無く、迷い悩みながら、過酷な氷雨の登山道を歩む。
 
※中編はこちらからどうぞですぅ!
災い転じて福来る!温泉となんちゃってカツサンドがヤバみに刺さる雪の法華院温泉山荘泊ソロ登山 ★中編
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_144356
山荘に泊まる事で、寒さ、濡れ、疲労から開放!
お金の力で丸っと解決!
    (言い方!)
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_065308
翌朝、大船山に登る為、山荘を出発した。

 
■大船山へ
以前に登頂した事はあるので、今回2回目。

前回の大船山で見たような、
くじゅうブルーと霧氷
187-171(29-28)坊がツル1230_113034
この白と青の世界が見たい!
雪の花、氷の珊瑚!
それが大船山の霧氷です!
 
今日の天気は晴れ!
うん、知ってた!
太陽神ひなもり5
ウチのツンデレ太陽神の
デレがようやく発動!

 
感動の景色は、間違いなく見れるだろう。
 
■登山開始
坊がツルの大船山登山口から登ります。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_070346
あの雨と、夜の雪の中、2組テン泊してる愛すべきアフォがいた。
雪だったら私もテン泊してたが、あの濡れた装備で雨キャンはないわー
 
山荘泊のお陰で、装備は乾き、靴もウエアも着心地良好♪
本日は快調に歩けます。
荷物は無駄に重いけど!
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_073534
問題は・・
またトレースが無い!
    (lll ̄ω ̄)
ちょっ、大船山って人気の山だよね?
大抵私の前に朝駆けしてる山の民がいるんだけど?

なんで今日に限って私が一番乗りなの!?
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_075203
一度歩いてるし、ルートが判り易いので迷わないけど、
先行者って妙なプレッシャー掛かるんだよね・・。。
  
だって、私が歩いたトレースを辿って登って来る後続がいる訳ですよ。
つまり、私がルートを間違えると・・
 
後続A「あれ?行き止まり?」
後続B「この先行者、道間違えてんじゃん、ウケるぅw」
後続C「あのテープが見えなかったの?ダッサぁw」
後続D「どこ見て歩いてんだ、プークスクス」
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_075207
イヤーーー!(;>ω<)
ってな事になる訳です。
 
絶対に道を間違えられない登山がここにある!
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_081801
山泊装備を背負っての大船山は、なかなかシンドいな。
結構登って来たけど、まだまだ尾根までありそうだ。
 
雪が深くて、ズボッと膝くらいまで埋まる場所も多い。
一晩でこんなに積もったのか・・
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_081807
植生が変わって、低木が増えて来た。
霧氷も少しずつ大きくなってきてる。
 
■尾根に到着
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_085951
約2時間で段原分岐に到着!
トレースが無かった割に悪くないペースだ。
 
無論、この先もトレースはゼロ。
オール新雪!
新雪を歩くのは気持ちが良いけど、突然ズボッと埋まったり、
ラッセルするハメになるので、ちょっとおっかないんだよね。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_090002
時刻は9:00、まだ雲があるが、多分あと少し経てば晴れるだろう。
まずは大船山避難小屋で荷物をデポしに行こう。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_091337
避難小屋に到着したので、ここで小休止。
やっと重い荷物から開放される♪
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_091313
ここからは軽装で最終アタックだ。
念の為に軽アイゼンを装着して行こう。
大船山は最後岩場の急登があるからね。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_090402
氷の結晶が着いた窓ガラスと霧氷の森
何度見ても絵になる窓です。
 
■最終アタック

245-227(34-32)法華院温泉山荘104_091600
荷物も軽くなって、気分良く軽快に歩いてたら、
遂に雲が晴れた!
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_091558
コレコレ♪
くじゅうブルーと氷の珊瑚!
綺麗だなぁ。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_091948
山頂が近付いて来た。
ここから見上げる大船山山頂は、
毎度カッコいい

 
途中、
太腿まで雪に埋まって転倒したり、
盛大にルート間違えたりしながらも、
「わはははw面白い!」
フッカフカの新雪を堪能した♪
一番乗りの特典である。
 
あと、軽アイゼン着けて来て良かった!
 
腰まで埋まる、ものっそい雪が深いところあった。
ガチのラッセルしたわw
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_092610
霧氷が本格的に太くなってきました!
ぐへへ、溜まりませんわ♡
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_092623
まさに氷の珊瑚!
山でも珊瑚は見れるんです!
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_092615
月と大船山の霧氷
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_093139
やだ、何これカッコいい♡♥
冬の大船山はこれだから、何度登っても
イイッ!♡♥
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_093143
雲の上に出ましたね。
山頂が近いです。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_093151
だけど、霧氷見てたら全然進まないw
幻想的過ぎて、見惚れてしまう♡
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_093319
霧氷は10時を過ぎると、徐々に溶け始める。
なので、この立派に育った霧氷を見るには、暗い内に朝駆けするか、坊がツルに泊まって早めに登らないと見れない。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_093337
ちなみに、風めっちゃ強いw
グローブ外してスマホ操作してると、ガンガン手指の体温奪われる。
 
■山頂
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_093841
最後の岩場の急登を制覇して、大船山登頂!
無論誰も居ませんw
この絶景独り占め!
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_093900
はい、太陽神がデレたお陰で、この最高の眺めです。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_093913
どこまでも続く、雲の海。
山に登らなければ、肉眼で見れない景色。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_093851
雲海の先に祖母山系が見えました。
今頃、向うからこっちを見てる人もいる事だろう。
こっち見んなw
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_093954
凍結した御池の周囲が白い。
これがシュガードーナツです。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_093958
帰りはあの黒岳方向に下りて行くぞ。
待っててね男池のエイトたん。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_094006
さて、山頂の景色は十分堪能したな。
では、御池に下りて、凍結した池の上でも歩きに行きますかw
 
写真じゃ伝わらないけど爆風なんですわ
くっそ風TSUEEEE!
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_094054
構えたスマホも風圧で震えてピントが合い難い。
なんとかうんまるこも登頂記念写真が撮れた。
 
では、御池に・・・あれ?
 
スマホの画面が真っ黒になって動かないよ?
 
あらあらあら?
再起動も効かない・・。

ジーザス!
ここに来て故障かよ!?
やめてくれぇ!
(;>ω<)

 
と思ったら電池切れだった。
え?山荘出る時100%だったよ?
もしや、あまりの寒さにバッテリが弱った?
 
しまった!
強風の中、霧氷を撮り過ぎたか!
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_094104
こっち見んなw
 
登ってて身体が暑かったから、カイロも使わなかった。
スマホを冷やし過ぎたようだ。
今度から、スマホはカイロで保温しておこう。
 
くそぉ!御池で遊ぶのは諦める!
避難小屋に戻って、充電しなければ!
 
で、
避難小屋に戻る道で、後続と擦れ違う。
そして見事に私の道迷いしたトレースを辿っていた。
 
残念、
それは私の道迷い跡だ。

      (  ̄ω ̄)
 
 
※続編につづく

地獄の低木道と迷いの雪原!
命運を分けた判断と滑りまくる下り道
 
※続編はこちらからどうぞですぅ!
下りの試練!運命の分かれ道!地獄の低木細雪道をどう切り抜ける!?くじゅう連山登山 ★続編

くじゅう連山登山(男池登山口~法華院温泉山荘)
※この記事は、前、中、後、続編の四部構成の中編です。
 前編:登山の話題主体
 中編
:山荘情報・宿泊の話題主体
 後編朝駆け登山の話題主体
 続編:下山の話題主体
  
※前編はこちらからどうぞですぅ!
この試練アナタならどうする!?トレース無・雨具無で登る過酷な氷雨のくじゅう連山ソロ登山 ★前編
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_115200
雨具もトレースも無く、迷い悩みながら、過酷な氷雨の登山道を歩む。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_135913
宿泊予定地に着いたが、外は冬の雨
全然止む気配なし・・・
どうすんよコレ?
 
■運命の分かれ道③の結果
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_141453
取り敢えず法華院温泉山荘までやって来た。
とにかく身体を温めたい。
話はそれからだ!
 
で、
所持金を見たら7770円ある事に気付いた。
238-221(27-26)法華院温泉山荘1118_142709
・・これ、山荘の個室に泊まれるんじゃね?
この機会に山荘泊しては?
 
ゆ「すみません、今から1名1泊入れますか?」
管「ご予約は?」
ゆ「テン泊のつもりで来たんですが、この雨で」
管「なるほど。空いてますので入れますよ。」
ゆ「助かります!」
 
こうして私は、初の山荘泊を決意。
そして、これが大正解だった。
238-221(27-26)法華院温泉山荘1118_142709
管「個室一泊7500円です。」
 んげ!?
 個室に泊まると所持金ギリギリ!
 これじゃ飲み物が買えない!
ゆ「この大部屋6500円って開いてないんですか?」
管「大部屋は個室が埋まらないと開けないんです」
 ジーザス!
 マジかー知らんかったー。
ゆ「分かりました。」
 仕方ない、シュワシュワタイムはお預けだ。
 水飲んでしのごう。
 
と悲痛な決意と覚悟を決めたが、
お金が入った袋をよく確認すると、
9770円もある事に気付いた。
 
っしゃビールを買っても余りある軍資金!
偉いぞ私!凄いぞ私!
よくぞお金持ってた!

245-227(34-32)法華院温泉山荘103_151501
で、宿泊受付した。
これが山荘の配置図。私は3号室だ。
館内は宿泊者専用のスリッパがあるので、移動は登山靴が無くても良い。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_151454
これが館内規則と注意事項。
食事は要らないので、素泊まり7000円+温泉代500円を支払った。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_142724
んで、これが個室
うおっ!広いな!?
二人が余裕で過ごせる広さがあった。
写真の左にあるチェーンは、反対の壁に渡して物干しに使える。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_142729
隣の部屋とは引き戸で仕切ってるだけ。
部屋に鍵は無く、防犯は山の民の良心任せw
 
布団と枕、毛布が付いてるので、シュラフ要らず
そして何よりも有難かったのがコレ
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_151441
ファンヒーター付き!
服や装備が乾かせるよ!
火っ!アツアツの風が出てやがる!
ありがてぇ!(*>∀<)
 
持って来たテントやシュラフは無駄になったが、
濡れネズミのまま、極寒の山中で過ごす地獄は回避できた。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_141453
お金の力は尊い!
 
■温泉
冷えた身体を温める為に温泉に行こう。
ちなみに私はJAF会員なので、500円で2回入れる。
169-154(11-11)法華院温泉山荘811_140513
あっふぁぁ♡♥
冷え切った身体に染み渡るぅ!
疲れた身体が癒されるぅ!

238-221(27-26)法華院温泉山荘1118_195023
コレがあるからくじゅうの山泊は最高級だ。
 
■探索
初の山荘泊なので、これまで謎のヴェールに包まれていた館内を、これ見よがしに散策。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_144307
山荘の食堂である。
中央にストーブ。テレビの前にはソファもある。
何だこの快適空間は!?
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_144326
マンガがネカフェ並みに揃ってる!?
しかも、山に関する作品が多い。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_150407
ヤマノススメ、山と食欲と私、ゆるキャン、岳等、
センスが良いのですけど!?
あとでゆるキャン借りて行こう。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_144356
展望室なるスペースもあった。
ここ雰囲気ええね~♡
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_144408
展望室からの眺め。
ここに座って本を読むと、
意識高い系登山家みたいな雰囲気出せる!
スタバで本読んでるヤツみたいな、
デキる人演出に持ってこい!
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_153920
くじゅう連山の地図。
読み方が書いてるので参考になった。
 
大戸越(うとんごし)とか、
平治岳(ひいじたけ)とか
立中山(たっちゅうさん)とか、
星生山(ほっしょうさん)とか、
大船山(たいせんさん)とか、
普通に読めない名前が多いんだよ!
 
白口岳って、はくじたけって読んでた。
正解は「しらくちだけ」
まんまかよ!щ(>Д<;щ)
 
稲星山は、いなほしじゃなく「いなしやま」だった。
濁るんかい!
 
■談話室へ
身体が温まったら、今度は腹が減った。

245-227(34-32)法華院温泉山荘103_153319
よし、そろそろ談話室のストーブが着く時間だ。
(16:00~廃油ストーブ着火)
乾燥室に濡れたグランドシートを干してから、
お楽しみの酒盛りタイムである!
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_165302
おお!廃油ストーブが新しくなってる!
なんかカッコいい!
238-221(27-26)法華院温泉山荘1118_144347
以前のストーブ、ノズルが詰まり気味で、燃焼が安定しなかったもんね。
 
いつもの場所(入口横のテーブル)に陣取って、早速調理開始だ。
 
■夕食と酒宴
今回の特選ギア「フライパン」
フライパンがあれば、かなり調理が捗る!
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_163111
なので持って来ちゃったw
UL志向?
なにそれ美味しいの?
 
そして作ったのが
「なんちゃってトンカツ」
上記記事に作り方が載ってます。
 
揚げない、衣付けない、超簡単!
なのに9割方トンカツが再現できる
ズボラさんに捧ぐトンカツモドキ!
そいつをパンに挟むニダ!
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_161104
「なんちゃってカツサンド」
★★作り方★★
①マヨパン粉を作って別皿に移しておきます。
②薄めの食パンをバターで片面を焼く
③一人分パック入りのコールスローを乗せる
④グリルメイドステーキを焼いて乗せる
⑤マヨパン粉を乗せて、とんかつソースかける
という組合せ。
 
これがマジヤベーのよ。
ものっそいウメェ!
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_161710
あまりにも美味過ぎて、慌ててシュワシュワ買いに走ったくらいだ。
これは山飯としては、最強クラスのウマさではないか?
幸せの味しかしないんだけど!?
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_172254
雨は夜更け過ぎを待たず、雪へと変わちゃったw
こんな日だから、宿泊客は少ない。
私を含めて4組くらいしかいなかった。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_165309
談話室で飲んだくれモードに入りましたw
 
私のカフェトランクは注目を集めるので、
「それスゴイですね」「カッコいいですね」
等と声を掛けてくれる方が多い。
 
今回もそこから会話が始まって、二組の山の民と仲良くなった。
ワインやお屠蘇を頂きましたよ。ご馳走様です♪
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_175022
お喋りしながら、次の料理を作る。
「ソーセージエッグチーズサンド」だ。
うきは市の「リバーワイルド」で購入した柿豚ソーセージを使用する拘りの品。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_175032
バターで焼いたパンにチーズをON
バターで焼いた卵をON
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_180028
そこに柿豚ソーセージ。
見たら分かるっしょ?絶対美味いヤツ!
んあああ!

ウマいぃぃぃぃ!♡♥
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_172308
うわ~積もり始めたね。
明日の大船山登山は、大丈夫だろうか?
238-221(27-26)法華院温泉山荘1118_144322
老齢の山の民から教えて貰った貴重な豆知識
談話室のある場所は、昔は露天風呂があった場所らしい。
今の風呂場は、昔は夏場専用の風呂場だった。

169-154(11-11)法華院温泉山荘811_140513
それと、泉質も変ってしまったそうだ。
硫黄山の爆発噴火によって、上記写真のような透明度のあるお湯になったらしい。
それ以前は、乳白色に濃く濁っていたそうだ。
 
■温泉と就寝
もう一度温泉に入ります。
238-221(27-26)法華院温泉山荘1118_194716
しっかりと身体を温めます。
はぁ~♡
やっぱ気が利いてますぅ♡

238-221(27-26)法華院温泉山荘1118_195023
部屋への帰りがけに、食堂からゆるキャンを借りて、
部屋で読んでいたら、いつのまにか寝ていたw
 
山の上で、布団と毛布で眠れる幸せ♡
ぬくぬくで、全然寒くないよ~♪
山荘泊に切り替えて大正解だった。
 

■翌朝
本日は大船山へ霧氷を見に行くよ。
その足で男池登山口に戻ります。
その為、朝駆けで早く出発したかったのだが・・
 
食堂が開かないので、借りてたマンガの
ゆるキャンが返せない!
    (;>ω<)
という事態に陥り、出発が遅れた。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_065308
6:45に食堂が開いて、無事に返却完了。
その前に朝食・珈琲含めて出発準備は終わってる。
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_070338
クソお世話になりました!
 
で、
っしゃ行くぞ大船山!
霧氷の御池だ!(`・ω・´)
 
 
※次回後編、
蒼き空に輝く儚き氷の珊瑚!
くじゅうブルーと霧氷に心躍る!
  
※後編はこちらからどうぞですぅ!
蒼き空に輝く儚き氷の珊瑚!新雪を踏み続け絶景の山頂独り占め!大船山ソロ登山 ★後編

※続編はこちらからどうぞですぅ!
下りの試練!運命の分かれ道!地獄の低木細雪道をどう切り抜ける!?くじゅう連山登山 ★続編

くじゅう連山登山(男池登山口~法華院温泉山荘)
※この記事は、前、中、後、続編の四部構成の前編です。
 前編:登山の話題主体
 中編
:山荘情報・宿泊の話題主体
 後編朝駆け登山の話題主体
 続編:下山の話題主体
 
経緯
2023年11月に計画した、くじゅう連山縦走登山
まさかの秋の雪で、急遽ルート変更となった。


あの時計画したルートで登ってみたい。
山の民となった私は、沸々と闘志を燃やしていた。
 
では、今年も
霧氷を見に行こうではないか!
187-171(29-28)坊がツル1230_113034
2024年登り初め!
冬の極寒キャンプで行く大船山だ!

      (`・ω・´)
 
が!
年末の呑み過ぎが祟って身体が重い。
241-224(30-29)奥霧島御池キャンプ場②1125_153002
こっち見んなw
 
しかも、予定では下山翌日に仕事・・
ヤバくね?
計画的にかなりハードだよ?
245-227(34-32)法華院温泉山荘104_131944
・・・。
 
っしゃ行くぞぉ!
 
こうして私は旅立ったのだが、この時の私は知らない。
まさか、過酷な
極限状況に追い込まれ続ける、
試練の
山行となる事を・・
 

■登山開始
今回は初めて「男池登山口」から登ってみる。
駐車場は無料。
だが、誰もいない。
え~?男池登山口って人気ないの?
 
エイトたんには私の帰りを待ってて貰います。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_091207
シャリバテしないように、エネルギー補給。
本当は鶏飯おにぎりを食いたかったのに無かった。
110-95(9-9)高原の里128
高原ショップおの!
置いてないとは何事か!
鶏飯だ!いの一番に鶏飯おにぎりを置かぬか!

今思えば、出だしからこの不運
この後の試練を暗示しているかのようだった。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_093553
男池湧水地から登って行くよ。
相変わらず綺麗で澄んだ水です。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_093949
ツチグリさん発見!
こんな綺麗な状態のツチグリさんは初めて見た。
コイツはキノコです。
踏むと破裂して盛大に胞子ばら撒く地雷キノコw
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_094242
誰も居ない森の中を歩いて行く。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_094309
一泊二日テント泊装備を背負っているので、こまめに休憩を入れながら歩く。
重量は17kgあった。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_094523
サルノコシカケの赤ちゃんかな?
それとも、こういう種類のキノコなのか?
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_094900
ん~?雲行きが怪しいな・・。
さっきからポツポツ雨を感じる。
天気予報では、曇りだったのに・・
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_102047
男池の森は自然豊かで、見ていて飽きません。
この登山道はもっと評価されるべき!
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_102055
オオミズゴケの規格外サイズかな?
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_153312
苔も色々な種類があるよ。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_102359
倒木の中身が無くなって、大砲みたいになってたw
歩いていて楽しい。
だが、雨が無視できない雨量になって来た。
 
これはツンデレ太陽神の業務怠慢だな。
あの女神、寒さに弱いからなぁ・・。
太陽神ひなもり5
こっち見んなw
 
 
運命の分かれ道①
ぬぅ・・しまった。
まともな雨具を持って来ていない。
カッパも傘も無いのだ・・。

ソレデモヤマノタミカ?
って言わないで・・
 
気温は3℃、濡れると凍える寒さですよ・・?
コレはヤバい。
 
そして、まだまだ先は長い。
こんな序盤から服を濡らすと、体温を奪われ続け、
低体温症になるリスクが増す。
 
天気予報が雨マークに変っていた。
これから先、止む事には期待しない方が賢明だ。
今なら引き返せる位置にいる。
アナタならどうする?
 
①雨に濡れて凍える登山を続ける
②諦めて帰ってヌクヌク過ごす

245-227(34-32)法華院温泉山荘103_105646
私は①を選択。(※通常は②が正解)
だが、今ある装備の中で可能な限りの、
雨対策を施した上での登山続行
無策で①を選択するほど愚かではない。
 
テントのグランドシートをバックパックに被せ、
余った生地で上半身を覆い、ポンチョの様にした。
装備が濡れると、宿営時に凍える。
身体も濡らせないが、装備も守らねば冬の夜は過ごせないのだ。
 
頭部はツバの広いハットがある。
濡れるのは仕方ないとして、眼鏡に水滴が着くのを防ぎ、視界を確保する事が出来るようにした。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_110626
身を隠せる岩陰や倒木があったら、そこに入って休憩兼雨宿りを繰り返す。
雨だと休憩もままならない。
 
即席雨具は機能していた。
だが、どうしても両腕上腕部は濡れてしまう。
 
このまま行けるだろうか・・
明日は晴れるので、天候は回復傾向にある筈だ。
だが、天気予報はコロコロ変わる。
午前中のみの雨マークは、午後にも延長・・
不安を抱えながら歩いた。
太陽神ひなもり5
太陽神、仕事しろし!
 
そして何とか分岐地点「ソババッケ」に到着。
 
ソババッケ。ソバ:山の麓、バッケ:崖
崖に囲まれた裾野みたいな意味で、名の由来は定かではない。
いや・・そんな事より・・
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_110632
え?何ココ?沼じゃねぇの?
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_110817
いや、沼でしょ?
YAMAPでルートを確認・・
は?この沼の上を歩くの?
ウケるぅw
 
沈まないよね?
あ、大丈夫そう。
グチョグチョだけど、沈まない。
恐る恐る通過した。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_115200
で、コレですわw
ソババッケを越えて谷を登って行くと雪景色。
 
そしてトレースが消えたw
雪に足跡が隠され、ルートが判んないよ。
もうええ!とにかく谷を登れ!
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_121102
途中エネルギー補給におにぎり食う。
 
滑り易く、地味にキツイ傾斜の岩場が延々と続く。
降り止まない小雨。
ルートファインディングしながらの進行。
他に頼れる人も、トレースも無い孤独な山行。
静寂の山道が心を折りにくるよ?
 
くそぉ!ヽ(`Д´;)ノ
折れるもんなら折ってみろやぁ!
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_125046
気合で谷を登り切った。
尾根「大戸越(うとんごし)」分岐に到着。
くっそ風TSUEEEE!
     。・゚・(ノД`)・゚・。
もうやめて!
私の気力はとっくにゼロよ!

 
さて、どうする?
 
運命の分かれ道②
計画では、大戸越に荷物をデポして、
「平治岳(ひいじだけ)」に登る予定だった。
通称ひいじいさんへ!
 
しかし、雨はみぞれに変り、風も強い。
荷物をデポするにも、地面は濡れて置く場所がない。
そして山頂は霧に包まれ、眺望は期待できない。
アナタならどうする?
 
①予定通り平治岳を登る
②諦めてスルーする
③引き返して帰る

245-227(34-32)法華院温泉山荘103_125046
ま、順当に②ですね。
登ってみたかったけど、コンディションが悪過ぎます。
これ以上、服を濡らす訳にはいきません。
ひいじいさん、また来るよ!
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_131913
で、坊がツルに向かって下る。
だが、このルートもトレースが無い・・。
上記写真で、どこが登山道か判りますか?
 
正解は写真左端の方らしい・・
判るかこんなもん!
  щ(>Д<;щ)
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_135220
道迷いを繰り返しながらも、何とか下りて来た。
一人一石運動は、下りて来たヤツは参加できないね。
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_135913
うひぃ、やっと坊がツルに着いた!
雨足が少し強くなって、靴の中にも染み始めていた。
一旦避難小屋で雨宿り休憩しよう。
 
運命の分かれ道③
避難小屋で考える。
 
計画では、坊がツルキャンプ場でテント泊の予定。
だが、地面はグチョグチョ
冷たいみぞれが降り続き、風も強い。
 
荷物は何とか濡れずに保ってるが、
靴も服も濡れ濡れで、現時点でかなり寒い。
 
う~~ん、この状態でキャンプ?
苦行じゃね?
 
快適性?
なにそれ美味しいの?
そんな悲惨な未来しか見えない。

友達を下さい もう少し
今夜は帰れない 帰るとこない
誰も待ってない無駄に ボッチだわ 
伊達にソロで山には おらんわ
 
笑わないで下さい 濡れネズミ
雨具を持ってないの バレちゃうから
靴にジワリ 雨が染みて草
こんな日でも私は テン泊
 
外は冬の雨 まだ止まぬ
残る体温奪う様に
傘が無いわけでカッパもない
もう帰りたい
とっくにゼロよ 服の撥水機能
ないわウケるわー

 
こんな悲しい歌が似合い過ぎる一夜を明かす事だろう。
 
悩ましい!(;>ω<)
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_135929
こんな日にキャンプしてるアフォは・・
あ、一組だけいた。(; ̄ω ̄)
根性か!
 
う~ん、取り敢えずテントだけ建てるか?
そして法華院温泉山荘の談話室に逃げ込み、
服と靴を少しでも乾燥させては?
 
または法華院山荘のテン場に設営するか?
あそこは砂利場なので、グチョグチョ地面ではないだろう。
坊ガツルより多少はマシなのでは?
 
そもそもこんな濡れた服で、氷点下の山泊をするのか?
凍るよ?
割と命懸けじゃね?
     (; ̄ω ̄)
138-123(37-37)sleepy cafe nico22_143607★
こっち見んなw

さて、アナタならどうする?
 
①予定通り坊がツルに泊まる
②法華院温泉山荘に泊まる
③諦めて帰る


 
※中編につづく!
 
※中編はこちらからどうぞですぅ!
災い転じて福来る!温泉となんちゃってカツサンドがヤバみに刺さる雪の法華院温泉山荘泊ソロ登山 ★中編
 
※後編はこちらからどうぞですぅ!
蒼き空に輝く儚き氷の珊瑚!新雪を踏み続け絶景の山頂独り占め!大船山ソロ登山 ★後編

※続編はこちらからどうぞですぅ!
下りの試練!運命の分かれ道!地獄の低木細雪道をどう切り抜ける!?くじゅう連山登山 ★続編

9/10「くじゅうの日」に登るくじゅう連山ソロ登山
朝駆けして牧の戸峠からクライムオン
星生山、久住山、稲星山と順調に登頂を果たし、
九州本土最高峰の中岳へ向かいます。
 
※前編はこちらからどうぞですぅ!
9/10くじゅうの日に登る朝駆けくじゅう連山ソロ登山!朝焼けの星生山で拘りドリップ珈琲を ★前編
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_071627
※中編はこちらからどうぞですぅ!
ジーザス!(;>ω<)意地悪山稲ほっしゃんの凶悪下りと久住山からの地味な嫌がらせ!くじゅう連山ソロ登山 ★中編
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_093539
このうんまるこの後ろの山が中岳先生です。
稲星山からの下りが凶悪だった・・。
 
中岳先生
ほうぼうの体で下りてきた。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_094859
目の前にそびえる、中岳先生
おお、見るからに分かる急登具合
くじゅうブルーが美しいぜ。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_094630
中岳「クックックッ、稲星にやられたようだな。」
中岳「そんな疲れ果てた貴様にこの急登をプレゼントしてやろう。」
「え?マジ?やったー!」
中岳「え?」
「急登キタコレ♡いやっふぅ♪」
中岳ええええー!?」
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_094906
急登3分クッキングですわーヽ(´∀`)ノ
 
急~登 急~登 たっぷり急登♪
急登 急登たっぷり急登がやってくる♪
急登たっぷりたっぷり急登♪
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_095834
ヒャッハー!
急登楽しいなー♪楽しいなー♪
 
センエーチャーシューし放題!
おー!トラバースではないか!
いいよいいよー先生!
もっと来いバッチ来ぉーーい!
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_094630
中岳「変態だーー!」
中岳やだー変態が登ってくるぅー!」
 
約100mの急登を堪能して・・
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_100628
はい、帰ってきました中岳山頂♪
標高1791m、
九州本土で一番高い場所!
2回目の登頂です。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_100428
あと、ここから眺める御池と久住山が綺麗なのです。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_100633
みまたんですぅ♡
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_100643
坊がツルですぅ♡
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_100712
天狗ヶ城ですぅ♡
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_101839
中岳先生、登頂ヨシッ!
   (↑コイツなんか腹立つ)
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_101853
九州本土最高地点サイコー!
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_101732
こっち見んなw
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_101708
ひとしきりはしゃいで落ち着いた。
急登でテンションがアガっていたようだ。
 
予定ではここでカップ麺を食う予定だったが、
おにぎり食い過ぎて腹が減らない!
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_101740
これはちょっと休憩したら下りるか。
 
天狗ヶ城
中岳と天狗ヶ城は、山頂周辺が岩の急登!
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_102654
やっぱ敵本拠地のクライマックスは、盛り上がりますわー
天狗ヶ城は魔王城!
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_103957
急登楽しいからすぐに終わった。
くっ、短い。(>皿<;)
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_103411
HEYHEYHEY、天狗ヶ城さんよぉ
もっと急登くれよ!
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_103323
取り敢えず、10:30、天狗ヶ城
登頂ヨシッ!
2回目の登頂です。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_103806
天狗ヶ城から見下ろす御池
空を映していて、綺麗でした
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_103815
先程登った久住山。
おおう、南側のガスが晴れてやがります。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_103809
こちらは北東側、左白口岳、右が大船山
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_103929
御池、空池、久住山。良い眺めですぅ♡
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_104023
御池、空池。空池マジ不思議。
空池の下まで下りた人いないかなぁ?
どこから下りると良いのか、教えて欲しい。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_104037
さて、少し休んだら出発しますか。
あとは下り成分95%くらいの帰り道だ。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_104119
硫黄山。
まだ活発な火山活動が続いているので、登れません。
ガスマスクが要るw
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_104127
みまたん西峰、本峰、Ⅳ峰、南峰が見えます。
 
よし、タイムを稼ぐ為に、小走りに下りてやる。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_105153
ちょっとだけトレイルランニング開始w
この時点で走る余裕がある
随分山の筋肉がついたのではないかと。
私も山の民になったものだ。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_105201
天狗ヶ城を下り終わると分岐。
真っ直ぐ行くと、丘を無駄に登ることになる
久住分れへ向かうなら、
この分岐を右へ
巻き道があり、楽にショートカット出来るぞ。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_105619
行きで登った久住山へのガレ場。
巻き道を使えば、ほぼ平坦にあの道を歩かなくて済みます。
この道、使ってる人少ないのよね。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_110125
11:00、久住分かれの山小屋前広場到着。
疲れてないので、華麗にスルー。
トントンヒョイヒョイ岩の上を飛び跳ねながら進みます。
 
11:10、西千里ヶ浜に着いた。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_111035
おお~真っ直ぐで平坦な道。
登山では珍しい光景だ。
 
平坦で歩き易いのだが、私は逆にペースダウン
私は岩場の方が早いw
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_111044
岩があるとトレラン並み
岩がないと普通の登山者
変態だ・・
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_111658
星生山
山頂に向かう岩場ルート。
次回はあの岩山を経由して登りたい。
  
一気に歩いて、沓掛山手前くらいまで進んだ
行き掛けにも休憩したところで休む。

228-211(17-16)登山くじゅう連山910_113319
登って来た人に挨拶したら中国人だった。
外国人観光客、どこにでもいるな!
こんな時間から登り始めて大丈夫か?
と思ったが、まだ11:30だった・・
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_115923
11:59、沓掛山山頂に登頂
行き掛けはスルーしたので、改めて山頂に。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_115917
山頂からの眺め。
ま、所詮ここは連山への道中にあるピーク。
チョロい。
 
そして、ここからは舗装整備された登山道。
滑らないので、安全に下りられる。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_115938
眼下に牧の戸峠駐車場が見えました。
おーい、エイトたん!帰って来たどぉー!
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_121242
牧の戸の上の展望台で小休止。
坂道を下るので、足首に負担が掛かって痛い。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_121317
は~、靴を脱ぐと気持ちいいわー♡
 
牧の戸峠
帰ってきたー!
取り敢えずブルーベリーソフト食います。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_122350
あー美味いわー♡
さっぱりしてて、甘酸っぱさが染み込んでくるぅ!
 
隣の客と店員の会話が聞こえた。
客「この辺は雨が降ったんですか?」
   そう言えば、沓掛山以降の登山道は、濡れていたな。
店「凄い雨でしたよ。大丈夫でした?」
   え?凄い雨?
客「え?」
ゆ「え?」
   あ、この人も私と同じ反応
 
ゆ「山の上は晴れてましたよ?」
店「え?」
 
少しの場所の違いと標高の違いで、天気がまるっきり違ったようだ。
結局、私は終始好天に恵まれた山行でした。

ホンマに強力だな、私の太陽神の加護
 
温泉
「星生温泉 山恵の湯」に行きました。
228-211(17-16)登山くじゅう連山910_131901
露天風呂に入ってると雨が降り始めた。
雨が降って欲しくない時は降らず
降っても良い時には降る

 
それが私の太陽神の加護
     ( ̄∀ ̄)
裸で浴びる山の雨は冷たくて気持ちいい。
これも露天風呂の楽しみの一つだね♪
 
帰りがけ
激安八百屋「あおぞら市場」で、嫁の土産を購入
シャインマスカットが3房1000円
鬼安いw
 
シャインマスカットって種がないブランド名と思ってたけど、種無し処置をしてなかったら、普通に種あるんだねw(; ̄∀ ̄)
皮は食べられるので、先日のネヘレスコールと同様の食い方が効率よい。
 
山友
聞いてください!
私に!このボッチな私に!
遂に山友が出来ました!
 
いやー、YAMAPって山に登る為の機能だけじゃなく、
友達も作
れる機能があるみたいだぞ?
凄いなYAMAP!
 
ふ、ふふふ、ふははははは!
キャンプ友達は出来たし、山友も出来た!
もう私は脳内友達と喋る必要はないのだ!
 
私は新たなステージへと降り立った。
リア充の仲間入りである!

↑このページのトップヘ