ラヲキャン ~ ラーメンヲタクがキャンプ沼にズブズブハマるまで ~

NO LIQUOR, NO CAMP!キャンプ場は泊まれる居酒屋だと思っている

カテゴリ:【鹿児島県のキャンプ場】 > ★♡宮之浦岳 新高塚小屋

キャンプ歴4年目48泊目内ソロ45泊目@宮之浦岳 新高塚小屋
(2024/4月 通算259泊、内ソロ240泊目)
※この記事は、前、後編の二部構成の後編です。
 前編:宮之浦岳登山(トロッコ道編)
 後編:宮之浦岳登山(縄文杉&宿泊編)
 
※前編はこちらからどうぞですぅ!
歩け歩け!縄文杉へ!幻想の森を貫くトロッコ道を延々と(早く登りたい) 苔モフりまくりの宮之浦岳登山 ★前編
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_085726
~ここまでのあらすじを三行で~
早朝の荒川登山口から出発
延々と続くトロッコ道を苔モフリながら歩く
縄文杉ツアー客に追い抜かれてもモフる
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_065000
苔モフりツアーじゃねぇぞ!
 
トロッコ道の終点に到着したので、
ここから本格的な登山が始まります。
 
ウィルソン株
登りじゃー!(*>∀<)
登りじゃ登りじゃ登りじゃ!
ヒーハー!ヽ(>∀<)ノ
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_104952
しっかりした急登!手応えある傾斜角!
ぐんぐん標高が上がっていく確かな実感!
これだよ、コレ!
山はこれじゃなきゃ!щ(>∀<*щ)
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_105032
そして深き森の美しき景観!
至る所に巨木が織り成す芸術的なオブジェが配され、
澄んだ水のせせらぎと共に、木の根と岩の階段が続く、
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_104958
まさに古の森!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_105202
うーん♥
屋久島を歩いてますぅ♡

 
すると着きました、ウィルキンソン株!
じゃなくて、ウィルソン株」
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_111444
巨大な屋久杉の切り株です。
豊臣秀吉の命令で切ったらしいよ?
イギリスの学者ウィルソン博士が調査して、
世界に広まったのでウィルソン株とか呼ばれてる。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_111456
急登を登りきった先にあり、開けた場所になっている。
その為休憩ポイントになってお
り、多くの山の民がいた。
そんな中、場違いに元気な私
(急登になると元気になる変態)
 
大な切り株の中にテンション高く入っていく。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_111707
この切り株、中が空洞になっており、祠があります。
そして、天井は吹き抜けている。

この吹き抜けを、切り株内部の特定の場所から撮影すると、
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_111157
この通りハート
形になる!
ここでもない、そこでもないと、探して見付けた!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_111228
どうですか!
この見事なハートフルでフルハートな♡は!?

259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_111157
サムネ確定クラスのバエ写真ゲッチューですぅ!
さすがウィルキンソン!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_111450
よし、じゃあ先を急ぎましょう。
 
■屋久島の水
先に進むと、縄文杉ツアー客が次々と下りて来ていた。
お疲れ山ですぅ♪(* ̄ω ̄)
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_120820
縄文杉ツアー客の多くは登山初心者。
初心者でも危なくないように、登山道は
階段や通路がよく整備されている。
気が利いてますぅ♡
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_120931
23年前は、こんな木道無かったぞ。
その為、我々ガチの山の民としては、大変歩き易い。
木が効いてますぅ♡
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_123442
だが、そこは山です。
手摺の無い場所や、バランス崩すと崖に真っ逆さまな場所等あり、油断はできません。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_124725
途中にも携帯トイレブースがあり、こんな山中に本当に有難い事です。
すれ違いのガイドさんに聞くと、山中の自己処理が出来るトイレ以外の汲み取り式トイレは、ガイドさん達が溜まったうんまるこさん達を運んでいるそうだ。
あまりに多い時は、ヘリコプター等で運び出している。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_122858
もう、素直に頭が下がりますわ。
山岳協力金、もっと取って良いよ!
感謝と敬意を進呈します。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_112030
また、至る所に水場があり、湧水が出てる。
それを掬って飲んでるので、喉は渇きません♪
 
ミードさんはダイレクトに飲んでたw
野生か!w
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_120931
綺麗な沢に出たのでまた休憩w
靴を脱いで足を浸してみたら、
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_121834
ヒィ~!
キンキンに冷えてやがる!
TSUMETEEEEE!
 
ヤバい冷たさw(*>∀<)
長く浸けて居られないレベル
お陰でかなりクールダウン出来た♪
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_125914
そんなことやってたので、周囲に人が全然居なくなったw
もう皆さん帰路に着いた模様。
 
屋久杉パラダイス
「大王杉」
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_123858
大迫力のデカさ!
ウッドデッキが整備され、見易いです。
かなり近くで見れるので、私は大王杉大好き♡
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_124056
大王様!私が来ましたよ!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_124059
大王様?
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_124104
大王様ぁぁ!
現場猫ポーズが、大王様のあまりの大きさに、
JOJO立ちみたいになったw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_124602
大王様尊い♡♥
 
「夫婦杉」
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_125018
途中の枝なのか幹なのか、二本の巨木が繋がって
常時手を繋いでる仲睦まじい屋久杉でした

尊い♡♥
そしてデカいw
 
つうか、この周辺に生えてる木々は、どれもデカイ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_125032
極太ヒメシャラや名も分からぬ木、
全てのスケールがバグってます
わw
 
「子宝杉」
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_130452
幹の下腹部辺りにある、このコブ。
これが胎児のように見える為、子宝恵まれる縁起物の杉。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_130434
巨人が生まれて来そうなんだけどw
 
「縄文杉」
そして、少し歩けば到着です。
有名な屋久杉、THE 屋久杉
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_134104
縄ぉぉぉ文杉!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_133640
ツアー客が居たら、周辺はごった返してるだろうが、
この時間、我々以
外誰も居ない!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_133708
憧れの縄文杉を
クールに二人占めですぅ!

   ヽ(>∀<)ノ
ところが、根の保護の為に近寄れなくなってるので、
迫力としては
大王杉の方があるのよねw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_134225
ここに来て、微妙な消化不良をブッ込んできたw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_134613
とにかく、お約束は入れておきましょう。
縄文杉健在ヨシッ!
 
で、誰も居ないので、デッキで休憩。

人が多い時は、デッキで寛ぐなど出来ない
山小屋泊だと、こんな特別感も味わえる。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_134155
休んでると三人組が下りてきた。
高塚小屋に泊まる山の民だ。
「水場が縄文杉の手前にあるって知らなくて、汲みに行く」と言ってた。
高塚小屋に泊まれば、縄文杉見放題ですね!
 
さて、ここから先は、私も未踏の地。
宮之浦岳を目指す山の民だけが歩むことを許された聖域(サンクチュアリ)である。
いよいよ、宮之浦岳への本当の登山が始まる!
 
高塚小屋
縄文杉から少し歩くと、山小屋があります。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_140317
この森に囲まれた、最高の景観の中にある山小屋が「高塚小屋」である。
三階建ての小屋で、テン場もある。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_140329
こちらはテント場。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_140356
森の中に点々と平地があるので、そこに設営する。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_140442
トイレもある
水場に水を汲みに来た三人組は、ここに泊まる模様。
ええなぁココ♡♥
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_140606
だが我々はもっと先の「新高塚小屋」が目的地。
高塚小屋から、新高塚小屋までは、まだ1時間以上かかります。
ここで立ち止まってはいけない。
 
聖域の屋久杉達
縄文杉を越えると、その先はツアーとは無縁の地
その為、道は普通に登山道らしくなった。
 
だが、道迷いするような場所はなく、分かり易い。
所々階段もあったりと、快適
に歩ける。
 
そして、名も無き屋久杉の巨木達が、我々を迎えてくれた。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_142943
名前が無いだけで、その樹容は見る者を圧倒する巨躯を誇る
これまで見てきた「三代杉」や「
大王杉」等の
ネームド杉に劣りません!
しかも、ネームド杉は近寄れないが、
ここの屋久杉は真下まで行けるぞ!
 
ツアールートだけが宮之浦岳じゃない事を教えてくれた。

259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_142138
しばらく歩くと雲の上に出ている事を知った。
標高が1500mに近いのだろう。
よしよし、着実に進んでる。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_150114
色々な木を見た。
 
三種類の樹木が合わさったキメラ屋久杉
有り得ない巨木のカエデ
美肌過ぎるヒメシャラ
千手観音みたいなダイヤモンド屋久杉
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_144437
登山者でなければ見れない、宮之浦岳の真の姿。
嗚呼、やっぱり登って良かった。
晴れて良かった。そう思えた。
 
新高塚小屋
山小屋手前に水場があった
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_154358
後で来るのは面倒なので、先に汲んで行く。
水場が豊富なのは、マジ有難いです♪
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_155411
っしゃ、着いたー!
本日の宿泊先「新高塚小屋」です!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_161629
全面フローリング、ロフト付きの40名くらい収容可能な小屋です。
汲み取り式のトイレもある。(紙無し、携帯トイレ不要)
携帯トイレブースもあるので、満タン時はそちらへ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_161606
テント場もあって、水場も近い。
宮之浦岳へのベースキャンプとし
て最適な山小屋だ。
また、
九州で最も高い場所にあるキャンプ場でもある。

259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_155450
最盛期なので、泊まれるか心配だったが、問題無し。
雨予報が効いたのか、まだ収容数に余裕があった。
 
取り敢えず寝床の確保。
2Fに陣取り、マットとシュラフを敷いて準備完了。
 
私はシュワシュワを冷やしに水場へ行く。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_163335
ついでにウェアを洗濯し、汗をかいた身体を拭いてきた。
ん゛ぃぃー!
 
サッパリしてから夕食の準備だ。
小屋内の山の民は、既に就寝してる人も多い。
早っっ!
とてもガチャガチ
ャ料理したり、お喋り出来る雰囲気ではなかった。
 
そこで外のベンチで作ることに。
座って、カフェトランクを取り出した。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_184355
やはりここでも注目の的w
こんな場所まで、あんな拘りのキャンプ道具持ってくるアフォは、
そうそう居ないものである。
 
取り敢えずは料理しながらスコッチを飲み始めた。
あーやだ、何コレうめー♡
染みてきやがるですぅ♡

 
標高差1400m以上、距離10km以上、
17kgのザックを
背負い歩いたのだ。
そりゃ五臓六腑への浸透圧が違いますわーw
 
ミードさんから提供頂いた鯖の燻製をツマミに、今度は焼酎をクピクピ
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_170456
おっふ♡
生を実感しますぅ♡
 
私がストレートでガンガン飲むので、ミードさんが呆れていた。
ミ「喉が焼けちゃうから無理」
ゆ「ボクはもう焼ける感覚無くなりましたわw」
 
夕食「なんちゃってカツサンド」
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_173958
私が「カツサンド作ります」と宣言すると、ミードさんが驚いてい
た。
「え?揚げるの?油持ってきたの?」
と困惑の表情。

ふふふ、私の揚げ物に油は不要なのです。
      ( ̄ω ̄)

山の上で作ることに特化した私の48の必殺料理
「なんちゃってトンカツ」
171-156(13-13)くじゅう花公園花と星820_171517
コイツの派生進化ならば、
山メシにカツサンドを食べる事
も出来るのです。
 
※「なんちゃってトンカツ」の詳細なレシピは、
 下記記事を参照下さい。

 
【今回のカツサンド二枚分のレシピ】
①軽量アルミフライパンをバーナーにかけて熱する
②10枚切りの食パン4枚を両面焼く
③パンを取り置いて、パン粉を二握りフライパンへ
   その上にマヨネーズをブチューッと出す
   パン粉10に対してマヨネーズ1~2で良い
④パン粉とマヨネーズを混ぜながら加熱
 きつね色になるまで炒る

 最初はダマになってたパン粉がバラけて来ます
171-156(13-13)くじゅう花公園花と星820_153221
⑤焼いたパン2枚の上に、④のパン粉半分を敷く
   半分は取り置きます
⑥ロースハムを焼く
⑦焼いたロースハムを⑤の上に置いて、
 残りの取り置いたパン粉を
被せる
245-227(34-32)法華院温泉山荘103_161104
⑧とんかつソースを満遍なくかける
   マヨネーズやケチャップ、ほりにし等でアレンジ
⑨パンで挟み、カットして食べる
 
はい、これで殆どカツサンド!
 
※「なんちゃってカツサンド」の別レシピは、
 下記記事を参照下さい。

 
んで味見で、ミードさんへお裾分け。
・・と、
いつの間にか増えたギャラリーの女性山の民2名にも
お裾分けw
 
どうやったら山の上でカツサンドが出来るのか、不思議だった模様で、ギャラリー化してたのだw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_173958
「うわっ、美味しい!」
「思った以上にカツサンドだ!」
「これ、カツサンドですね!」

凄い反響を得たw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_174127
そして、ここまで我慢したシュワシュワも開放!
 
まずはカツサンドを
私も食う。
  
パクッ

 
ん゛っっうんめぇー!
   (*>ω<)
サクサク香ばしい衣に、肉の旨味!
それらをソースとマヨネーズが纏めて、
渾然一体とな
り押し寄せる!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_174116
あーも―ボカァもう!
早く!早くおビア様を流し込みたい!

プシュっ!

キャンパー―イ♪
 
グビグビグビグビ・・
 
あっふぁーー!(*>∀<)
マ過ぎるわー!

259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_174127
トンカツを洗い流す、シュワシュワの爽快感!
IPAの豊かなホップの香り!
この刺激が堪りません!

    (*>∀<)
この瞬間の為に、重いと知りながらも持ち運んできたのだ!

ご褒美あっての苦労!(`・ω・´)
これが味わえるなら、いくらでも持ち運ぶさ!
 
カツサンド1.5枚を食えばお腹一杯です。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_184750
〆にドリップ珈琲を淹れて、これもミードさんへ振る舞う。
山の上で、本格的なドリップ珈琲が飲めるのも、カフェトランクを持ち込んでるお陰だ。
やはり山メシが美味ければ、疲れなど吹き飛ぶものだ。
 
鹿
「あ、鹿だ。」
珈琲飲んで寛いでいたら、山小屋のすぐ横に鹿が来た。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_184242
ミードさんは大興奮!
野生動物が自ら人間に近付いてくるのだ。
そりゃ驚くよね。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_183958
トイレに行くと、その鹿がテント場の横まで来てた。
凄い光景である。
とんでもないな宮之浦岳。
 
就寝
気温は14℃・・・涼しい♡
(この気温を涼しいと言うのはお前だけだ)
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_184355
10℃以下に冷え込む可能性もあったので、念の為に防寒具は持ってきた。
・断熱用エアマット
1500円の激安3シーズンシュラフ
ワークマンのモコモコ
ネックウォーマー
インナーブーツ
カイロ
以上を用いて、就寝しようと思っていた。
 
しかし、ワークマンのモコモコを着たらぬくぬくで、
ペラペラ激安シュラフとモコモコだけで十分だった。
体感温度ロシア人か!
 
んで、
寝に入ったら即落ちるのが私である。
気付いたら寝てたw
(同行者には私のイビキ対策に耳栓推奨)
おやぁ・・・zzz
 
 
※宮之浦岳登山2日目「淀川小屋」に続きます。
 
※次回はこちらからどうぞですぅ!
ここは日本庭園?猿の楽園?野生化しながらキャニオリングの果てに辿り着いた宮之浦岳! ★前編

キャンプ歴4年目48泊目内ソロ45泊目@宮之浦岳 新高塚小屋
(2024/4月 通算259泊、内ソロ240泊目)
※この記事は、前、後編の二部構成の前編です。
 前編:宮之浦岳登山(トロッコ道編)
 後編:宮之浦岳登山(縄文杉&宿泊編)
 
今回の旅路
GWに鹿児島へラーメン&登山のキャンプ旅へ
1日目:指宿レイクグリーンキャンプ場

絶景の湖畔サイトで極上のチルタイムを過ごす。
 
2日目:指宿レイクグリーンキャンプ場2泊目

開聞岳に登山し、マンゴー&ウナギパフェに癒された!
 
3日目:オーシャンビューキャンプ場

屋久島入りで島内観光後、前夜祭の居酒屋最高!
 
経緯
九州で一番高い山「宮之浦岳」
それが九州本土ではなく、屋久島にあります。
258-239(47-44)オーシャンビュー429_115249
九州本土では、くじゅう連山の「中岳」が最も高い。
170-155(12-12)坊がツルキャンプ場②812_083731
その標高は
1791m。
だが、宮之浦岳は離島にあるにも関わらず、
1936m!
1
45mも輪をかけて高い。
258-239(47-44)オーシャンビュー
マジッスかw
 
しかも、日本の島にある山でもダントツに高い
2位は北海道の利
尻山(利尻富士)1721m
2位よりも200m以上高い。
257-238(46-43)指宿レイクグリーン②428_160357
パネェッスね

「洋上のアルプス」と呼ばれる所以だ。
南の島なのに、山の上は雪が降る。
170-155(12-12)坊がツルキャンプ場②812_104240
そんなヤベぇ山なんよw
 
日本百名山でもあり、世界遺産。
全国の山の民憧れの山!
九州に住んでる山の民なら、一度は登りたい山。
258-239(47-44)オーシャンビュー429_134414
私、登ります!(`・ω・´)
 
しかし、事前の天気予報では全日程雨
と出ていた。
流石は日本一雨が多い地域だ。
最悪撤退も視野に入れて挑む事になる。
258-239(47-44)オーシャンビュー429_153339
だが、私には「太陽神の加護」がある
屋根のある場所に居る時だけ雨が降り、

外に居ると止むor晴れるという、
チート級パッシブスキル持ち!
  
これは、同行の
ミードさんも最早周知の事実。
であるからして、二人で前夜祭として宴を開き、
太陽神へ屋久島の幸を奉納し、当日を待つのであった。
258-239(47-44)オーシャンビュー429_180007
コラッ!
単に居酒屋で呑んでただけなんて言うな!

太陽神ひなもり5
頼んますね、太陽神様(※ツンデレ女神)
 

出陣
深夜3:30
同行の山の民ミードさんを迎えに行く。

我がエイトたんに乗り、登山バスの発着点へ。
「屋久杉自然館」へ急い
だ。

途中でお弁当を購入し、駐車場4:15到着。
おお、既に多くの山の民が集まっておる。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_044829
いや、良く見たら軽装の人が多い。
どうやら多くは縄文杉を見るツアー客のようだ。
貴様ら山の民ではないな!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_043235R
こんな朝早くからご苦労な事である!
  (オマエモナー)
 
チケットは、事前に観光センターで購入済み。
その為、現地ではチケットと座席券を交換するだけ。
5:10発のバスは満席なので、次発5:20のバスに乗れた。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_043036
ミードさんが予約してくれてた、お弁当を食べながら出発待ち。
屋久杉自然館の近くにある店で、朝4時にも関わらず受取り可能。
ありがてぇ!(*>∀<)
トイレ等を済ませてバスに乗り込んだ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_050149R
行ってくるねエイトたん!
 
荒川登山口
しばらく揺られて荒川登山口へ到着。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_054310R
既に第1便の人々が大勢いた。
ここにもトイレがあるので、済ませておくと良い。
 
【今回のルート】
1日目:荒川登山口→トロッコ道→縄文杉→新高塚小屋
2日目:宮之浦岳→淀川小屋
3日目:淀川登山口→紀元杉バス停
 
宿泊装備を詰めてるので、恐らく17kg以上あるだろうザックを背負い、
いざ本日の目的地「新高塚小屋」へ!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_054336
YAMAP活動ON!
っしゃ行きまっせミードさん!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_054618
最初はトロッコ列車のレールが敷かれた道、
通称トロッコ道を延々と8.6kmも
歩くよ
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_055044
尚、
本日登らないといけない総標高は1300m超
トロッコ道は緩やかな登りで、ほぼ平坦。
8.6kmも歩く割には、トロッコ道だけでは3
00mしか標高が稼げない。
つまり、後半戦で1000m以上一気に登る。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_054656
後に残すの止めてくれないかな!?
無駄に歩かせて、ジワジワ脚を削らないで!
早く!早く登らせてくれ!
     (´Д`;)
 
そんな願いも空しく屋久島の森に溶けるのみ。
トロッコ道は無駄に長い!

259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_055920
23年前は、レールの間に木道など無かった。
その為、レールの枕木を足場にして歩いて行った。
これが、歩幅と合わないと
歩き難かった。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_060126
だが、木道のお陰で、かなり歩き易くなっていた。

気が利いてますぅ!
    ヽ(´∀`)ノ
協力金2000円(日帰りの場合は1000円)を払った甲斐がある!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_061614
無駄に長いが、このトロッコ道からの景色も見応えは十分。
最初に橋を渡り、トンネルを抜けて、
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_063740
美しい森や澄んだ水の沢を眺
めながら
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_062156
花を愛で、苔をモフり、新緑に癒され、
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_061652
散歩するように歩けるので、暇はしない。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_061628
だが、こうした手摺のない橋もあるので、油断は禁物だ。
高所やバランスに自信の無い人は、早々に突破してしまいましょう。
あと、橋の上で写真を撮る時は、スマホ落とさない様に注意。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_061706
また、駄弁ったり、写真撮ったりしながら、ゆっくり歩く我々は、
ペースが遅いw(ノ∀`)
 
小さな子連れの母子と同ペースと言えば、
推して量れる事だろう。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_063747
そんな我々を軽装な縄
文杉ツアー客の集団が追い抜いていく。
彼等は、帰りのバスに間に合うように、来た道を戻って来ないといけないので、先を急ぐのだ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_064028
そんな事情とは無縁の我々は、ゆったりしたものである。
気持ち良さそうな苔を見付けてはモフリ、
苔をモフり、
苔をモフり、
苔をモフり、モフり、モフり・・
苔をモフモフモフモフ、モフりまくり・・
 
どんだけモフんねん!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_060959
追い付かれたら道を譲り、綺麗な景色を楽しんだ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_064036
とにかく渓流が綺麗♡
 
あと、苔が気持ちいい♡
(苔にとってはキモい)
 
小杉谷集落跡
過去、集落があった場所に着いた。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_064714

屋久杉の伐採を生業にしてた人々が住んでいたそうだ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_064809
今はもう森の一部と化している。
 
学校跡の校門が残っていた。
校門は苔むして、誰が置いたのか、首の無い人形が鎮座し
ていた。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_065000
割りとホラーw
 
集落後になると、屋久杉が姿を現し始める。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_072958
なかなか巨大な切り株が軌道横で眠っていたり
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_072357
名も無き屋久杉が点在しています
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_072404
いや、コイツも十分デカいよ・・。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_070842
フワフワした苔をモフりながら歩いていると、
軒並みのツアー客から追い抜かれるw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_071012
その後、ツアー客の団体とは間が空いて、静かな旅路が続いた。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_074721
歩いていると見掛ける淡いピンクのツツジ系の花。
「綺麗だねー♡」と二人で言ってたら、
通りすがりのツアーガイドさんが、
クラツツジですね。」と教えてくれた。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_074750
サクラツツジさんかー(* ̄ω ̄)
新緑の背景に、白さが際立ってとても綺麗なのだ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_085726
その後も見掛ける度に愛でたw
サクラツツジ尊し!
 
楠川分かれ
トロッコ道の中間地点、楠川分かれに到着。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_074132
楠川分かれ到着ヨシッ!
っしゃやっと半分じゃー!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_074104
こっち見んなw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_073901
荷物が重いので、ちょくちょく休憩を挟むようにしている。
 
三代杉
楠川分れから少し行くと「三代杉」という屋久杉に出会える。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_080411
一代目の杉の株に、二代目が生えて、
二代目も折れて、その上に三代目が生えてる
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_080428
という気の遠くなるような年月を経て、今の姿となっていた。
 
その先にトイレと水場があり、また休憩。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_075700
顔を洗うと、ものっそい気持ちが良い♪
     ヽ(´∀`)ノ
 
セクシーな格好した外国人のネーちゃんがいた。
お前、その格好で登ってきたんか?
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_075426
トイレは紙こそ無いが、普通に出せるボットン。
(携帯トイレ専用
ではない)
持ち帰る必要がないのは有難い事だ。
 
癒し
その後、ショートカットルートで一部急登を登る。
マトモな登りでテンショ
ン上がる。
ヒャッハー!登りだ登りだぁー!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_081751
しかし、すぐに終わって消沈・・(;´-ω-`)チーン
癒しの急登はまだ先だ。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_085715
三代杉を越えると山深くなり、ウネウネ道となった。
ウネウネ歩いて、休憩してたら・・
 
ガサッ
 
ん?なんだ?
 
背後で音がしたので振り返ると
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_083636
「あ、ヘビさんだ!」
なんという事でしょう!
ヘビが崖の上から降って来ました!
 
不意を突かれた(ゆωゆ)探険隊の命運は!?
果たして蛇の急襲を無事に乗り切れるのか!?

 
同行のミードさん、怖がるかと思いきや、嬉々として見に行ってた
あ、得意な方なのねw
私は爬虫類大好きなので、勿論見に行く。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_083636
大人しそうな顔をしており、
まん丸つぶらなお目目がラブリー♡

警戒や威嚇はしてないので、枝で持ち上げて、崖の上に放してあげた。
 
はぁ~癒された~♨
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_091057
こっち見んなw
 
また、至る所に生えてる苔も癒し系
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_070842
モフモフ

フワフワ
サラサラ
ピコピコ
ポンポン
見掛けると触りたくなる。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_080954
触り心地が、ものっそい良いのです!
思わず撫でたくなる!
 
やわらかそうな物を見ると、触りたくなる気持ち、
分かりますよね!?
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_091014
こっち見ろよ!
 
仁王杉
ひえー!デカイ屋久杉!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_091824
「仁王杉」である。
極太の幹が、真っ直ぐ天に向かって伸びている。
その威風堂々たる立ち姿は、まさに仁王!
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_064809
屋久杉は幹ばかり大きくて、枝葉が大きさの割には少ない。
高級な盆栽みたいな姿をしている。
または、バオバブの木。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_091854
だから成長も遅いんだろうね。
1年に1mm程度しか伸びないそうなので、
これくらいデカいと数千年掛かるそうだ。

数千年生きるとか、エルフみたいだな。
相当な魔力を貯め込んでいる事だろう。
葬送のフリーレン!?
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_094504
で、この仁王杉まで来たら、トロッコ道の終わりも近い。
 
トロッコの終点(大株歩道入口)
やっと終わった!(´Д`;)
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_094530R
んで、ここで中休憩。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_094523
水場もトイレもあるので、ブランチにします。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_094957
重いのにわざわざ持ってきた、カフェトランクを取り出す。
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_100050
これ、広げると周囲の注目を浴びます。
ムフフ~♪キャンパー冥利に尽きますわー
 
重くて嵩張るように見えますが、小物や食材等を納められるので、
ザックがスッキリします。
隙間無く詰めれば、無駄もありません。
テーブルにもなるし、ランタンスタンドにもなる
意外に使え
るので持ってきちゃったw
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_100931
ラーメンに乾燥野菜入れて、野菜ラーメン。
この袋麺初めて買ったけど・・ニンニク強いな。
これ絶対ウマいとは言い難いヤツ
でもまぁ、
259-240(48-45)宮之浦岳新高塚小屋430_100942
ウマウーマ♡
 
そしてここから大株歩道。
本格的な登山道に入ります。
 
やっと登れる!(*>∀<)
 
 
※後編につづく
 
※次回後編はこちらからどうぞですぅ!
宮之浦岳が真の姿を現した!♡過ぎる伐り株と縄文杉&思った以上のカツサンドに驚きたまゑ!新高塚小屋 ★後編

↑このページのトップヘ